新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

ローグプラネット第2弾!

本日の講演も、大成功に終わりました☆
今日はお天気も良く、会場に向かう道すがら、並木の桜がもう咲いてましたよ!
春近し。

さて、昨日に引き続き、『ローグプラネット』ネタ、第2弾、いきましょうかね〜。
なんせもう、私の本、付箋がこれでもかとばかりに貼ってあるのよ。(笑)
それくらい、アナオビ描写が盛りだくさんってことですね。

育児ノイローゼになりかかってる若オビの苦労を忍ばせる箇所を幾つか抜粋してみると――
たとえば、危険な下層社会のレースに勝手にエントリーしたアナキンを心配して、若オビは自らも初めてのそのレースに後先考えずに参加してしまいます。
で、暗殺者に殺されそうになって生還を諦めかけていたアナキンの視界に、まるで天使の様に舞い降りて救出に来る若オビ!

アナキンはそのとき、ブラッド・カーヴァーの上から飛行してくるオビ=ワンの姿を目にとめ、希望と喜びの奔流に呑み込まれた。

アナキンにとってオビは、希望と喜びの奔流なんだよ!! 激萌え!!
でも、そんなオビは、勝手に自分の手元を離れたアナキンに、こんなことを考えているのでした。

オビ=ワン・ケノービは、クワイ=ガン・ジンと同様、訓練にさいして罰を与えない主義だった。(中略)だが、今度という今度は話が別だ。恥ずべきことだとは思いつつも、オビ=ワンはいま、心の奥底で、アナキン・スカイウォーカーに厳しい叱責の言葉ときつい試練を与えることを想像していた。罰として山の様な雑用を命じてやる――たとえその目的が、パダワンの精神的な成長を促すことだけではないとしても。
わははは!! キレてます、オビ!!
堪忍袋の緒が切れそうな若オビ、超萌え☆
もともと短気なオビが、必死にアナキンへの忍耐を見出そうと苦労する様子が、本当にみごとに描かれています、この小説。
何度注意しても効果がないアニーに、がっかりするオビ・・・がんばれ!

そして、そんなアナキンの自由奔放さを助長したのは、ナブーで彼にポッドレース出場を許可したクワイ=ガンだと、若オビは育児ノイローゼのあまり、今は亡きクワイ=ガンにまで恨めしさを吐露する始末。(笑)
さぞかし霊体となったクワイ=ガンは、オビの傍で申し訳なく思っていることでしょう。

そして、自分よりもフォースとの絆が強く、クワイ=ガンの霊体の声をもキャッチしてしまうアナキンに、若オビはイライラしてヒステリー寸前にまで追いつめられます。

一瞬、オビ=ワンはこの罰当たりな口をきく少年の顔を殴りつけてやりたくなった。そんなことをすれば、マスターと弟子の関係には終止符が打たれるだろう。それが望みだった。こんな責任はもう願い下げだ。もっと正直に言えば、こんな敏感な相手、心のいちばん奥深くにあるものに反応して明るくこだまを返してくる相手の近くにいるのは願い下げだった。(中略)
アナキンはマスターをじっと見つめている。「クワイ=ガンの声が聞こえる?」
オビ=ワンは首を振った。「クワイ=ガンじゃない」とぎこちなく答える。
「ううん、クワイ=ガンだよ」
「マスターは、死から甦りはしない」
「たしかなの?」
オビ=ワンは南の方に顔を向け、割れ目の暗い入り口を見つめた。

この箇所、オビの心情が泣けるほど哀しい。
若オビは、まだ実はクワイ=ガンの突然の死から立ち直っていないことがよくわかる箇所です。だからこそ、その傷を、アナキンの無邪気だけど無遠慮な突っ込みで触れられたくなかったんだね。
しかも、若オビはまだフォースと自分を信じられていない、それもこれも、やっぱり目の前のクワイ=ガンの死にショックを受けてしまっていて、フォースの加護に不信感をいだいてしまったがため。
そんな彼にもかかわらず、幼いアニーはいとも簡単に、オビには受容できないクワイ=ガンの霊体の気配と交信している。それが若オビには、身を切られるほど辛いんだよね。

でも、そんな煩悶する若オビを、アナキンはアナキンなりに、深く愛し、行動に出ます〜♪
シード・パートナーという生命体の記憶とシンクロしてしまい、瞬間的に虚脱状態になり無防備になってしまった若オビを、アナキンは12歳の身でけなげにも守ろうとします。


キャラポッドを降りてやってきた男が、ふたりの前に立った。男の日焼けした顔はくしゃくしゃで、皮膚が分厚く、しわだらけに見えた。目は、炎に焼かれている様な、赤みがかったハシバミ色。
「お客か?」ゾナマ・セコードで聞いた中でも一番訛りのきつい銀河標準語で、男はたずねた。
「うん」アナキンは前に進み出ると、オビ=ワンを守ろうとするようにあごの先を突き出した。

萌ええええええ!!

じゃっかん12歳にして、無防備になってしまった若オビを、あやしげな男から守ろうとするアナキン、男前です!!
無防備になった若オビは、さぞかし色っぽくて、幼いアニーの目から見ても「これはヤバイ!」と思わせたのでしょうねvv
そして、若オビを守りきった後も、

アナキンはもう一度オビ=ワンに目をやった。マスターは自分をとりもどしたらしく、顔つきはしっかりしている。

と、ちゃんとオビの状態を確認してるんですねえ〜♪
いやあ、もう、最大限に萌える!!
でもって、自分の不注意でオビが怪我を負って自分とはぐれてしまった時も、アナキンはマスターを心から心配するわけです〜。

もう一度心をのばして周囲をさぐり、それから安堵の息を押し殺した。オビ=ワンを感じる――怪我はしているが、まだ生きている。マスターのいない宇宙など想像できなかった。

マスターのいない宇宙など想像できなかった。

素晴らしい!! アナオビ万歳!! アナオビ万歳!!
この文章は、アナオビ・ファンの間では、もう超有名ですよね! 有名を通り越して、金言・名言となっている。(笑)

もうともかく、ね、このままだと『ローグプラネット』全冊引用してしまいそうな勢いなので、著作権にかかわるといけないから、このへんで止めときましょう。(笑)
いやはや、私の拙い感想など余計なくらい、この小説そのものが、ファンストーリーそのものですわ〜。

ということで、唐突ですが、今日はこのへんで。
萌えすぎて、おなか減った〜。(笑)