新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

ベイオビは公式だったよ奥さん!vv

ちょ・・・
昨日に引き続き、オビ洋書『WILD SPACE』にどっぷりなんですが、本日は第8章途中まで読み進めたところで、どうしても先の展開が気になって、ついつい飛ばし読みをしてみましたら、奥さん!!

見つけましたよ!!
ベイオビのシーンを!!

やっぱりこのイラスト(↓)は、この小説で間違いなかった!!

第20章がこのシーンの箇所に相当するようです。が、第8章から途中をすっ飛ばして読んでるので、どういう次第になってるのか細かいところの報告は後日を待て!(笑)
どうも、パルパルがついにオビを追いつめて、何らかの機械の声を使って、フォースを喪失したとオビに思わせる催眠をかけるのに成功したらしいです。で、絶望して自殺願望に取り憑かれたオビを、ベイルさんが懸命に励ますという展開らしい。
では、奥さん、覚悟はよろしいか?vv
ざっくりと粗いですが、翻訳します。二人が険しい岩山を懸命に下山しようとしているシーンです。この小説では、オビはベイル氏を「ベイル」と呼んでますね。ちょっと、そこが戸惑うかもしれないので、勝手に慣れた口調に変更して翻訳しちゃいますね。↓

 オビ=ワンとベイルは肩を並べ、足並みを揃えて降りていった。
「そういえば、オーガナ議員」オビ=ワンは懸命に陽気さを取り繕い、囁いてくる声を打ち消そうともがきながら言った。「ふと思ったんだが、あなたは元老院で自分の才能を無駄にしているのではないでしょうか。さっき私に食らわしたようなパンチができるなら、リングで大儲けできると思いますな」
 ベイルは横からオビ=ワンを見やった。
「すまなかった。あなたを正気に戻すために必要だったので……」
「いやいや、謝ることはありません。あなたはあなたのするべきことをしたまでで……」

 ――死ねジェダイ、死ぬのだジェダイ、死ぬのだ……

 オビ=ワンの膝がくずおれた。危うく墜落するところだったが、ベイル・オーガナがオビ=ワンを抱きとめた。ベイルはしっかりとオビ=ワンを抱きしめ、例のあの声を打ち消すように、彼の耳に囁いた。
「耳を貸してはいけない、オビ=ワン。聞くんじゃない。あれは機械の声だ。無視するのです、そして歩き続けるのです。心配しないで。私があなたを支えています。あなたを落としたりしない」
 胸の中でダークサイドの声が吠え猛っていたが、オビ=ワンは歩き続けた。

 ジグーラの干魃でねじくれた樹木の影に寄って、彼らはもう一晩を過ごした。
 未明に、温熱毛布をかけていたにもかかわらず、寒さで目が覚めたベイルは、ほとんど消えかかっていた焚き火をかきおこし、明滅する火種を上手くなだめて、燃料を加えた。炎が燃え上がり、明るく陽気な光りが戻った。
(陽気な、か。今は笑う気にもなれないな)
 地面に落ちた葉が舞い上がる。オビ=ワンはまだ眠っていた。何時間も悪夢にうなされつづけてきたあげくに、ようやっと訪れた深い眠りだった。彼を哀れに思ったベイルは、体をひねり、眠るオビ=ワンをじっと見つめた。ベイルはオビ=ワンの本当の年齢を知らなかった。推測するに、おそらく彼らは10歳ほど年が離れているのだろう。しかし、今は、もっと、20歳以上の開きがあるように思われた。まるで、シスの猛攻撃に対してジェダイとして絶望的な戦いを続けているうちに、だんだんと彼から大人としての成熟が奪われてしまったかのように見えた。
     (中略)
 オビ=ワンの顔色は今はひどく青ざめて、ほとんど透きとおってみえた。骨が体の皮膚のすぐ下に透けて見えるようだった。そんな彼を眺めると、ベイルの頭には、もろさとか儚さという言葉しか浮かばなかった。
 オビ=ワン・ケノービは、今にも壊れてしまいそうに儚く見える。一週間前には、とてもそんなふうには思えなかった。今だって、ベイルはほとんど信じられなかった。
(だが、彼はこんなところで死ぬわけにはいかない。そんなことは、私が断じて許さない。この男は、人生の全てを共和国に捧げてきたのだ。共和国の代理人として、私には彼の資質に尊敬を払う義務がある。むざむざシスに彼を奪われてなるものか)
はい。
どーです、奥さああああああん!!!

なんかオビが姫やってるんですけどーーーー///

シスの催眠の声を聞いて、あやうく墜落しそうになるオビを、がっしり抱きとめるベイル氏ですよっ。
でもって、眠るオビをじっと見つめて、
「この人は年齢が止まっちゃったのか?」
とかゆって、オビの若々しさに心奪われるベイルさんですよっ。
弱り切って、肌が白く透きとおっちゃってる妖精のようなオビを眺めて、「儚い」とかゆって護ってあげたいって思っちゃう議員ですよっ。

ベイオビも公式であった・・・///


もうね、なんか、もうね・・・チラ読みでこのザマですからね、この小説、はい。
それでは、また改めて、第7章から、萌えどころをちまちま翻訳UPしていきますね。

ほんと、あの、これ、この『WILD SPACE』、萌えの火薬庫みたいな小説だから、英語とみて怯まないで、たかが英文ですから、どうぞお読みになってみて奥さん☆ すげーから。(笑)