むちゃくちゃハードスケジュールで、いっそ笑ってしまいたいvv 火曜日は朝一で名古屋市役所で有識者会議に出席、終了してそのまま出勤。水曜日は会議。そして今日はルーティンのお仕事とイレギュラーのお仕事と会議等々で朝からビッチリ/// お昼を食べる暇もなく、フラフラでした。
でもって、明日は朝10:30には上野駅に着いてないといけないから(!)、え~と、名古屋を朝の何時に出発したらいいのかね?vv 朝めっちゃ早いのは辛いけれど、ルーベンス展と文具博に行くのだから楽しみではあります☆ さすがに今夜は早く寝ないとネ。
駄菓子菓子、寸暇を惜しんでオタクはオタクライフを満喫するのであった。(笑) 水曜日のレイトショーで観てきましたよ、『来る』を。映画の前に、ミッドランドで夕食を食べてから。
お洒落な洋食屋さん☆
最近、ミッドランドシネマで映画を観る時は、よくこのお店を利用する。映画館に近いし、雰囲気もいいし、美味しいし。
3種のチーズのせハンバーグと、ライスの小盛り。熱々で美味しかった。ライスは小盛りで充分也。
食後は珈琲。映画の半券を見せると、珈琲一杯が無料になるのでネ。お得でございます♪ 満腹したところで、21時からの上映を観ました。感想は――
あ、これは『陰陽師』だわvv
ホラーというより、ホラーチックな伝奇物とでも言うべきか。かつての映画『陰陽師』のノリによく似てる気がしました。だから、ホラーを期待して観に行くと、ちょっと違うものを観ちゃったという感想になるかと思いマス~。つまり、全然怖くない。(笑) ってか、もしこれをしてホラーと呼ぶのであれば、
なんちゅう喧しいホラーや!vv
とも言える。(笑) というのも、この映画、ホラーにしてはBGMのタメがない。ずううううっっと背景に何らかの音楽(旋律)が流れっぱなしで、沈黙というものがない。これって、故意なのかな? 恐怖の演出って、ヒュ~ドロドロな効果音などむしろなく、無音の方が余計に怖く感じさせるものなのだけれど、この映画はそういう無音の効果がいっさい使用されていない気がするんだが。狙ってるのかな?(何を?)
だから、ホラーだと思うと首をひねるけれど、伝奇だと思えばまあ納得、といった感じのする作品でした。巫女系の姉妹が活躍するシリーズものの第一話だと考えれば、まさしく伝奇だよね。現代版(ついでに女性版)『陰陽師』だ、こりゃ。
んで、かつての『陰陽師』は、主演の野村萬斎氏よりも、むしろ客演の真田広之の力業の演技があの作品のクオリティを支持していたわけなんだが、今回の『来る』もそういう作品である気がした。じゃあ、真田広之に相当する役者は誰だったのかと言いますと、鑑賞前は何となく岡田准一氏かなと思っていたのですが、これが存外に違った。『陰陽師』における真田広之に相当するのは、『来る』では岡田准一ではなく、なんと黒木華だった!!
黒木華の怪演ぶりこそが、この映画の見どころである!(断言)
と、個人的には思えました、ハイ。私は『SP』で岡田准一のファンだったし、彼に期待して今回の映画を観たようなもんなんですが、残念ながら黒木華に持って行かれた気がするな。黒木華の潔いキレっぷりが光る光るvv もともとこの女優さん、お顔に般若が入っている感のある方(失礼!)なので、キレた専業主婦はぴったりの役どころだったのかも。おかしな話、ちょうどタイミング良く観た、例の『ババドック』の女優さんの演技と通底するようで面白かったです。
日本人の専業主婦にありがちな、腹の中ではめちゃくちゃ怒ってるのに、表面は何事も無いかのように強いて薄ら笑っている演技なんか、リアリティあったねえ。
また、トイレで事切れる瞬間の、あの潔く腹をくくったバッタリシーン、あんまり思い切りよくバッタリいくもんだから、ビックリ/// 最高に良かったよ、黒木華氏!!
岡田准一氏は、彼の演技のキモは、あの眼力にあるのに、今回はうっとうしい前髪のせいで、今一歩その眼力の威力が震わなくて、いつもより精彩を欠いた気がするんだがどうでしょう? 髪型がよくなかったと思うよ?
それから、全国から集まった霊能力者達の宴(?)は笑えたけれど、新幹線の中で銘々が危険を感じてバラバラに行動しようと計るシーンは、何やら集団ヒーローズなノリで萌えたネ☆ あそこ、もっと観たかったなあ。
そして、松たか子の霊媒師役は・・・あまりハマっていないような気がするが、どうなんだか?? 原作とかなり違うキャラになっていて、まあ、そのこと自体はいいんですがね。
いかんせん、前半の黒木華の演技が凄まじすぎて、他が圧倒された感がある!
といったところでしょうか。妻夫木氏のクズ男演技も、悪くなかった、良かったんですけどもねえ。
そして肝心な点なのですが・・・ぼぎわんが、ほんと、全く怖くない。黒木華が怖すぎて。(笑)