新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

雨の雫

今日は久方ぶりの雨です。
ふだんは雨はうっとうしいけれど、ここんとこずっと乾燥した晴天だったから、潤いのある空気はちょっと嬉しい。髪の毛の調子もいいです♪ 艶々。

今日はこれから講演のお仕事なんですが、午後からなので、出かける前にちょっと萌えトーク

上記で「艶々(つやつや)」と言いましたが、スターウォーズのエピソード1のノベライズを読むと、本文中に25歳のオビ=ワンの形容として「艶やかな童顔」という表現が出てくるのは超有名ですね。
ところで、この「艶やか」って、訓読みが2種類あるんですよ。

艶やか = つややか
艶やか = あでやか
どっちだ!?

これって、けっこう重要な問題じゃない?vv
「つややか」と読むと、健康的でぴちぴちしたお肌で可愛い感じがします。
しかし、「あでやか」と読むとすると、色っぽくてセクシーで妖艶な感じがするのです。
妖艶な童顔というのも、どーなんよ? とは思うので、たぶんここは「つややか」なんだろうと思うけれど、さあて、どうでしょうね?
こういうのは原文を読まないとわからないんだろうな。

エピソード1のノベライズって、巷でも言われているとおり、オビ=ワンの性格が映画で見るよりかなりキツくて、クワイ=ガンともけっこうな大喧嘩してるんですよね。アナキンに対する複雑な感情も、ノベライズの方がオビ=ワンの心理に寄り添って書かれてて、
「ああ、これがエピソード3の悲劇へ繋がっていく萌芽の一つなんだな」
と納得させられます。
そこらへんも、映画と比べてみると面白い。
クワイ=ガンに腹を立てているオビを見て、宇宙船の中で幼いアナキンがオビに声をかけようとするんだけど、オビが返事もしないシーンとか/// なかなか、若オビも感情豊かです。
それでも、オビの方から思い直してクワイ=ガンに謝罪するシーン、オビ=ワンの短気だけど素直で明るく真っ直ぐで清らかな性格がよく描かれていて、ちょっと感動ものですよ。
だからこそ、ラスト間際の、クワイ=ガンの死を看取るシーンで、涙を流すオビの描写が生きてくるんですね。

『ローグプラネット』でも、オビは「直線的な男」と形容されているんですが、オビ=ワンがライトフォースの申し子と言われるわけは、慎重な性格でありながら、その素直で陽性な人柄にあるんだろうな。
私は常日頃から思っているのですが、育ちのよさというのは、僻みや妬みのない、素直で前向きな性格をいうのですよ。
オビ=ワンの気品や気高さは、この素直で明朗な性格に因っている。

対して、アナキンがあれだけ美男子でも気品や気高さとはちょっと距離があるのは、奴隷だったコンプレックスが彼を縛って、才能はあるのに、妬みや嫉妬、後ろ向きなマイナス思考の性格が影響していると思われる。

アナキンは、オビ=ワンより自分の方が強いと思いこんでいたけれど、心の底ではオビの気品や気高さにコンプレックスを深く抱いていたんだね。
自分が身につけたいと思うものを、苦もなく先天的に身につけているオビに、愛憎めらめらってとこだったのでしょうか・・・。
それでも、自分を育て慈しんでくれたマスターが、大好きだったアニー。

切ないのう。。。