新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

映画ノート & 『最後のジェダイ』感想・続きの続き、ルクオビ展開だったのでは!?

昨日は、新しいプレーヤーの試運転とかいってDVDの観すぎか、一日ひどい頭痛に見舞われて仕事がはかどりませんでした。。。今日は治まったので、やれ良かった♪

頭痛の合間にせっせと作成してた映画ノートをお披露目☆ 溜めてしまうとヤバイので、こういうのはさっさと作らないとネ。

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まずは、『オリエント急行殺人事件』のログ。作品への評価は低いけれど、ページはなかなかゴージャスにまとめられたのではないかと思います。例によって自画自賛で、申し訳ないvv コメントにも書いてありますが、この映画の冒頭、『ポワロのクリスマス』を念頭においたかのようなシーンがあったのは、マニア向けの演出でなかなか良かった。この小説の犯人サグデン警部は、クリスティーの全作品の中でも一、二を争う美男子なんですよ!(ネタバレすみません)

お次は、SW・EP8『最後のジェダイ』のページ。

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わはははは! いかに私がルークしか観ていないかが丸わかりですね!

ちょっと白っぽくなっちゃって、あんまり上手くデコれなかった気もするが、まあいいや。熱意は伝わる。(笑)

でもって、『最後のジェダイ』の感想の続きの続きなんですけど(しつこい)、巷で「今作は『クローンウォーズ』の世界に似ている」という評があって、私はそれに賛同を示す者です。たしかに、そうだ。どこが似ているかというと、戦略的な攻防戦が描かれているところ。たとえばホルド提督のくだりは、クローンウォーズが見事に描いていた戦略性のある宇宙戦争の面影を見出せそう。

反戦映画ではなく、娯楽としての戦争映画の醍醐味のツボは、戦略によっていかに相手を欺き、または罠を見破るか、その駆け引きの様相を楽しむところにあると私は思っているんです。だから、SWのスピンオフ小説(コミックじゃないよ)や3Gアニメ版『クローンウォーズ』には高い評価を与えています。なんせ、児童文学としてのJAシリーズやJQシリーズにさえ、政治と戦略の攻防がきちんと書かれているんだから!

旧三部作に比べて新三部作の新鮮さと面白さをどこに見出すかといえば、パル爺を筆頭とした陰謀と戦略のめくるめく駆け引きのドラマにあると思うのよ~。んで、今作『最後のジェダイ』は前作になかったその戦略性のツボが甦っていると考えるわけ。

この観点で、特に私が感動したのは、ルークの戦い方!! 何度も言うけれど、カイロ・レンと対決するルークが、未だかつてないほどかっこよかったのは、あの生霊の技(なんて呼ぶのかわからんから、そう呼んでおく。笑)が、たんなるチャンバラではなく、戦略性を持っていたからだよ!

つまり、到底至りつけないであろう現場へ急行し、無事にレジスタンスを逃がすためには、フォースによる生霊を使役してカイロ・レンを騙し、ファースト・オーダーを足止めする必要があったわけです。一騎打ちという、いかにもジェダイがやりそうな正々堂々たる対峙をしているかに見せかけて、実は・・・・といった狡猾さ、これは明らかに、

ルークがまぎれもなくオビ=ワンの弟子であることを伝えて余りある展開!!

宇宙一の交渉人、狡猾なネゴシエーター、トリッキーな戦略家として知られた、クローン・ウォーズの英雄オビ=ワン・ケノービ将軍。彼の衣鉢を継ぐ者として、ルークがオビの賢さを継承していることに他ならないと私は解釈したのですが、どおおおおおですか奥さん!!?←叫ぶなよ。(笑)

以前から何度も言ってることですが、あのぶっちぎりに頭の良かったパルパティーン最高議長が、唯一打ちのめせなかった相手、ただ一人パルパティーンの罠から希望を奪い取ったジェダイ、それがオビ=ワン・ケノービでした。

シス卿が闘った真実の相手は、オビ=ワンというライトフォースの申し子ただ一人だった!

オビを倒しきることができなかったばかりに、ダース・ベイダーの心にはアナキンが残り、ルークとレイアという希望の星が生き残ることになったのですからね。

なんてことを、つくづく、しみじみ思い起こさせる、『最後のジェダイ』でありました。クローンウォーズやSWスピンオフ小説を戦略性の観点で楽しめる層には、ウケがいい映画なのかもしれませんな。