新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

アップルパイ、バリエーション☆

少し疲れたかなあ〜。
気圧の変化かなあ〜。
頭痛が一日激しかったので、今日はおとなしくおうちに籠もっていました。お熱がちょっぴり、出ちゃったよ。。。

さて、それでも、おうちでゴロゴロの合間に、またまたアップルパイ作りに挑戦!
・・・って、単にリンゴが余っちゃったから、なんだけど。(笑)
今回は、パイ生地を上に被せて焼いてみました。

ふむふむ、美味しいぞ。
次回は、リンゴだけじゃなく、レーズンとか、カスタードとか、いろいろ入れてみようっと。

さて、お熱があっても萌えは治まらず。
ということで、今日もいきます、スターウォーズ語り☆
本日は、ブリッジノベルから、こんな作品をご紹介。

スター・ウォーズ悪の迷宮〈上巻〉 (ソニー・マガジンズ文庫―Lucas books)

スター・ウォーズ悪の迷宮〈上巻〉 (ソニー・マガジンズ文庫―Lucas books)

スター・ウォーズ悪の迷宮〈下巻〉 (ソニー・マガジンズ文庫―Lucas books)

スター・ウォーズ悪の迷宮〈下巻〉 (ソニー・マガジンズ文庫―Lucas books)

これは、エピソード3直前のお話。パルパティーンが偽りの誘拐をされるくだりが、ストーリーのメインですが、アナオビ的にも大変美味しい///

まず、アナキン&オビ=ワンの無敵最強ジェダイコンビの戦い方は、いっつもオビ=ワンが囮役という次第が語られるお話なのです☆
シスの復讐』でも、オビは冒頭で、
「なんでいつも私が囮なんだ!」
って、アナキンにぼやきますが、そのそもそもが、この『悪の迷宮』でも美味しく描かれているのです〜。
下巻の冒頭になるのですが、証人を連れて、敵の攻撃を受けながら逃げるアナオビ。別々のソリに乗って走るのですが、後方のソリを繰っていたオビを、なんと上空から迫った金属の熊手のようなクレーンがひょいとつまみ上げちゃって、浚っちゃうんですね!
それを振り返って見たアナキンは、大事な証人をほっぽり出して、無我夢中で、オビを浚った金属クレーンに飛びつき、マスターを救出するわけです!

姫オビを助けるため、全速力で駆け戻ってくるアナキン王子様、かっけーーーー///

ほいでもって、任務すっぽかして自分を助けにきちゃったアナキンに、オビ=ワンがかけた一言――

「来てくれると思ったよ」

いいのか!?
許しちゃうのかオビ!?
ジェダイ・コードはどこへ!?

ま、いっか///
いやはや、アナキンに捨てられちゃった証人こそ、いい迷惑。

しかし、この作品の真の萌えどころは、実はそこじゃない。
やはり下巻、こんな二人の会話があります。

オビ=ワンはもとパダワンを横目で見た。「きみと女性の関係はじつにおもしろいな。彼女たちが窮地におちいればおちいるほど、きみは心配するようだ。そしてきみが心配すればするほど、女性の方はきみのことを心配する」
アナキンは顔をしかめた。「何を根拠に、そんなバカなことをいうんですか?」
オビ=ワンは目をそらした。「ホロネットのゴシップだ」
アナキンはわざとオビ=ワンの顔の前に立った。「何かがあったんですね? なんです?」

ここ・・・、アナキンと女性達の関係に、オビ=ワンがちょっと嫉妬して(もちろん女性達に対して)いるようにも読めるんですけど///
アナキンを横目で見て、って仕草に、さ///
そいでもって、アナキンが怒ると、さっと目をそらすオビ・・・///
嫉妬したのかしないのか、それを知りたくて、「わざとオビ=ワンの顔の前に立った」アナキン!!

萌えーーーーー!!
凄いでしょ、こんな描写が、それはそれはさりげなく出てくるなんて。
でも、重要なのは、この会話の最後の方なんですよね。パドメへの想いをオビーワンが察して、アナキンに語りかけるのですが――

アナキンは不機嫌に口を結び、それからこう言った。「あなたにうそはつきません。彼女に会いたくないとは言いませんよ」
オビ=ワンは同情したような顔になった。「そういう形で彼女を恋しがることはできないぞ」
「それはなぜですか、マスター?」
「きみはジェダイ・コードに献身しているんだ。両方と結婚することはできない」
「誰が結婚の話をしたんです? パドメは、僕の友人です。僕は彼女と友人として会いたいんですよ!」
「パドメのために自分の運命を捨てるのか?」
アナキンは怒ってまゆを寄せた。「僕は選ばれし者だと言った覚えはありません。そう言ったのはクワイ=ガンです。カウンシルすら、そんなことはもう信じていない。それなのに、どうしてあなたが信じるんです?」
「きみがそう信じていると思うからさ」オビ=ワンは落ち着いて答えた。「きみは心の中では、自分が偉大な仕事を果たすために生まれたと思っている」
「あなたは、マスター? あなたは自分が何のために生まれたと思っているんですか?」
「無限の悲しみを味わうため、かな」オビ=ワンは微笑を浮かべながらそう言った。
アナキンはじっと彼を見た。

うわああ・・・。
この時、もうアナキンはパドメと結婚してるんですが、オビ=ワンにはとにかく隠すんですね。
表向きの理由は、そうしないとジェダイ・オーダーから追放され、パドメの政治家としてのキャリアも台無しになるからなんですが、本音は、本命であるオビにだけは知られたくなかったという気持ちでしょう。(腐)
 
そして、最後の、「無限の悲しみを味わうため、かな」という台詞――まさに予言の言葉となってしまった。。。
この時の、オビをじっと無言で見つめるアナキンというのが、また・・・なんとも。

思えば、オビ=ワンって予知夢を見る体質ではないのに、彼が前もって発する言葉は、未来を的中させていることが多いよね。
この会話のケースもそうだし、エピソード2の、「いつかおまえに殺されそうだ」という超有名な予言も、そう。
さらに、スターウォーズ名台詞として名高い「嫌な予感がする」というのは、いろんなキャラクターによって発言されているのですが、実はこの台詞を6部作の時系列で最初に発したのは誰かといいますと、なんとオビ=ワンなのですよ! 『ファントム・メナス』冒頭、トレード・フェデレーションの宇宙船にクワイ=ガンと共に乗り込んだ、まだパダワンだった頃のオビ=ワンが、クワイ=ガンに向かって、
「なんだか、嫌な予感がします」
と言うのです!
これは、その後のサーガの展開を視野に入れると、まさにオビが自身の「無限の悲しみを味わう」運命の幕開けを無意識に感じ取ったための台詞と、深読みできないこともありませんよね!

アナキンほど生けるフォースに敏感ではないけれど、現実の問題を見すえ、そこから過去・現在・未来を鳥瞰できる<統合のフォース>の持ち主オビ=ワンは、

まさに預言者!!

ジェダイ・クエストの作者ジュード・ワトソン女史が喝破するように、オビ=ワンこそが歴史の立会人であり、そういう意味では、スター・ウォーズとはまさにオビ=ワン・ケノービの物語なのであるといったところでしょうか。。。


ところで、全然話は変わりますが、土曜ドラマ『山猫』、おっとびっくり、ナリが悪役だったーーーー!
『相棒』でも、たしかこんな展開だったなあ〜。
悪役、割とイケてると思いますよ、ナリ☆