新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

麒麟が去った・・・(啼泣) & 信長のプロポーズは史実?(爆)

本日12時過ぎをもって、「麒麟がくる」の公式HPが閉じましたね。。。

麒麟が去った・・・

遅咲きの桔梗の花が・・・(啼泣)

駄菓子菓子、公式で長谷川十兵衛が「see you」ですからね! あきらめませぬ! 必ずやまたお会いできると信じておりまするううう!! それまでは、今月末のブルーレイ第参集と、6月末の総集編の円盤で、乗り切るのじゃ!

ということで、今日も元気に麒麟を買うてきましたぞ(笑)。

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♪大きい麒麟は十兵衛様~、小さい麒麟は信長様よ~♪

鯉のぼりの歌でどうぞ、なんてね。しっかし、ほんと、このクラフトビール、個人的にはすごく飲みやすくてヤバイ。私はどうも、あっさりドライ系のビールは苦手らしく、どちらかといえば濃いめの味の方が好きなんですわ。といって、単に苦ければいいということでもありません。そういう意味では、このスプリングバレーはかなり好みのタイプですね。さすが十兵衛様が宣伝なさるだけはある(笑)。

んでもって、スプリングバレーをぐびぐび飲みながら、さっきまでEテレクラシック音楽番組を見てたら、今井翼氏が出演してて、いきなり「麒麟がくる」の桶狭間のシーンが流れてビックリしたvv うれしかったけども。

ところで、忙しい新年度のお仕事の合間を縫って、またもや収集した明智関連本の読書をしておりまして。こないだは、こんなの買った///

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左端の岩波文庫は既にこの前買ったやつです。右端の文庫は、以前買ったものの改訂版だというので改めて購入。真ん中のムック本は、これはね、けっこうお買い得だった。学説の最前線をわかりやすくカラー図版でコンパクトにまとめてあるし、史料の説明も過不足ない。それに、巻頭になぜか染谷信長のカラー見開きの特集が///

染谷氏のみごとな信長解釈は、このムック本でも健在で、「恐ろしい喜び方をする信長」という表現がよかったです♪ そう、麒麟の信長は、悪気はなくピュアなんだけど、それだけにリアルに恐ろしいんだよ。

ほいでもって、下の画像は、一次史料集2冊とアーカイヴから借り出してきた『大日本史料』です。

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この『大日本史料』の第十一編之一が、本能寺の変を扱っておりまして、信長や光秀に関する文献が多々掲載されているんですよん。これからボチボチ読みますわ。

んで、左の『明智光秀 資料で読む戦国史』は既に読了しているので、今日は右の『本能寺の変 資料で読む戦国史』の方を読みましたところ、気になる点が。

この本では、信長が天正八年以降、西国支配構想を抱いていたとして、その中核を大阪城に位置づけ、そこに丹羽長秀と織田信澄を置いたことを指摘しているんです。信長が、ゆくゆくは天下支配の中心地を大阪に置こうと考えていたらしいという見解は、他の先行研究でも指摘されていることなんですがね。

で、光秀は、こうした織田の一門衆で天下を治めんとする信長の構想のために排除されて、石見方面へ左遷される恐れを懸念して謀反したと、この本は主張しているわけなんですが――でも、ちょっと待って。

織田信澄って、光秀の娘婿じゃんか?

織田信澄って信長の息子じゃなくて甥(信長の弟・信行の子)なんだよね。しかも信長自身が殺した弟の遺児。信長自身の子供じゃなくて、なぜ甥の信澄をゆくゆくは天下の中核となる大事な大阪城の主に据えたのか?

さあ、ここからは素人チャンの考えによる盛大な妄想でございますが(笑)、もしかしたら信長は、光秀の娘婿である信澄を大阪城に据えれば、舅である光秀も大阪に住まわせることができる――自分の傍に置けると考えたのだったりして? 天下を静謐させて信長も光秀も隠居した後は、信長にとっては甥であり光秀にとっては娘婿である信澄の城で、本当に、本っ当に、

二人で茶でも飲んで暮らさないか?///

2月14日 麒麟がくるで『信長』が話題に!(32ページ目) - トレンドアットTV

という心づもりだったのではないの、信長様ああああ!! どうなの、そこんとこ、どうなのよ!?

だって、「当代記」の記述も以前ココで紹介したように、信長はいつでも明智を自身の傍に泊めていたって言うじゃない? それに光秀だって、もう秀満に福知山城を治めさせていたし、彼に家督を譲って隠居してもいい塩梅ではあったかも。光秀は近畿から遠地へ国替えさせられるって思ったのかもしれないけれど、それは間違いで、本当は信長様は光秀と一緒に自分も隠居して、縁戚である信澄が治める大阪城で、二人で穏やかに暮らそうと考えていたのかもしれない??

なんてね~。すべては妄想に過ぎないわけですが、でもなんだかこうして史料を次々読んでいくと、私はね、やっぱり信長は結局最後まで明智十兵衛のことが好きだったのではないかと、「麒麟がくる」の解釈は実はかなり真実を突いていたのではないかと、そう思えてきて仕方がないのですが、どうなんでしょうねえ?

ほら、エルキュール・ポアロも言っているじゃない? 殺された被害者がどういう人物であったかを知らなければ、事件の謎は解けないものだと。本能寺の変は、従来、明智がどういう人間でどういう心理状態だったかに焦点をあてて考察されることが多かったったけれど、殺された信長がどういう人間で明智のことをどう思っていたかをもっと掘り下げて考察するべきなのかもしれないね?

「麒麟がくる 総集編」円盤発売!

ちょ・・・っ!!

大河ドラマ 麒麟がくる 総集編 [DVD]

大河ドラマ 麒麟がくる 総集編 [DVD]

  • アーティスト:長谷川博己
  • 発売日: 2021/06/25
  • メディア: DVD
 

麒麟がくる 総集編」DVD発売!? マジか!?

すげええ!! 巷の皆様の夢がかなったじゃん!! これは巷のSNSツイッターで総集編の円盤発売を祈念された皆様のおかげではないでしょうか? ちなみにココは匿名ブログなので、何の影響も与えられず、忸怩たる思いです~。しかし、夢は声に出せばかなうものですね~♪ この調子で是非ともドラマの続編も実現化したいものです。

んで、この総集編の円盤の情報を見ますと――

お値段、けっこう高ええええvvv(笑泣)

DVDでこの値段? ブルーレイの発売はないのか。。。駄菓子菓子、よく情報を見ますと、特典ディスク付きで、その特典ディスクの内容は放送中止期間にオンエアされた前半総集編だということ。さらに、ちゃんとリーフレットも付いてくるということですね。そうか、それじゃ、やっぱ買うしかねえなあ。ということで、予約ポチしました。発売日は6月下旬。ということは、明智光秀の命日(6月13日)に、時期的に近いというわけか。明智を偲びながら鑑賞せよということですか、はい。

ひとまず、取り急ぎ、「総集編円盤発売おめ」を叫ばせていただきました☆ 本日は出勤しております。お仕事に戻ります~。

本日帰名 & 「ワイルド東京」観た & 麒麟は来たのか来なかったのか?

春休み、終わっちゃった。。。本日、名古屋へ帰還します。明日からは、本格的に新年度のお仕事がスタートですね。。。

ともあれ、東京でもいっぱいお出かけしたし、名古屋に帰れば既にいろいろお誘いもあるし、何よりまた明智詣での旅で滋賀や京都へ旅に出られるし、前途洋々、楽しいこともわんさか私を待っていますので、万事結構☆ とにかく、近日、京都へ明智詣でのプチ旅と、比叡山坂本三井寺の一泊くらいの旅と、それから福知山へのこれまた一泊くらいの旅を決行したい! まだまだ「麒麟がくる」萌えと探求心、続行です!

公式HPが閉じる、これからが本当の勝負!!(きりっ)

オタクたるもの、続編希望の熱意をしぶとく、粘り強く、諦めずに支持していくのでありまする! ということで、まだ当分タグは外さないよ~。

んで、そんな「麒麟~」萌えの一環で、昨夜は21:00からのNHKスペシャル「ワイルド東京」を観てました。録画もしといた。実家だと録画設備があるので(笑)。もちろん、長谷川十兵衛(違)のナレーション目当てで観たのですが、

ワイルド東京」 - NHKスペシャル - NHKおおっ、これは素晴らしいカメラワークと怪奇風味な演出!(驚)

録画しといてよかった。特にカマキリのシーンは、何やら「怪奇大作戦」みたいな演出で、こういうの大好き/// ムードのある演出が随所に光る好番組でしたなあ。それと、長谷川氏のナレは、まったく十兵衛様の面影もなかったが(笑)、しかし相変わらずの滑舌の良さで聞きやすかった。ちょっと「プロジェクトX」みたいなナレの抑揚でしたね?

麒麟のスプリングバレーを飲みながら観てました♪ このビール、私的にはすごく飲みやすくて、一日2本とか全然平気でイケちゃうvv チョットヤバイvv

でもって、一昨日挙げた某所のブツに、既にたくさんの反応を頂戴して、ちょっとびっくり&嬉しい/// ありがとうございます。コメントには早速お返事申し上げた。楽しんでいただけて、こうしてあたたかい反応まで頂戴すると、本当に心から癒される。新年度開始目前で少しメンタルが落ちがちだったけれど、幸せ気分になれた。これだから、某所の創作は止められない、たとえ何の業績にもならなくとも(笑)。嬉しい、ありがたい/// それに他の方々の素敵作品もたくさん読めて、心底オタクで良かったと思えるよね/// 優しい萌えの世界でアリマス///

ところで、こないだフジテレビの「桶狭間」を観て、「麒麟がくる」の桶狭間を思い返したりしていたんですが、あの時、桶狭間に勝利して帰る織田軍を十兵衛が待ち迎えていて、信長様にお水を差しだしたじゃない? あれってさ、十兵衛は信長が水を所望するのではとあらかじめ予想して、それで水の準備をしていたってことですか??

麒麟がくる“染谷信長”極まれり!桶狭間の雄姿に歓声止まず|シネマトゥデイ

ちょ、用意周到すぎるぞ、十兵衛!(呆然)

信長様も、勝利の快感に酔って帰還する途上、奥方そっくりの器量良しの美人が、お水を用意して待ち迎えてくれるのを見たら、舞い上がって歓びが倍増しちゃうよね! しかも褒めてくれて!

公式さんのコメントによると、この桶狭間のロケは天気に恵まれて、素晴らしい陽光の中で撮影できたとのこと。たしかに、実に美しい、絵画のような桶狭間帰還のワンシーンでした。全体的に「麒麟がくる」は、風景描写がピクチュアレスクなんですが、それがこのコロナの世相において、夢のようなファンタジー的感動を与えてくれて、視聴者の心に印象深く残るシーンが頻出しましたね。衣装の鮮やかさも含め、私は良い演出だったと思います。天下の謀反人にして悲惨な最期を遂げたと思われていた明智光秀を主人公にした大河ドラマが、こんな夢のように美しい作品になるなんて、誰が予想したでしょうか?

それでね、タイトルの「麒麟がくる」考で、最終回で麒麟が来たの来ないのって論争が巷にはありますけれども、私はそもそもこの「くる」というのは永遠の未来進行形で解釈するべきではないかなと思う次第。このタイトルは、麒麟という理想を永遠に追い求めた人間の生きざまを描くことがテーマなのだから、実際に麒麟が来たかどうかというのは、実はどうでもいいんではないかね? 

理想は、手が届かないから理想なんであって、そういう意味では麒麟は実は永遠に訪れない存在だよ(爆)。駄菓子菓子、その理想=麒麟を希求する生きざまにこそ、人間の究極の姿が現れるということだと、私はこのドラマのタイトルとテーマをそう考えるわけでアリマス。

今回の大河ドラマの長谷川十兵衛が、これほどに視聴者に愛されて、明智光秀のイメージを塗り替えたと評されるのは、上記のテーマがしっかり視聴者に伝わったからではないでしょうかね?

ということで、十兵衛様、橋田賞受賞、まことにおめでとうございます☆

某所にブツ & 浅草散歩 & スプリングバレー飲んだ & ドラマ「桶狭間」感想(辛口です)

わははは、ついに某所にブツを挙げてしまいました! 「麒麟がくる」ネタです/// 四方八方にゴメンナサイものですが、少しでも楽しんでいただければ幸いです。鉄は熱いうちに撃てってネ♪

さて、春爛漫の今日この頃、昨日(26日)は浅草へちょっとした小用を足しに行ってまいりました。

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桜と浅草寺///

平日のお昼頃で、人出は割と少な目?? 歩きやすかったし、何より、この日はいつもより浅草寺がしっかり荘厳に見えました(笑)。なぜかしら? 春の陽気のせい? それとも人混みに気を逸らされなかったせい?

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用事があったのは、このカメラ屋さん。浅草では老舗で、私の父の馴染みです。この日は、壊れたクラシックカメラの修理を頼みに来ました。

用事を終えた後は、すぐ隣のいつもの喫茶店で軽食を。

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季節限定のイチゴのフルーツサンド///

生クリームがそんなに甘くなくて、イチゴが大粒でこれもかといっぱい入ってて、凄く美味しかった! フルーツサンドって、実はちょっと苦手だったんですが、このお店のは気に入りました。

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満足してお店を出ましたところで、スカイツリーをパチリ☆ やっぱり人出が少ない。快適です~♪

そのまま伝法院へ向かいまして、ぶらぶらお散歩。

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これは迷子しるべ石。胸がつまされる気持ちですね。。。みんなが平和に、穏やかに、すこやかに過ごせますように。

伝法院からロックに抜けて、舟和で芋ようかんをお土産に買い、タクシーで両国駅へ。相撲が国技館で行われているので、駅前はなかなかにぎやかでした。そこから電車で、一路、帰宅。途上のセブンイレブンで、やっと麒麟のスプリングバレーを発見し購入!  いやあ、スーパーに売ってなくて、どうしたもんかと思ってたら、なんと灯台下暗しでセブンイレブンにあったぞな(笑)。

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2本買って、舟和の芋ようかんとツーショ///

芋ようかんとビールはさすがに合わないので、ビールはその夜、テレビでドラマ「桶狭間」鑑賞しながら飲みました。本当にアルコール度数6%なのか? ぐいぐい飲めちゃうぞ(笑)! 美味い! ところで、そのドラマ「桶狭間」の感想ですが――

・・・・ごく普通。。。

すまん。駄菓子菓子、正直な感想ですかな。やっぱり「麒麟がくる」の染谷信長のインパクトが強すぎる! 脚本の造型を完璧に理解した染谷氏の信長解釈とその演技が、圧倒的すぎて、いわゆる従来のセオリー通りの海老蔵信長は、「はあ、そうね」としか思えないvv まあ、そもそも私は海老蔵氏の演技が好きでないということもありましょうが。アレは演技といえるのか?vv 海老蔵氏は見栄えはいいんだが、演技のレベルがなあ。。。あくまで個人的な意見ですけどもネ。

それと、「桶狭間」のキャスティングはちょっと、うーん、って思うなあ。柴田勝家はこれでいいの?? とはいえ、私はもともと昨今の日本ドラマに辛口なタチなので、今回のフジテレビ「桶狭間」には元来の辛口性分が出てきちゃうわけです。

ってなことで、まだまだ「麒麟~」萌えが治まらないので、公式HPが閉じてしまうのは悲しいし、某所のネタもまだあるよん♪ できるだけ挙げていきたい所存也。ああん、でも、明日は午後いっぱい、ZOOMで研究会なんだったあ!!

国会図書館 & 「あやしい絵展」と「コンスタブル展」 & 染谷信長に助演男優賞を!

実家に戻ってから、毎日出歩いてて、さすがにちょっと疲れてきた(笑)。なぜに、ここを先途とばかりに、出かけてばかりおるのか?vv 今回は、お仕事の都合で一週間しか東京にいられないから・・・というわけでもなく、どうも「麒麟がくる」にハマってから、旅熱が再発して、とにかくほっつき歩きたくてたまらなくなっているようです。

昨日は、20度という暖かさの中、国立国会図書館に行ってきましたよ♪

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国会図書館前の桜も、既に散りがて。午前中から入館して18:00まで居座り続けたvv お仕事関係の資料を閲覧&コピーしまくり、マイクロフィルム資料をガンガン見まくり(頭痛と目眩してきた)、それから夕方頃にやっと明智史料を読める暇ができた。でも、「綿考輯録」を読み始めたところで、もうはや時間切れ。。。しかたない、名古屋に戻ってから、職場のアーカイヴで「大日本史料」を借り出して読むか。

でもって、本日は雨模様の天気だったのですが、思い切って美術館のハシゴを決行! まずは、竹橋の東京国立近代美術館にて開催中の「あやしい絵展」を観てきました。

あやしい絵展|イベント(19903)|イベニア

展示入れ替えがあるというので、まずは春休み中に一回観ておかないとと思って。感想は――これまで、こういうコンセプトの絵をあまり観たことがない人にとっては、とても新鮮な展覧会だろうなと思いました。換言すると、これまでこうした「あやしい」絵ばっかり趣味で観てきた人間にとっては、さほど斬新な企画ではないということになりますがvv 個人的には、「今回初めて観た、感動!」というほどの絵は来ていない感じ、かな。でも、こうしたテーマの絵が一堂に会してまとめて観れるのは、たしかにお得だよね♪ 

しかし、ミュシャやバーンズは別に展示しなくてもよくないか? 私としては、小林古径道成寺絵が含まれていたのが嬉しかったデス☆ あと、甲斐庄楠音の「畜生塚」もね。「横櫛」は、もう、何度目だよというくらい観てるからvv

それから、安本亀八の生人形「白縫姫」の展示もあって、それも楽しみに行ったのですが、私はやっぱり安本亀八の生人形はあまり好きではないなあと再確認。それほどリアルに思えないんだよね。ほぼ同時代の生人形作家なら、他にもっと超絶技巧のスーパーリアリズムな作家がいるからね。でも、安本亀八江戸川乱歩と親交があったんだよね。

そんなこんなで、図録やグッズも買い込んで、お次はメトロに乗り、一路東京駅の三菱一号館美術館へ向かいました☆

テート美術館所蔵 コンスタブル展 | インターネットミュージアム

これは良かった!

35年ぶりの大回顧展だけあって、主要な作品(テート美術館所蔵)が網羅されて来ている。私はターナー信者でありますが、コンスタブルも好き/// 風景画のやはり最高峰の一人だと思います。コンスタブルはノスタルジックなんだよね、あともう一歩で通俗になる一歩手前で踏みとどまっている感じ(笑)。

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「あやしい絵展」も「コンスタブル展」も、展示作品の幾つかは写真撮影OKだったので、パチリ☆ 上の画像は、コンスタブル独特の不穏な空と大地の対比が美しい、晩年の傑作「虹が立つハムステッド・ヒース」(1836年)。コンスタブルの絵は、細部をじっと見つめていると、その絵の中に吸い込まれそうな素晴らしい遠近法のテクニックがあることに、今回実物を観て気づきました。すばらしい!

ここでも図録とグッズを買いこみ、荷物がすごく重くなった。おまけに雨は止まないし。でも、心は充実して、元気に実家に戻りました。本日の図録を披露。↓

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図録はどちらも、ボリュームあって、大満足な出来です☆ 図録はその時に買っておかないと、後で後悔することになりやすい。ヤフオクでしか入手できない図録もあったりして。

それにしても、傘をさしながら雨の中を二つの展覧会の戦利品を提げて歩くのは辛かった。おかげで、長谷川十兵衛様のビール、今日も買えなかった(涙)。明日は浅草に出かけるので、明日こそ買ってくるぞ!

そういえば、ウェブ上で投票できるドラマアカデミー賞という企画があるそうで!

ザテレビジョンドラマアカデミー賞 | ドラマNo.1を決定します。 (thetv.jp)

ザテレビジョンドラマアカデミー賞 | ドラマNo.1を決定します。

おお、これは「麒麟がくる」のためにあるような企画ではないか!(喜悦) よし、投票するぞ!

長谷川十兵衛はもちろんなんですが、私はとにかく、染谷信長に何か賞をさしあげたいと、以前から思っているし、ココでも言った。従来の信長像の固定観念をみごとに覆した彼の演技力は、実にみごとでありました。

麒麟がくる】キャストビジュアル第2弾「織田信長」 | ORICON NEWS

まさに「哀しき覇王」そのものでした!(慟哭)

大河史上、最高に哀切な本能寺の変を生み出した、染谷信長の演技力と長谷川十兵衛の美しさに、是非ともアカデミー賞を!!

本能寺の変」に向けていま改めて伝えたいこと――「麒麟がくる」主演 ...

うん、やっぱり壮年になってからの長谷川十兵衛の貫禄と色気は、たまりませんな~~//// 本能寺の変が刻一刻と近づくにつれて、苦悩と煩悶とで色気マシマシになっていく長谷川十兵衛光秀が好きです///

ところで、えっと、続編情報はマダですか?(笑)

「時今也桔梗旗揚」鑑賞 & 九段の桜

昨夜はものすごい土砂降りになった東京でしたが、一夜明けると抜けるような青空。気温は15度もあったようですが、風が冷たくて、体感として少々寒かった。本日は歌舞伎「時今也桔梗旗揚」を鑑賞する日です。コートを着て、午前中に半蔵門国立劇場へ向かいました。

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新型コロナ対策で、席は一つ置きの着席。でも、その方が互い違いの配置になって、舞台を見るのに都合がいい。私は1階席のほぼ中央の席でした。二階席にもそこそこお客さんが入ってたかな。三幕三場、およそ2時間半の公演です。

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ロビーでパンフレットを買う際に、光秀人形もパチリ☆ 可愛い/// 明智関連本もいろいろ売ってたよ。

お芝居そのものの感想ですが、シンプルな構成で明快な筋立てなので、歌舞伎初心者でもわかりやすいのではないでしょうか。導入部の「麒麟がくる」OP曲からの片岡亀蔵の解説もあるしね。亀蔵さんの解説は、今日はちょっと噛みがちでしたか(笑)。緊張されてたのかな?

で、今回鑑賞して、私が一番興味深かったのは、大詰めの「愛宕山連歌の場」で、舞台がいきなりヒュ~ドロドロ風味になったとこ!(笑)

さすが四谷怪談の脚本家vvv

と、変なところで感心した。小田春永からの使者を迎える場面で、急に愛宕降ろしの風が吹き込んで、明かりが消えて真っ暗になるわけ。んで、再び明かりが灯ると、死に装束になった光秀が謀反の覚悟を決めて、使者二人を切り殺すんですが、この演出だと、

光秀、もう完全に発狂やなvv 怨霊まっしぐら!

といった風体に見えましたがな。「絵本太功記」の光秀がシェークスピアの「マクベス」風味の苦悩型だとすると、「時今也桔梗旗揚」の光秀は苦悩型というよりもブチキレ怨霊型といえるでしょうか。見比べてみると面白いね。

それにしても、舞台で見ると、改めて水色桔梗って美しく映える家紋ですねえ。信長が明智の家紋を羨ましがったという逸話もあったりしますが、さもありなん。また、「時今也桔梗旗揚」の光秀の衣装も「麒麟がくる」と同じく青が基本なので、これまた非常に涼やかで端正。髪形は燕手(えんで)と呼ばれる総髪型。「麒麟がくる」の長谷川十兵衛が総髪だったのは、この燕手の髪形の踏襲かもね。

駄菓子菓子、既に史料で、信長から光秀への折檻や虐めはなかったのではないかという見通しを抱いている私にとっては、やはり芝居の中での執拗な春永による光秀イジメは、なかなかその動機に納得し難いものがありますなあ。

鑑賞後は、まだ13:30頃だったので、そのままタクシーで九段下の靖国神社へ花見に行きました♪

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けっこうな人出だった。もう桜も夕べの雨にうたれて、満開を過ぎて散りがてになっていました。今週末には葉桜になりそう。

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遊就館の奥の池を巡りました。桜が水面に映えて美しい。鯉もゆったり泳いでました。そこから千鳥ヶ淵へ足を運びます。オリンピックのために遊歩道工事がなされいたのが終了していて、歩きやすくなった。

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御堀にボートやスワンが浮かんでいました。スワンって、見てる分にはいいけど、実際に乗ると漕ぐのがけっこう重労働なんだよね(笑)。お堀の萌黄色の水面にピンクの桜が対照的で綺麗///

楽しいお散歩を終えて、実家に帰宅したのが15:00。今夜19:00からは、NHK-BSで満島ひかり主演の江戸川乱歩原作「怪人二十面相」のドラマを観て(イマイチの出来だったな)、母上お手製のお彼岸の散らし寿司を食べて、充実した一日を終えました☆

明日は、国立国会図書館の抽選に当たったので、行ってきます。ってか、実は今週、国会図書館の抽選に2回当選したんだけども、これっていいのか?? まあ、嬉しいので2回行ってきますけども。明智関連資料を読んでくるよ!

そうそう、長谷川氏のキリンビールのCM、実家のテレビでやっと見れた!

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明日、図書館の帰りに買ってこなくちゃ///

それと、できるなら、三菱一号館美術館で開催中の「コンスタブル展」と、竹橋で開催中の「あやしい絵展」もハシゴで観に行きたいんだが・・・うーん、時間が取れるかどうだかなあ~。

某所のブツも、ちょっとずつ進んでおります、今しばらくお待ちくだされええ~。

 

蟹江のお仕事 & 実家に帰省完了 & 『るるぶ 麒麟がくる』買った

昨日は蟹江でお仕事してきました~♪ あいにくの雨でしたが、東京から仲間達が参集くださって、ありがたかった。

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お仕事前に、控室でお弁当のお昼ご飯を頂戴しました☆

蟹江は小酒井不木の生誕地。江戸川乱歩をデビューさせた医学者にして探偵作家です。ここ数年、小酒井不木への注目度が高くなっているよね。

お仕事は無事に終了しまして、スタッフの皆様とも気持ちよくおつきあいでき、満足して名古屋へ戻り、東京からいらしてくださったお仲間達と久しぶりに会食しました。ミッドランドビル4階の中華レストランで。

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点心コースを頼んだのですが、名古屋盛りというかなんというか、凄い量が出て来た///

美味しかったですが、とにかく量が凄くてvvv お腹をだいぶ空かしていかないとヤバイ。ビールもしこたま飲んで、最高に楽しかった!

そして、本日は東京へ無事帰省完了。お昼頃の新幹線に乗ったのですが、けっこう空いてた。東京駅もガラガラ。緊急事態宣言解除当日だった割には、案に相違して、人出は少ないようでした。天気も、名古屋は快晴なのに東京は曇天。真っ直ぐ実家へ帰りましたん♪

明日は、国立劇場に「時今也桔梗旗揚」を観に行ってきます☆ わ~い、楽しみ♪ 「麒麟がくる」の演出もあるそうじゃないの、素敵///

麒麟がくる」といえば、あいかわらず明智光秀関連本を読みまくってるんですけど、こんなのも買ってしまひvvv

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今更『るるぶ 麒麟がくる』!!(爆笑)

でも、遅きに知ったとはいえ、この雑誌、買って損はない。なぜなら、「麒麟がくる」のキャストや名場面の写真が、けっこうセンス良く掲載されているからだ。特に6ページ目の、染谷信長と長谷川十兵衛(甲冑姿)の対面カットは、なかなかセンス良し!

旅情報も、『るるぶ』らしく、盛りだくさん。けっこう知らない情報も書かれていて、「へえ」と今更知識が増えた。たとえば、京都市鞍馬口の天寧寺の紹介で、「1999年に須弥壇上の天井から明智光秀の位牌が発見された」とあって、どういうこと!? ミステリーじゃん! なんで曹洞宗の寺の天井に明智の位牌が??

っつか、ほんと、近畿には明智光秀を供養した痕跡が多すぎる!(驚)

謀反人として江戸時代には強固にレッテル貼されていたはずの明智光秀ですが、こっそりとではあっても存外に人々は明智を偲んで、慕っていたのではあるまひか。この供養の痕跡の多さは、ちょっと異常というか、なんというか。

それと、巻頭に長谷川博己氏のインタビューが載ってるんだけども、長谷川氏も比叡山坂本の街を訪れて、「とにかく景色がキレイ」と感動なさったようで。うん、私も実際に当地を訪れてそう思った。今でも、もう一度、坂本の街に行きたくなってるもん。本当に美しい街だったもん。名古屋からは近いのだから、これから頻繁に訪れるようにしたい。三井寺への旅の途中にでも///

それとね、今回、西教寺(坂本)と谷性寺(亀岡)に行ってみて思ったのは、明智ゆかりの寺社というのは、なんか床しい雰囲気の漂うところばかりだなと。どちらのお寺も、どこか優しい風雅な雰囲気を感じたヨ。もしかしたら、明智光秀の人柄を偲ばせる空気なのかもしれないな、と。

次はやはり、福知山でしょうかねえ。さすがに福知山は名古屋からだと遠いけど。京都駅から2時間半かかるもんな。福知山城主は光秀というより秀満なんでしょうが、城郭と城下町の設計は光秀。福知山を見分してからじゃないと自分の言葉では言えないが、築城の名手としての明智の側面をもっと知りたい!

今回の「麒麟がくる」の功績は、これまで智将の面のみが有名だった明智光秀のプロフィールに、名射撃手&築城の名手としての情報を付け加えられた点にも求められるよね♪ かっこいいじゃん♪

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風の谷ならぬ明智荘の長谷川十兵衛は、そのうちメーヴェにも颯爽と乗りそう///

なんてね~(笑)。ところで、私は本日から一週間、実家に滞在するのですが、某所に1本、「麒麟がくる」ネタでブツを挙げたいと、ココに宣言したいと思います!! 「あげあげ」詐欺にならないよう、あい励みたいと思います!!