新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

小田急に乗って♪ & 追記(アナキンの葛藤)

今日は暑いくらいに晴れた、よいお天気です。
午後2時から、成城大学で研究会が開催されるので、行ってまいりました☆

成城大学って、10年ぶりくらいに来た。(笑)
新宿から、うっかり小田急の各駅列車に乗ったら、30分かかった。遠い。。。

仲間と無事に合流して、70年代ヒーロー表象について、あーだこーだとケンケンガクガクして、17:30から近くのお店で懇親会♪
お店は、こちら。↓
https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131814/13060130/
「福家」さんという、居心地のよい居酒屋さんでした。
掘り炬燵で、足が楽〜///
新しいメンバーも増えて、企画も進みつつあり、有意義な研究会でした。

さて、そんなこんなで、GW満喫中のなか、トレスポのレントンに興味続行中の私は、原作小説を『T1』も『T2』もじっくり読み返しております。
先日も言ったように、小説の構造としては『T2』原作の方が好きだけど(なんたって『T2』原作は、レントンを「アムステルダムの娼婦」と呼んでいるからね)、『T1』原作を再読してみると、こちらも徐々に楽しめるようになってきた。
なにより、『T1』原作は、レントンが実は美人であるらしいような気配が行間から深読みできるのが面白い///
路地裏のパブで、いつものチンピラ仲間がたむろってる場面に、こんな描写があります。

「乾杯、フランコ
「俺はギネスがいいな、フランコレントンが言った。レントンは少し前にロンドンから帰ってきたばかりだった。エディンバラを出て行った時もほっとしたが、戻ってきたときもほっとした。
「ここのギネスは飲めた代物じゃないぞ」ギャヴ・テンバリーが言った。
「それでもギネスがいい」
ドージーは眉を吊り上げ、女の店員に向かって歌を歌っていた。
「イエーイ、イエーイ、イエーイ、恋人よ、君は美しい」
ドージーはみんなでやった〈馬鹿馬鹿しい歌詞コンテスト〉で自分がエントリーして最後まで勝ち抜いた歌をいまだに歌い続けていた。
「やめなよ」アリソンがドージーの脇腹をつついた。「店から追い出されたいの?」
どのみち店員はドージーを無視していた。するとドージーは、今度はレントンを相手に歌い始めた。レントンはうんざりした笑みを浮かべただけだった。(pp.404-405)

わかりますかね?
ドージーは女の店員に歌いかけてたんですが、無視されるとレントンに向かって歌い出すんです。それも、歌詞が、「恋人よ、君は美しい」ってやつなんですよ!!
他にもパブには女がいるのに、なんでよりによってレントン相手に!? 「君は美しい」って、レントンに!?

やっぱ、レントンは仲間内でも公認のレント・ボーイ(男娼)なんですね!vv
この小説は、例の、ロンドンで宿にあぶれたレントンが、男にナンパされてもごもごなシーンもありますしね〜。ダニー・ボイル監督は、この原作を読んで、なぜレントンユアン・マクレガーにキャスティングしたんでしょうね?(笑)

パブ(酒場)でのナンパといえば、スターウォーズのEP2で、パドメを襲った刺客を追ってコルサント下層の酒場に入ったアナオビ師弟のシーン、オビ=ワンが一人でカウンターで酒を注文すると早速近寄ってきた男がいたことを思いだしますよね♪
マインド・トリックでナンパ男を軽くかわしたオビですが、こんなこと、しょっちゅうなんだろうな、と思わせる名場面(?)でしたネ///


追記。
ついでに、こんな画像を見つけたので・・・。
アナキンが、いかにオビへの愛とパドメへの愛の狭間で葛藤していたかということを物語る構図///

改めて凄いよね、こうまではっきりイメージ化されると。
聖なる愛(オビ)と、俗なる愛(パドメ)か――どちらの愛を選ぶのか。どちらも手に入れたがったアナキンの愚かな悲劇を象徴している・・・。(涙)