新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

オカリナが聞こえる……!

タイトルは、1978年版アニメで、まゆちゃんがマゾーンに攫われてユリシーズ星雲のどこかに隠されてしまったのを一生懸命探すアルカディア号の内部で、この隙にとラフレシア様が地球に先遣部隊を送り込んだのを知ったクルー達がキャプテンに「地球へ戻ろう!」と詰め寄るシーンでの、ハーロックのセリフ。

クルー達に、まゆの存在こそが守るべき地球のレーゾンデートルだという、わかったようなわからないような理屈と多分絶対「男の色気」で説得し得た(笑)ハーロックは、突然艦橋で耳を澄ませて、
「オカリナが聞こえる……」
とか言い出すんですねー。
真空の宇宙空間で音が伝わるはずもないに、真剣な目の色で言い切る我らがキャプテン……

で、電波…?←黙れ

そして素直なクルー達も、我らがキャプテンの言うことだからと、みんな一斉に耳を澄ませる。アルカディア号まで唸り出す。
と、しかし、ここに一人、
「何も聞こえませんが??」
とくそ真面目に言い出すヤロウが!!

そこは空気読めよ台羽!!(涙笑)

まったくー。
駄菓子菓子、こういうところが台羽とハーロックの面白いコミュニケーションのあり方だと、私なんぞは勝手に萌えるんですけどもネ♪
台羽正って、良くも悪くも、融通が利かないというか、性格に潤いが無いというか、野暮いというか。(笑)

その点、おそらく星野鉄郎だったら、あの子は利口なのできっと空気を読んで、その場は黙って、心の中で電波系なハーロックに同情しているに違いない。←それはそれで嫌味なヤロウだな。

しかし、ハーロックって、確かにほとんど電波系なんじゃと疑ってしまうくらい、オカルト現象を平気で生じさせる男です。
最終話(だったかな?)、一人で中枢コンピューターの処へいって、自分とコンピューターのためと二つのグラスにワインを注いで、コンピューターに向かって、
「さあ、飲めよ」
と!
ほいでもって、おそるべきことに、この後コンピューターに差し出されたグラスのワインがひとりでに減っていくんですよ!
で、そんなオカルト現象を眺めながら、笑い声をあげるハーロック

気でも狂ったんちゃうかキャプテン!?(恐慌)

子供心に、この時のハーロックがものすごく怖かったです///
巷の感想で、時々、「子供の頃、ハーロックが怖かった」という感想を見かけることがありますが、それ、私も少し共感する。
私の人生の師匠で、生き方も礼儀も、手紙の書き方さえハーロックに教えてもらった(七歳のまゆちゃんへのお手紙を、ちゃんと時候の挨拶から始めてるんだよ、キャプテンってば!)ような私ですが、ハーロックって時々オカルトになるんだもん。。。

まあ、そんなところも、大好きなんだけどもネ///
コレが世に言う、あばたもえくぼってヤツ?(笑)