新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

オビ=ワン洋書の破壊力!

昨日は、予告通り、雛祭りディナーをしながら『メイズ・ランナー』を観てました☆

奥のグラスは梅酒のお湯割りが入ってたんだけど、写真撮る前にあらかた飲んじゃった/// この梅酒は自家製のものです〜。梅酒はおうちで簡単に作れるからいいね。
三色団子(胡麻あん、味噌あん、こしあん)と桜餅(関西風)。桜餅って、関東風と関西風で違うんだよね。道明寺粉を使うのが関西風。
そういえば、みたらし団子も関東と関西で違うよね。関東は焼いてない白玉団子に甘いタレをたっぷりかけて食べる。関西は団子を香ばしく焼いて醤油風味のタレをさっとかけるだけ。私の味覚は完全に関東寄りですが、みたらし団子だけは関西風に軍配を上げるね。

で、『メイズ・ランナー』。
かなりハードルを下げて鑑賞したにもかかわらず、これはあんまり面白くないね、うん。(笑) 『十五少年漂流記』をSF版にしただけで、新鮮みは何もありませぬ〜。
肝心のトーマス君は、美しかったけれど、けれど・・・、

びっくりするくらい何の役にも立ってません!(><)
主人公の少年のよき理解者・・・というポジションにしても中途半端だし。ただ殺伐としたサバイバル生活の中での皆のアイドルなのかなって感じ?vv
期待してたほど、オビっぽさはあまりなく残念。オビ=ワンは、ドジっ子ではあるけれど、トリッキーで知られるほど優秀な将軍だからさ〜。

ほいでもって、映画でのそんながっかり感はやっぱり小説で癒さなくちゃ、ということで、例の『WILD SPACE』ですよ奥さん♪
昨日、第四章まで読み終わった。だんだんこの作者の文章のクセが見えてきたので、かなり読むスピードが早くなってきましたぞ。
んでね、第三章の終わりが、先日ご紹介したような滝の涙モンでどうしようかと恐怖してたんですけど、第四章は少し時間が飛んで、アナキンがナイトに昇格してるのね。で、この時点で、もうアナオビは仲直りしてます。その回想の中の仲直りシーンが、すっごいアナオビなのよね! アソーカのライトセーバーの訓練をアナキンが四苦八苦してやってる最中、オビ=ワンが様子を見に来て、それに気づいたアナキンがアソーカには自主トレを命じて、自分はすぐさまオビ=ワンの傍にいそいそ寄ってくのが、もうね/// でもって、アソーカを二階のフロアから見下ろしながら、アナオビが会話するんですけど、以下、ざっと翻訳しますね。↓

練習用のライトセーバーのスイッチを切ってベルトに押し込むと、アナキンは、監視パルコニーに立ってアソーカが深い瞑想に沈む様子を見守っている元マスターの傍へと、上がっていった。
「彼女は前途有望だな、アナキン」オビ=ワンはちらっとアナキンを見やっていった。「小さな断片に過ぎないようなものが、しばしば一番良い物であるからだ、そうだな?」
これはオビ=ワン流の褒め言葉なのだろうか? 遠回しでぶっきらぼうで、誇張のいっさい無い? そうとも、これがオビ=ワン流の褒め言葉だ。
「彼女はやり遂げるでしょう」アナキンは不平をたれた。「でも、僕はまだ、ヨーダがなぜアソーカを僕のところへ送ってきたのかわかりませんよ。あなた自身がまだご自分のパダワンを持っていないというのに」
「それほど急ぐことでもないからさ」オビ=ワンは言った。彼の表情には微笑が潜んでいた。「つい最近の弟子から受けた過酷な日々から、まだ私は充分に回復していないからな」
アナキンは目をくるりと回した。「ハハハ、あなたが充分に回復する日が来るなんて、思えませんけどね」
オビ=ワンは優しく笑った。「本当か?」
「そう思いますよ」アナキンは彼の軽い皮肉を楽しみながら答えた。「僕が言いたいのはね、オビ=ワン、あなたが僕を訓練した時に示したような素晴らしい辛抱強さを、当時の僕はまったく理解していなかったということです。でも、今はわかります。今は、すっかり理解しましたよ」
「そのように見えるな、うむ」オビ=ワンは微笑を広げて言った。
アナキンはため息をついた。「ええ、まあ、たぶん僕は理解してると思いますよ」
心地よい沈黙が二人の間に落ちた。アナキンはその沈黙を歓迎した――喜びと、軽い冗談と、そして友情でもって。ジオノーシスの戦いの直後、彼が深刻な重傷の床から快復できないでいた時、二人の関係は危険な状況に陥り、両者の絆はほとんど破滅しそうになった。絆の崩壊を断固拒否するオビ=ワンの揺るぎない誠実な態度だけが、その危機を遠退け、二人の友情の危機を救ったのだった。オビ=ワンは彼に向けられたアナキンの理不尽な怒り、悲しみ、非難を、実際のところは自分の責任ではないにもかかわらず進んで受け入れたのだ。

ちょっと長いので、ここでいったん切りますが、どうです? アナオビの親密さがよく描かれてて、嬉しくなりますよね。
この後、パドメとの愛も自分を救ったけれど、オビ=ワン無くして自分は生きていられなかったと自覚するアナキンの想いが描かれてます。翻訳は以下。↓

オビ=ワンは何も知らない。彼は永久に知ることはないだろう。オビ=ワンは完璧なジェダイだ。彼には、愛する者を殺した相手に抱く抗いがたい殺意など、理解することはできないだろう。
結局のところ、自分を救ったのはパドメとの愛だけなのだと、アナキンは考えていた。ジオノーシスの戦い直後、彼女と極秘結婚をして、一緒に過ごしたあのわずかな日々だけが。彼女の愛、彼女の辛抱強さ。ジェダイが否定する愛を、すべて疑いなく受け入れてくれる彼女の存在が。
しかし、オビ=ワンもまた同様にアナキンを救ったのだ。アナキンが血肉を備えた腕を失ったことで、フォースにおける自分のバランスを大きく変容させ取り返しがつかないほどに崩してしまった時、もしオビ=ワンが傍にいてくれなかったら、アナキンは自分のジェダイとしての才能を再び信じることはできなかっただろう。ドゥークーとのあの短く衝撃的な一騎打ちで腕を切断された過去が、毎晩毎晩悪夢となって甦るのを、オビ=ワン無しでは決して堪えることができなかっただろう。敗北。そして深い傷。オビ=ワンがいてくれなかったら、アナキンは二度と笑うこともできなかったろうし、ジェダイになることへの喜びを再び取り戻すこともできなかったろう。
そうだ。ここには、オビ=ワンの傍には喜びがある。なんという深い歓喜

ちょ・・・///
アナオビ万歳すぎるうううう///

パドメとの世俗的な愛の一方で、自分の傍にいて決して離れず支えてくれたオビ=ワンの聖母もかくやというばかりの愛に対する、アナキンの深い感謝が描き込まれております!!!
そしてね、アソーカへのお手本として、この後、アナキンとオビ=ワンは練習用ライトセーバーで模擬試合をするんですが、それがまた、試合という名のダンスと呼ばれておりましてね!! あまりの素晴らしいダンスに、アソーカのみならず、聖堂内のパダワン達がぞろぞろ集まってきて見物するんですよ! 
でね、オビ=ワンのライトセーバーが軽くアナキンの背中にあたると、アナキンがわざとらしく「おうっ」と唸るというパフォーマンスを披露して、子供達がワッと大笑いするなんて、ほのぼのシーンが展開されて!
子供達を楽しませようと、アナオビが素晴らしいライトセーバーの技術をダンスのように披露するこのシーン、本当に心温まるシーンです。
そして、試合が終わると、ものすごい萌え描写が! 以下、翻訳。↓

しかし、さすがにオビ=ワンやアナキンのようなジェダイであっても、いつまでもこの調子で戦い続けることはできない。今では疲れが見え始め、彼等はようやく試合を終了させた。汗でびっしょり濡れ、激しく息切れしてはいたが、二人は礼儀正しく会釈した。そして、オビ=ワンはそっと手を伸ばし、その掌をアナキンの頬に軽く押しあてた。アソーカはオビ=ワンの唇が動くのを見た。彼はこう言っているようだった――「よくやった(Well done)」。
アナキンの顔を眺めながら、この小さな二つの言葉をオビ=ワンが言うのを見た時、アソーカは自分でも思いもよらない涙がこみ上げてくるのを感じた。
バルコニーは試合が終わった今は空っぽになっていた。ジェダイ・ナイトとパダワン達は、試合を見るために遺してきたそれぞれの仕事に戻っていった。すぐにアソーカは一人になり、マスターであるアナキンの指示をバルコニーで待った。アナキンは低い声で、オビ=ワンに何か話していた。低い声なので、アソーカには彼が何を話しているのか聞こえなかった。オビ=ワンはうなずき、微笑し、そしてバルコニーを見上げた。

うわああ///
模擬試合の後、アナキンの頬にそっと触るオビ=ワンですってよ!
アソーカ以外の皆がいなくなった後も、オビ=ワンの傍から離れず、オビ=ワンにずっと話しかけているアナキンですってよ!
そんな二人を見ながら、感動の涙がこみ上げてくるアソーカですってよ!

ちょ・・・///
萌え死ぬ・・・!!!

さすがは、女性作家さんですなあ♪
アナオビの萌えツボを的確に突いた、素晴らしい場面展開です、美味しいことこの上ない///
これが準公式小説なんですからね、奥さん。(笑)
二次創作じゃないんですよ! 準公式なんですよ!!
驚きだね。

第四章で、もうこれですと、私はこの先どうなってしまうやらvv
ちなみに、第四章の結尾はベイル氏が登場して、パドメと会話してますが、その会話の中でベイル氏ったら、
ジェダイって、奇妙な連中ですな」
とか暴言を吐いてるよ!
まだ、オビと知り合う前なので、ジェダイに対する偏見があるみたい。この偏見が、オビと苦楽を共にし彼に惚れるようになって(笑)、ジェダイ賛美へと大きく変化していくんですね、わかりますvv

ということで。
さて、今日は午後、名古屋大学での学会に出席かなあ///
夜は地上波で「アナ雪」ですね♪