新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

台風の大須観音☆ & 映画『女神の見えざる手』素晴らしい!!

本日は昼間に台風が東海を通り過ぎるもようで、直撃ではないけれどけっこうな雨となりました。一番雨が激しい時に、ちょうど大須観音での講演が当たってしまっていて、客足が心配されましたが・・・

足下の悪い中、皆さん集ってくれました!!(感涙)

大須のお寺を借り切って、そこで開催した講演でしたが、ご住職さんもスタッフの皆さんも頑張ってくださって、また「台風が来ようが何が来ようが」という意欲で私の講演を聞きに来てくださった方々もいらっしゃって、ここ数日メンタルが落ちていた私にとっては、感涙に次ぐ感涙でした! 本当にありがとうございました!

このお仕事は、「やっとかめ文化祭」という名古屋市主催の大規模なお祭りプロジェクトの一環なのです。先週末~来月初旬にかけて、けっこう長い期間続く文化祭で、今週末はまた私は二つほどお仕事が入っております。

ということで、雨脚は激しくとも嬉しい気持ちでいっぱいになって大須を去りまして、そのまま矢場町駅へ直行し、センチュリーシネマに飛び込んで、映画『女神の見えざる手』の16:20の回に間に合いました! 大須矢場町は地下鉄で一駅だからね。雨のおかげか、映画館(パルコ東館8F)は日曜日にしては空いていて、ゆったり観れた。この映画館は、こじんまりしている割りに、なかなかスクリーンも大きくて、客席シートも観やすく、良い映画館なのです。マンゴージュースを買って、いざ鑑賞☆

f:id:tamakik:20171028130104j:plain

感想は――

これは素晴らしい作品だ!!

おお、これは今年に入って「哭声」と並ぶヒットだ! 個人的に、正直、上半期に観た「哭声」を越える映画は今年はないかもなと思っていたのですが、ここに来てキタキタキターーーー///

なんといっても、キャリア・ウーマンによるハードボイルドといった脚本、演出が素晴らしい! 主演のジェシカ・チャスティンがキャリア・ウーマンの生態をみごとな説得力で演じています。そうそう、そうなんだよ。キャリア・ウーマンって、こういう考え方をするんだよ。キャリア・ウーマンに理解の薄い日本社会ではこのヒロインは過激に見えるかもしれないが、私にとっては彼女の思考、生き様は、納得がいくものですわ。

こういうライフスタイルがあって、いいじゃない。ってか、自分の才能と仕事にプライドと情熱を持って全てを捧げるヒロイン像を、なぜ日本のドラマは描けないのかなあ? 「女は脳みそまで胃袋で出来てる」ってイメージを、どうにかしてほしいんですがね。ちなみに、日本の女性雑誌って、なんで食べ物と服の特集ばっかなのかね?vv 某「天○生活」とかいう雑誌とか、さvv

このヒロイン、食事に全く気を遣わないわ、薬で睡眠削ってるわ、という生活してますが、こういうところも個人的に共感を持つね。(笑) 私も食事にそんなにこだわらない。美味しいものはそれなりに好きですが、年がら年中、食べ物のことしか考えてないという生活は送ってないからなあ。偏食、大いにけっこう。(笑) 「女は三度三度のメシのことだけ考えてろ」という、日本の風潮は全く理解できんのです。

まあ、そうは言っても、ミステリを読み慣れてると、実はこの映画は序盤で仕掛けが薄々わかってしまうところなきにしもあらずなのですが、それでも主演を張った女優さんの渾身の演技がそのキズを補ってあまりある。

羊たちの沈黙』のクラリススターリング捜査官、『X-FILES』のダナ・スカリー捜査官、私の敬愛するキャリア・ウーマンのリストに新たに『女神の見えざる手』のマデリン・スローン女史が入りましたな☆

このヒロインのダンディズムは、目的に対してだけ義務がある、他の全てを犠牲にしてもという信条で、その犠牲の中に他ならぬ自分をも組み込んでいという点にあります☆ 素晴らしいヒロイズムだ、マデリン・スローン女史、カッコイイ!!

はあ、ちょうどトラベラーズノートで新しく映画ノートを作ろうと思っていた矢先だったので、この素晴らしい作品から書き始められそうで嬉しい限りです。

映画に感動した後は、パルコ西館のレストラン館で夕食しました。↓

f:id:tamakik:20171029221127j:plain

マグロとアボガドの丼に豚汁だよん♪ 美味しかったし、ウェイターさんがなかなか感じの良いハンサムな方でした/// 食後は珈琲を注文したら、たっぷりとした量で出てきた♪

f:id:tamakik:20171029221311j:plain

ゆっくりくつろいでから、帰宅の途につきますと、もう雨は上がっておりました☆ 明日は快晴だそうです☆

・・・それにしても、今日の映画の中で、スローン女史の性のお相手した男性キャラも行動が男前でした。そしてその男前な行為をした男性に、スローン女史は感謝こそすれ、それが彼女の戦略や物語の結末に何一つ関わらない(笑)という筋の運びは、もう少し日本のドラマは見習った方がいいと思うぞ。日本のドラマって、すぐ男女の湿っぽい仲でオチをつけたがるからさ。「女は恋愛しか興味がない」って偏見を、この映画はずっぱり斬ってくれてもいますぞ♪