新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

春バッグ & ヴェルフリ展覧会 & 映画「LA LA LAND」観てきた(ちょっと辛口感想です、ご注意!)

昨日の二日酔いもなく、元気に目が覚めました・・・が、寒い!
冬に逆戻りの気温、まさに三寒四温ですね。

そんな中、春を待つ身として、春バッグを購入してしまいました☆

これ! 凄い可愛い!
ダコタのノッテというシリーズですね。牛革です。レトロカジュアルで、雰囲気がとっても素敵///
色は、アイボリーとブラウンとグリーンの3色で、私は春にぴったりの萌黄を思わせるグリーンにしてみました。
お洋服の差し色になって、きっと映えると思うんだ♪

で、本日はがんばって(?)、一日お外で遊ぶことに。少しはお外で遊ばないと、自宅と職場の往復で日々が過ぎてしまう。(汗)
ということで、ゆっくりモーニングコーヒーを飲んで身支度して、午前11時頃に名古屋市美術館へと出かけました。
今日から、名古屋市美術館では、アドルフ・ヴェルフリ展をやっているのです。

ヴェルフリの展覧会って、珍しくない? すごく嬉しいんですけど!
彼は人生のほとんどを精神病院で過ごした人物ですが、現代のサブカルチャーポップカルチャー芸術に甚大な影響を及ぼした画家。シュールレアリスムとも縁が深い。
名古屋市美術館で本格的な展覧会を開催してくれるとは、なんとありがたい。この後、東京へ巡回するらしいけど、東京で観ると混むからさあ。
初日の今日は、それほど人はいないだろうと踏んでいましたら、まあそのとおりだったんだけど(笑)、それでも熱心なファンがチラホラ来てた。
名古屋の展覧会のいいところは、本当にその画家や作品が好きな人しか見に来ないってとこだねvv 東京や大阪だと、ちょっと話題になると有象無象がおしかけるからさ。それはそれで営業的には喜ばしいことなんだけれども、混み混みで観るのは嫌なんだよねえ。

そういえば、今年は、ブリューゲルとボスの記念の年で、日本にも彼等の絵がやってくるんですよね。まさに東京と大阪で展覧会が予定されてる。あの「バベルの塔」がやってくるよ。
でも、東京と大阪なので、もう凄い混みようだろうな。。。
それから夏には、これも東京と大阪で「怖い絵」の展覧会やるじゃない?vv こいつも激混みだろうなあ。。。
まだ、大阪の会場の方が東京会場よりはマシかもな。大阪方面に観に行くかなあ。

ま、それはともかく、ヴェルフリ展を観た後、美術館併設のカフェでオムライスのお昼ご飯を食べました。

コーヒーをサービスで付けてもらって、くつろいでから外に出たら、いきなりお天気雪!! 晴れてるのに吹雪だよ!! 岐阜で雪が降ったらしく、それが折からの伊吹颪に乗って名古屋まで運ばれてきたらしい。寒いいいいい///
すぐさま名古屋名物の地下街に潜り込みました。(笑)
名古屋はほんと便利、外が悪天候でも、地表以上にお店が充実している明るい地下街があるからね〜♪

んで、名古屋駅へ移動して、ミッドランドスクエアシネマで映画を観ることに。
本当は「アサシンクリード」を観たかったんだが、時間帯がズレてて、仕方なく「LA LA LAND」を観ました。

平日の昼間だから空いてるかと思ったら、けっこういたね。さすがアカデミー賞の話題性といったところでしょうか。
で、感想は――

う、うーーーーーーーーーーーーーーん。。。

個人的な意見ではありますが、この監督は、「セッション」の方が才気があったなあ。
巷では、なんかひねったストーリーであるかのように口コミされてる傾向があったので、ドンデン返しをわくわく待っていたのですが、

意外性の欠片もないストーリーでした。。。
ってか、なんか、すごく古いタイプのラブストーリーを観ちゃった感じ・・・。

あれ? この映画って、こういう味わいの映画だったんかー。
私、「セッション」の監督だからって、ちょっと期待値を上げ過ぎちゃったのかも・・・。
あくまで勝手な推測ですが、これは、「セッション」がヒットして資金を手に入れた監督が、今度はマイナーではなくメジャーでウケなくちゃと気負ってしまって、それでこういう、なんというか、よく言えば大変素直な作品、うがって言えばエッジが鈍ってしまった感のある大味の作品を作ってしまったんやろか?
まあ、たしかに、「セッション」はエッジが効き過ぎて、好き嫌いがはっきり分かれる作品だったかもしれない。その点、「LA LA LAND」はナツメロ映画という趣もあり、一般ウケしそう。

だからアカデミー賞なのかっ! ←今更・・・。

うーん、私は正直、こういうタイプの映画にはさほど感動はしない、かなあ。。。ってか、序盤でもう、お約束の結末が見えちゃって、だからこそ私は仕掛けがあるんじゃとワクワクしてたんですが、仕掛けはなかった、そのまんまやった。(笑)

ただ、強いて作品に寄り添って解釈するなら、従来ありがちの、愛よりキャリアを選んだ男女が、一方が幸せに一方が落ちぶれて、格差が生じて「人生って悲しいね」で終わるという展開ではなく、男女それぞれに夢を追って道は分岐したし、いろいろ思うこともあるけれど、ま、それもいいじゃないか、大人ってこういうものさ、と割り切ってみせる切なさを演出した――とは言えるかもしれませんね。
それに、巷で言われるほど白人至上主義とまでは思わなかった・・・ってか、それ以上に、とにかくエッジがゆるんでたるいんですけどvv

お好きな方、感動した方には、申し訳ない。あくまで個人的見解にすぎませんのでね。けっこう王道ストーリーなので、そうだ、「君の名は。」に感動できたピュアな方には、けっこうオススメな作品なのかも。
私は、「君の名は。」は、どうにも「未だに、男は都会、女は地方という概念なのかあ。いつまで『木綿のハンカチーフ』やっとんねん」とか思っちゃったスレッカラシなので///

うーん。
やっぱ低予算で制作された「セッション」の緊張感が、今回の作品で潤沢な資金故に失われてしまったらしい気配が、非常に残念で惜しい気がするなあ。
この監督は、3作目が勝負ですな。3作目が「LA LA LAND」の系統の映画だったら、私はこの監督はもういいや。。。
でも、まだお若い監督だし、これからどんどん化けるかも。乞うご期待、というところで☆

やっぱ、どんなに時間帯が合わなくても、「アサシンクリード」の方を観るべきだったかな?vv
でもほら、やっぱアカデミー話題作は観ておかなくちゃ・・・と、柄にもなくパンピーの真似っこをしてみた私が悪いね、ハイ。

そして、日曜洋画劇場の廃止を知る・・・ほらね、日本の現状が透けてみえるでしょう? もうダメだね、こりゃ///
最近の若者は内向きで外に出て行かないと非難ばっかするけれど、昔みたいに地上波で良質であったり話題であったりする洋画を放送しないんだもの、そりゃあ海外文化への憧れが育まれるチャンスすら無いわさ。そんなこともわからんのかー。