新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

映画『哭声』感想 & オビ洋書でベイオビ就寝シーン!

今日はすっごくいいお天気☆
新年度も始まり、心機一転、気分がいいですね〜♪
実家も楽しかったけど、名古屋でお気楽マイライフの再開は、やっぱり一番心地よいです。
のんびり、まったり、マイペースで、いきまっしょ☆

さて、で、昨日は予告通り『哭声』観てきましたよ。
感想は――

めっさ面白い!!!(爆笑)

これ、新年度一発目のヒットやわ。良かった、観に行って。
ホラーだけど、ちょっとトボケた味もあって、でもそのトボケた感じが妙にリアルで、実際にこんな事件が起きたらきっとこんなふうに生身の人間は反応するだろうなあと、そんな観点で作られていて感心しました!
いいじゃん、良質のホラー(?)じゃん♪

それに、ストーリーも最後まで展開が読めなくて、なかなかサスペンスフルでした。
私はこういう展開が好きだなー。
全然ジャンルは違うとはいえ、『LA LA LAND』みたいな、パンピー様向けの古色蒼然たるピュア路線のラヴ・ストーリーよりは、ずっと好みですわ///

ただし、『哭声』は、韓国がキリスト教圏の国だということを理解していないと、展開についていけない危険はある。特にラストのオチ。
それと、どんな観点であっても、日本が悪者扱いされてる設定に我慢ならない「なしょなりずむううう〜」な方にもお勧めはできなかろう。(笑)
なんせ、日本人と○○が、同義語扱いされてますから///

それと、事件全体をどう解釈するかについて、上記の前提が理解できないと、結局何が何だったのか、映画全体のオチをも理解できないって可能性もありますかな。
「意味わかんない! 駄作!」とか、暴れる輩がいそうな気配?vv
たぶん、オタ層だったら理解できるだろうけれど、パンピーには難しいかもしれないぞvv
(←出たよ、またもや執拗なパンピー差別発言!笑)

國村さんと対を張る祈祷師の俳優さんが、渋めで、かつての夏八木勲さんみたいでかっこよかったネ。
日本VS韓国の、エクソシスト対決が迫力ありました!
それでいて、絶妙にオカシイしね!!(笑)
お勧め映画です☆


さて、巷ではすっかりアナキン・スカイウォーカーのセレブレーション降臨で盛り上がっておりますところ、諸々の期待(意味深)を込めて二週間後を待ちましょう。
その間、オビ洋書をとっとと読み進めてまいります〜♪
昨日の続きから。

狭い宇宙船の中で、喧嘩しながらも旅を続けるベイオビ。
寝室となる後部の部屋は、ベッドはあるけれど、寝台車みたいに仕切がカーテン1枚なんですよ! ヒイイイイ!←やめれ。

でもって、一人で戦闘へ送り出したアナキンを思い、また怪我も完治しておらず、オーガナ議員に対する警戒心も解けないといった、様々なストレスを抱えたオビ=ワンは、コクピットの席におとなしく座りながらも顔色が青ざめてぐったりしてしまっているんです。
それを横目で観察していたベイルさん、そっと厨房へ行って、温かい薬湯をマグカップに煎れて持ってきてくれるんです。それなのにオビったら! 翻訳。↓


……オビ=ワンは軽いトランス状態に陥った――そうすることによって、自身の傷つき磨り減っている強靱さを、再び取り戻すことを望みながら。
現実感が遠のいていく。その遠のいていく過程の中で、彼はぼんやりと、船がハイパースペイスにジャンプしたのを感じた。
オーガナは眠らずにいて、オビ=ワンの周囲をうろうろ歩き、そのうち彼の肩を軽く叩いて眼を覚まさせた。
「ほら」議員はそう言って、彼に薬湯のカップを差し出した。「鎮静剤です。あなたはあまり気分が良さそうに見えない。それを飲んだら、横におなりなさい。少し眠るといい」
オビ=ワンはコクピットのビューポートを見やり、ハイパースペースの渦がゆっくり流れているのをみとめた。それから薬湯に眼を移したが、薬への関心の無さを隠しもしなかった。
「いりません」
「飲むんだ」オーガナは言い張った。「あなたはつい数日前に大怪我を負っている身ですぞ、その記憶をなくしてしまわれたのか?」
「奇妙なことに、その出来事はよく覚えていますよ」オビ=ワンは言った。「議員、あなたの心配はありがたく思います。しかし、私はジェダイです。私は化学薬品による治療を必要としない身体なのです」
オーガナは顔をしかめた。
「わかりましたよ。それで、この状態をどうなさるおつもりか? 私は分別のある指示をあなたに与えた、あなたはそれを自分で何とかできるからという考えで無情に蹴られるわけですな? マスター・ケノービ、私は既にあなたの態度にうんざりしている。つべこべ言わずに薬を飲みなさい!」
フォースを使ってオーガナの指から薬湯を引き抜いてみせようかと、子どもっぽい誘惑が心にわき起こった。が、その考えは心の中に収めておくべきだろう。そう思ったオビ=ワンは、ジェダイでない人間のように薬湯のカップに指を絡めて受け取り、飲み干した。
「よろしい。どうです?」オーガナは、ばかばかしいほど喜んで言った。「そんなに苦くはなかったでしょう?」
彼は操縦席へ腰を下ろした。
「あなたは本当に少し横になるべきだ。私はあなたの顔より真っ白なシーツを、今までに見たことがないくらいですよ」


ちょっと長いので、ここでいったん切りますが、どうです奥さん?vv
薬湯を持ってきてくれるベイル氏、優しい♪
なのに、すげなく断るオビ、すっげえ感じ悪い!(苦笑)
でもって、オビ姫様の高慢ぶりにもくじけず「飲みなさい!」と説教するオーガナ議員ですよ!
不満いっぱいながら、叱られて、腹いせに一息で飲み干すオビですよ!
ほいでもって、オビが薬湯を飲み干すと、「いい子だ♪」みたいな感じに、「飲んだ。飲んだ」って喜ぶベイルさんですよ!

ちょ、何なの、このベイオビの痴話喧嘩///
それで無事に薬湯騒ぎは収まったんですが、今度は寝るの寝ないので、激しい大喧嘩になります。(笑)
寝ろ寝ろとうるさいオーガナ議員に、オビが逆襲して、あなたこそ顔色が悪いというと、ベイルさんは覚醒剤を飲んでいるから大丈夫と答えるんです! 翻訳。↓

「私は元気です」オーガナは言った。「覚醒剤を飲んでますから」
覚醒剤?」素晴らしい。「それで、薬の効果が次第に消えて、あなたの代謝機能が崩壊したときは、どうするつもりです?」
オーガナは肩をすくめた。
「その時は、あなたに操縦席に坐っていただいて、私は横になりましょう。確認しておきたいのですが、あなたは宇宙船の飛ばし方をもちろん御存知ですよね?」
オビ=ワンは憤然と立ち上がった。
「今、あなたはわざと私を挑発しておられますな。よろしい。私は退場しましょう」
「良い考えです」と、オーガナは言った。「そうなさるようにと願っておりますよ。私が計算したところでは、最初の目的地へ着くまで三時間近くのフライトになりそうです。通常の飛行速度に戻ったら、あなたを起こしてあげますよ」
「そんな必要はありません、議員」オビ=ワンは肩越しに振り返って答えた。「通常速度に戻れば、私は自然と眼を覚まします」
オーガナは口の中でぶつぶつと失礼な言葉を呟いた。彼は相当苛立っているようだ。

ふふふ・・・///
どうです、この二人の応酬!
わざとオビを怒らせて寝かしつけることに成功したベイルさん、さすが政治家ですなー。
で、プライドの高いオビ姫は、まんまとその術中にはまってしまうわけですが、起こしてあげようという申し出を、冷たくきっぱり断って、ベイルさんの密かな期待をはねつけてしまうわけですねえ♪
「せっかく、この姫様を起こす役得を味わおうと思ったのにっ」って、悔しがるオーガナ議員、ってとこでしょうか?(笑)

いやあ、面白い!!
面白すぎて、ベイオビじゃないけど、私も不眠症になりそう///