新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

魔地機関長ともあろう者が、まだ目が覚めんのか!

タイトルは、井上ハーロックが魔地機関長に重力サーベルを向けて言い放つ言葉。
1978年版アニメのシーンですが、この回、自分の娘だと思いこんだマゾーンをハーロックから守るために、果然とキャプテンに立ちはだかる魔地機関長がマジカッコイイんですよね!(>シャレじゃないよ)

ヤングハーロックを語ると言いつつ、またまた1978年版アニメの話かよってことですが。(笑)
ごめんなさい、ヤングハーロック、もう少し待って! 言いたいことはいっぱいあるのよ!
でも、やっぱ、まずは1978年版アニメ〜。

で、タイトルの回ですが、これね、アルカディア号に乗り込んできたマゾーンのパトラスが軽々と逃げ回るんだけど、突如ハッと足を止めるのです。アルカディア号のクルー達の追跡など鼻であしらうようにしていたパトラスの足を止めさせたものは……、

そうです、もちろん、我らがキャプテン・ハーロックです!!

このシーンの、通路の奥からまるで幽鬼のようなシルエットで現れてくるハーロックが、しびれるほどカッコイイんですよね〜♪ 演出最高!!
あの独特の肩を揺らす歩き方でね♪

で、無言でパトラスに銃を向けるハーロック
この「無言で」というところが、また、カッコイイ。
パトラスは蛇に見込まれた蛙のようです。←なんちゅう喩えじゃ。
と、そこへ、二人の間に魔地機関長が割って入るんですよ。
「撃つな、キャプテン! これは俺の娘なんだ!」ってね。
ハーロックはもちろん、それが機関長の錯覚だと知ってるんだけど、じっと機関長を見つめてから、なんと銃を降ろすんです。たぶん、万に一つの機関長の願いの可能性を共に信じてあげようとしたんだと思います。こういうところが、ハーロックの優しさであり、またその優しさを、セリフを使わず、ハーロックの目の表情だけで語らせた演出の見事さは秀逸☆

ところが、パトラスは機関長の身体の隙間から銃でハーロックを狙い打ちするんです。で、ハーロックは急いで避けるんですが、銃弾が肩をかすめて怪我を負ってしまう。後で、けっこう深い傷であることがわかるんですが。
それで、さしものハーロックも怒って重力サーベルを抜き放つわけですが、この一連のハーロックの身の動きがまた、素晴らしくカッコイイ!……ってか、

エ……エロい///
(ごめんなさい、ごめんなさい!)

肩を撃たれて、一回転して、振り向きざまサーベルを腰から抜く!
ハーロックのかすかな悲鳴(>もう少し大きかったら、またもやアルカディア号が暴走します!)と、その細い腰回りが堪能できる、良いシーンです!(笑)

そして、パトラスを撃とうとするハーロックの前に、機関長がまたもや立ちふさがる。
「娘を撃つなら、俺を撃ってからにしてくれ」と。

ここでまた、ハーロックの無言劇スタート!(笑)

あの大きな茶色い瞳で、じーーーーーーーーーーーーーーーっと機関長を見つめてから、おもむろにサーベルを機関長に向けて一発!!
機関長の頬をわずかにかすめていきます。

ナイスコントロール!!>違

そして言い放つ言葉が、本日のタイトルとなります。
激高した声ではなく、押し殺した渋い声音で、しみじみと機関長を諭す井上ハーロックのかっこよさに、幼児の私はテもなくコロリ///
ほんまに、ええ男やなあ///←イヤな幼児だな。(笑)

それにしてもヤッタランとはまた違って、この魔地機関長とハーロックの絆には萌えるものがありますね〜。
原作でも、この二人の関係は、ヤッタランの時とはまた違った対等性がうかがえて面白い。原作では、ハーロックは「魔地」と呼び捨て、機関長も「ハーロック」と呼び捨てなんです。
ちなみに、ヤッタランはハーロックに「副長」と呼ばれ、ヤッタランはハーロック「キャプテン」と呼びます。
なんでしょうね、この差は?
一考の余地有り。(笑)

思うに、ヤッタランとハーロックは、あくまでアルカディア号を介しての絆(ヤッタランはアルカディア号に激しく興味がある。ハーロックアルカディア号に激しく愛されてる)であるのに対し、魔地機関長とハーロックはいわゆる男同士の友情の絆に近いのかも??
もちろんヤッタランだって男の友情ではあるんだけどさ、ヤッタランがまずはメカオタクなのに対し、魔地機関長は常識人だからねえ。

でも、これだけは言える!

ハーロックってば、好みのタイプはトチローやヤッタランや魔地機関長の類の体型なんですね!!?(爆)

だって、そうとしか思えない。
マゾーンの色仕掛けにも、蛍ちゃんの若さにも、はたまた台羽正の少年愛の美学にも、まったくといっていいほどブレない無関心さでいられるキャプテンの正体(?)は、ソレだ!!←ドレだ!?