新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

プライムビデオ『クリステン』観た ☆ オビ小説『KENOBI』第10章読了、オッサンにナンパされるオビ姫☆

昨日は愚痴を言った罰があたったのか(?)、午後3時という一番暑い時間にいきなり職場の空調が故障しましてね。つまりエアコンが効かなくなったわけ。それでも1時間くらい、「気のせいかもしれない」と思って(ドアホウ)我慢して仕事してたんだけど、どうにも耐えられなくなって防災さんに連絡して調べてもらったら、屋上にある装置にエラーが出てたんだって。早速直してくれたけれど、こんなことならもっと早くに連絡すればよかった。こうして室内で熱中症にかかる人間が続出するんですねvv

それはともかく、本日もお仕事タイム~。んでも、午前中は昨日と同じく、プライムビデオを満喫してました。今日観たのはコレ。↓

クリステン(未格付)
 

まったくの衝動で偶然引っかかったので観たんですが、

すげえ面白かった!!!

オランダ映画でホラーです。 オランダ映画ってふだんほとんど観ないので心配でしたが、これは思わぬ拾い物でしたな♪ けっこう怖いです。レビューでも、「日本の心霊ドラマと雰囲気が似ている」という評がありましたが、それは当ってると思った。女の子が一人で経営しているバーで、深夜掃除をしていると・・・というお話。シンプルなストーリーで、場面が屋内でほとんど動かない演出は『ジェーン・ドゥの解剖』と似てるけれど、こっちの方がずっと怖かった。臨場感がけっこうあるんだよ。

駄菓子菓子、惜しむらくはラスト、エンディングだな。素直にハッピーエンドにすればよかったのに。無理に曖昧なグレーゾーンにしたことによって、かえって焦点がボケた。10分間の出来事というインパクトを生かすためにも、ハッピーエンドで閉めた方が、むしろ哲学的になったろうに。惜しい!!

ということで、午後は原稿執筆やらなにやらお仕事ガンガンがんばって、その合間に『KENOBI』も読んだよ! 超久々の翻訳いきまっすー。第10章を読了しましたん。まだ10章かよといったところですが。(汗)

えーと、この第10章の読みどころはですね、なんといっても、相変わらずモテモテな砂漠の隠者っぷりというオビ=ワンですな♪ もうね、オビが砂漠の砂の上を一歩歩くだけで、あちこちのモブから「よう、別嬪さん」って声をかけられまくるっていうのは公式なんですね! そうですかそうですか///

今回の章では、いよいよこの小説の副主人公格であるらしいオリンがオビと出会います。砂丘を越えてイオピーのルーフちゃんと歩いてくるオビを、電子双眼鏡で発見したオリンは、ランドスピーダーでオビの許へ駆けていきます♪ 二人は初対面ですが、オリンはアニリン母娘と知り合いで、彼女達からオビの噂を聞いているので好奇心を燃やしているんですよ。詳しくは、この日記の過去ログを遡ってください。

オリンは笑って声をかけた。

「やあ、こんちは」

「こんにちは」

「ずいぶん大荷物を運んでるんだな、あんた」

砂色の髪をした放浪者の目が、用心深くオリンを見つめた。

「この荷物は私のだよ。もし君がそれを疑っているのならね。私はちょうど店で買い物をしてきた帰りなんだ」

オリンはくすくす笑った。

「ああ、知ってるとも。あんたはタスケンみたいな服装じゃないしな」

農夫(オリンのこと)はエンジンを止め、砂丘を這い上って来た。

「俺はオリン・ゴールトだ。このあたりは俺の土地で――」

「お詫びをいうよ」と、旅人は言って、肩越しに地平線を眺めた。「カルウェルの店へ行くのに、君の土地を通らないルートはあるのかな?」

「もちろん無いさ」

オリンはにやっとした。片手を握手のために差し出す。

「あんたが誰だか、俺は知ってるぜ。あんた、噂に高いベンだろう?」

ベンはオリンの手を握り、一応握手に答えた。

「私の噂・・?」

「カリー・カルウェルからな。カルウェル家とゴールト家は近いんだ。それに、俺はあんたに借りがある。彼女を救ってくれた恩人として」

ベンは静かに目を伏せた。

「カリーは話を粉飾していると思う。私はたまたま通りがかって手助けしただけだ。誰だって、同じことをするさ」

オリンはその返事が気に入った。

「もちろん、そうだ。だけどな、俺はあんたに一杯奢りたいね」

オリンは踵を返してスピーダーに戻った。

「だが、私達は酒場から帰ってきたところなんだが」と、ベンは困惑して言った。

「だが、酒の水筒から、じゃないだろう?」とオリンは言うと、銀色に光るフラスクを取り出し、ベンに差し出した。「飲めよ」

ベンは頷くと、小瓶を開けた。彼は飲んだ――すばやく二口飲んだ。激しくむせて、喘ぐ。

「これは・・・強烈だな」

「なまぬるい方なんだぜ」

オリンはそう言って、哄笑した。彼はスピーダーの風除けを叩きながらさらに言った。

「あんたがどっかへ帰る途中だってことはわかるよ、ベン。だが、少なくとも俺はここらへんをあんたに案内してやることはできる。ご近所さんのよしみでな」

ベンは不安そうな表情で、オリンを見上げた。

「どうして・・・なぜ君は私達が近所同士だと知ってるんだ?」

オリンは笑った。フードを顔の半分近くまで被って現れるタトゥイーンの新参者は、たいてい自分は秘密のミッションをこなしていると考えているものだ。

「俺はあんたがジャワのために大事な供給物をすり減らしてるんじゃないかって思うんだがな。いずれにせよ、彼らは彼らの目的地へ行くさ」

オリンは自分のスピーダーを指さした。

「来いよ。ちょっとでいいからさ。それにあんたは俺の土地へ不法侵入してるんだ、道案内が必要だろ。あんたはそれを『とんだ罰金だ』と考えるかもしれんが」

はい。これが第10章のラスト近くの翻訳です。オリンとオビの出会いの場面ですが・・・わかりますか奥さん! 萌えどころが! そうです!

明らかにオビがナンパされてるんですよおおおお///

オリンの方がどうやらオビより年上ですね。年上キラーなオビ=ワン、相変わらずといったところでしょうか♪

オリンを警戒して用心深く受け答えするオビの様子、とりわけ殊勝げに眼を伏せて返事をするおとなしいベン・ケノービの乙女っぷりに、いかつい農場夫のオリンは初対面からメロメロでっせ☆ 「なんだ、この可愛い子ちゃんはよ!」ってな感じっすね~♪

でもって、あんまりオビが可愛いので、「不法侵入」なんて言いがかりをつけて、ジャワの船へ帰宅途中のオビを誘惑して、自分のスピーダーに乗せようとするオリン!!

オッサン、なにジェダイの箱入り姫君をナンパしてんねん?vv(笑)

いやあ、このSWスピンオフ小説『KENOBI』も、どうやら『WILD SPACE』に負けないくらいに、オビ総受け小説らしいでっせえええええ///

嗚呼、仕事に戻らねば。。。今回はここまで! 次回、オッサンにナンパされたオビ姫様はどうなる!? 乞うご期待☆