新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

マーロウの名セリフ & 映画『キングコング』観た☆

昨日のリーアムのフィリップ・マーロウ情報ですが、そういやマーロウの名セリフといえば、コレですよね♪

強くなければ生きられない。
優しくなければ、生きている資格がない。

うひゃあああああ///
昔も今も、私のハートをズキューンする(古いなあ表現がvv)、これぞダンディズムの極地という名言!
これはもう、男も女もなく、人間としてこういう信条を持ち続けていたいと思わせる人生訓でございます。

でもって考えた。
この名セリフ、スターウォーズのキャラで口に出来るヤツはいるのか、と。(笑)

まずはアナキン・スカイウォーカー、光りの速さで却下ですなvv
あの「自分が自分が」と我の強い独占欲の塊な男には、このダンディズムのセリフは言えまい。

しかし、じゃあ、オビ=ワンが言えるかとなると、これはまた無理じゃないかな、と。
オビはたしかに優しさと思いやりを持っていますが、あの人の天使の微笑みの核の部分には、ジェダイの中のジェダイと言われるにふさわしい、氷のように澄明な非情さが潜んでいるからね。
ジェダイ・コードに目を瞑ってまでも激しく愛したアナキン・スカイウォーカーをさえ、最後の最後には容赦なく斬り捨てた、美しくも恐ろしいオビ=ワン・ケノービ

となると、これはやはり、クワイ=ガン・ジンしかいないのではないか、と。
優れたジェダイでありながら、カウンシルに抗う一匹狼であり、孤高の人でありつつ、情には案外に脆い面を見せる、子供のように純真な精神をその老成した外見の下に漲らせていた、おおらかなジェダイ・マスター。
その純情一途さと冷静さの絶妙なバランスでもって、選ばれし者を見出し、と同時に、その選ばれし者を制御するストッパーとなるべきライト・フォースの申し子をも育て上げた、偉大なジェダイ
彼こそが、おそらく「強くなければ生きられない。優しくなければ、生きている資格がない」という名言を吐くことが許されるキャラなのではないでしょうか?

そういう意味で、リーアム・ニーソンフィリップ・マーロウを演じるというのは、良い配役なのではないかと思うわけであります。(笑)

はい。
ということで、話は変わって、映画『キングコング』を観てきましたよ!
雨模様でしたが、今日見に行かないと、時間が取れないのでね〜。
映画を観る前に、ミッドランドシネマと直結した例のクレープ屋さんで腹ごしらえ。

ブーケという名前のクレープと、アイス・カフェ・ラテ
美味しかったけど、このクレープ、すごく食べにくかったよ。。。
んで、早速、映画館へGO!

19:15からの回でしたが、けっこう人がいたなあ。
んで、感想は――

墜落したわりには、みんな何故か小綺麗な格好だったのが、すごく気になっちゃって///

というものでした。←オイ!
面白くはあったけれど、全体に、「嗚呼、今時の(?)パニックものなんだなあ」と思ってしまいました。とにかく、小綺麗。(笑)
だって、みんな、シャツも全然破れてないし、怪我も微々たるものだし、汗もかいてないし。。。
これが70年代ガチガチの頃の映画だったら、もっとみんな汚れまくって、血みどろで、がっつりグロだったろうなあ。
リメイク版『キャリー』やリメイク版『死霊のはらわた』の時も思ったのだけれど、最近のホラーやパニック物は、なんか綺麗目に撮る不文律でもあるんかな??
綺麗目に撮らないと、パンピー様からそっぽ向かれるから??vv

んでもって、コングを始め、クリーチャーはいっぱい出てきて楽しかった・・・けど、ちょっとスリルが物足らない感じか?
もっと、「次どうなるんだろ? 次は誰が食べられちゃうんだろ?」というサスペンスフルな緊張感というか、間合いの取り方には、あまり関心のない作りになってたね。
割と、サクサク、あっさり、「あ、やられるな。やっぱりね」で進行してった気がする。(笑)
ちょっともったいない気がしたなあ、そこんとこ。

それと、私のように猿が全く好みでない人間(動物番組でも猿が出てくるとチャンネルを替える。猿を可愛いと思ったことがない人間です)は、天敵扱いの大トカゲが大注目株だったわけだが、その肝心要のトカゲさんが、

全然可愛くないお顔をしとる!(><)
ええええ、もっとトカゲは可愛いはずだよおおおおお///(笑)
何、あの穴蔵みたいな目〜。トカゲのお目々は、もっと大きくて瞳孔が縦に裂けてて、宝石みたいに輝いてるはずなのにいい///
敵サイドのクリーチャーがあまり魅力的でないので、せっかくのコングの迫力と無双ぶりも、感動が薄くなっちゃわないかね?

っつか、コング、武器としての道具の使い方がハンパないな!(爆笑)
なんか、巨大な猿のクリーチャーというより、ほとんどデッカイ人間そのものだった、キングコング。まあ、いいのか?vv
あと、猿ってタコ食うんか??

70年代という時代考証でオタ的妄想小道具で遊んでる点は、愉快で良かった☆
日本人が妙に絡んできた理由は、なんなのかね? どのみち、巨大クリーチャー相手にあの日本刀は短すぎないかね?(笑)

惜しいなあ、あともう一歩、何かが(おそらくグロとスリルが)足りないかなあ、という感想でした。
しかし、こうしてみると、変な話、

なんで『アナコンダ』は名作になり得たんだろ?
って、しみじみ思うよね? え? 思わない?(笑)
あ、そうか、『アナコンダ』は猿じゃなく蛇だから、私の嗜好にマッチしたのかvv

それにしても、現代のホラー&サスペンスが、こうも綺麗目な撮影方法になってるということは、例のスティーヴン・キング『IT』のリメイク版もきっと綺麗目な映画になってる予感が。。。
まあ、キングの小説の映画化は、たいがいコケるというジンクスがありますけども、どーなんでしょ、そこんとこ。