新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

オビ洋書『WILD SPACE』第17章完読☆ まさかのクワオビとベイオビの交錯!?

暑い・・・夏がやってきた・・・。
発熱してからこっち、ちゃんと睡眠取らないといけないと言われて、一生懸命寝るようにしてます。(笑)
でも、仕事も原稿も趣味も、したいことがありすぎて、24時間じゃ足りないんだもん。どうしても睡眠を削ってしまう・・・いかんですなあ。

と反省しつつ、オビ洋書を睡眠時間削ってまでもガツガツ読み進んでしまっていて・・・だってものすげえんだもん、コレ!vv
とにかく、オビ総受け主義の方なら読んで損はないね♪
なんせ、二次創作が追い付かないほど、公式がカッ飛んでるってことが如実にわかるスピンオフだから。
かないませんわ、奥さん。(笑)

ということで、第17章も完読してしまいましたので、ご報告いたしまあす☆
ってか、奥さん!!
今までさんざん、オビはきっとクワイ=ガンの影響で年上好みのはずだの、だからもしかしたら10歳年上のがっしりした体格で長身のベイルさんに惹かれるんじゃなかろうかだの、好き勝手に妄想してましたが・・・

クワイ=ガンの面影をベイルさんに重ねてしまうオビって・・・・、
公式だったよ・・・・///

ぎょうええええええええ!!!
まさかまさかの事態です!!!
叫んでないで、はよ報告しろやという声が聞こえてきますので(笑)、以下、順を追って第17章をご紹介します。

宇宙船が不時着して、意識を失っていたオビはやっと目覚めますが、体内の奥深いところにシスの霊が宿ったままなのをぼんやり自覚しています。
身体の損傷がひどくて立ち上がれず、不安と緊張で周囲を見回し、ベイルさんを探すオビ。自分がベイルさんを殺してしまったんじゃないかと、ものすごく不安になっているんですが、その不安につけこむように、体の内部に巣くうシスが囁きはじめ、オビは白昼夢に取り込まれます。翻訳。↓

何の前触れも警告もなしに、オビ=ワンが苦労して得た呼吸は速やかに奪われ、彼の周囲の船の眺めは消え去り、彼は再び惑星ターナヴにいた。またもや13歳の頃に戻り、やせっぽちで怯えきって、火喰い蟲が襲ってくるのを感じて恐怖の悲鳴を上げた。
クワイ=ガン! クワイ=ガン、助けて!」
だが、クワイ=ガンが彼の悲鳴を聞くことはない。クワイ=ガンは死んだのだ。

ああ、オビ・・・。(涙)
惑星ジグーラのシスの霊は、オビの過去の記憶を自在に操って彼に悪夢を見せ、彼の精神を崩壊させる戦略を取るのですが、そうした悪夢のさなかでオビが必死に助けを求めるのは、やっぱりクワイ=ガンなのだということがわかって、なんともせつない場面です。
苦しい時、オビがすがりつきたく想う相手は、やはりクワイ=ガン・・・クワオビの絆が涙ものです///

そして、その夢の後も、続けてオビは25歳となり眼の前でモールがクワイを殺す場面を見たり、35歳になってアナキンがドゥークーに腕を斬られる場面を見たりして、悲鳴を上げ続けます。
夢中でアナキンの名前を連呼しているところを、ベイルさんに起こされるんですねえ。またもやオビを悪夢から呼び覚ましてくれたベイルさん♪ さすがにオビにも感謝の気持ちが出てきます♪ 翻訳。↓

議員のぼろぼろな姿をさっと観察して、オビ=ワンの心は和らいだ。
「議員・・・」
「マスター・ケノービ」唇を切っているため、オーガナはゆっくりと注意深く喋った。「それで・・・あなたが先に話した方がいいですかな? それとも私?」
オビ=ワンは顔をしかめた。「何を話せと? 私があなたに何を話すことがあるんです? それに、そのことが今の状況に何か役に立つとでも?」
彼の頭はずきずき傷んだ。
「ところで、議員、あなたはいったいどこにいるんです?」
「外ですよ」オーガナは答えた。「爆発で吹き飛ばされたんです」
爆発。「それは素晴らしい」
議員は片眉を上げた。「我々が地面に衝突してから、1時間は経っています。あなたはずっと気絶したままでね。私はすこぶる退屈でしたよ」
 (中略)
「ねえ、あなたはひどい打撃を受けて気絶してしまったんですよ」オーガナは言った。「しかし、私が見るところ、あなたはどこも骨折していないようだ」彼はしかめつらをした。「少なくとも・・・肉体的にはね」
彼らの困難な状況は、笑い事では少しもなかった。実際、楽しい境地からは何光年も離れた状況であった。にもかかわらず、オビ=ワンは自分の唇が微笑を刻むのを感じた。
「そのお言葉は、もしかして私が正気を失っているのではないかという疑いを、たいへん如才なく外交上の儀礼でもって暗にほのめかしておられるのですか?」
「ええ、その考えが私の心をよぎりましたからな」

苦境に堕ちたことを知りながらも、互いに気力を振り絞って軽口の応酬を交わすベイオビ、二人ともクールでカッコイイ///
そして、オビの心は少しベイルさんに向かって打ち解けてきます♪ それが証拠に、この章から、オビはベイルさんのことを「ベイル」と呼ぶようになります〜。
そして、オビを助け起こすベイルさんの描写が! 翻訳。↓

オビ=ワンは立ち上がろうとした。が、陸に上がった魚のように倒れこんでしまった。オーガナは片腕で彼を助け起こした。めまいを起こし、心臓は早鐘のように打ち、オビ=ワンは破壊された廊下の壁に力なくもたれかかった。オーガナは自分も反対側の壁にもたれ、二人は無言で見つめあった。

どっひゃああああ///
片腕だけでオビを力強く抱えるベイルさんですよ!
そして、ふらつくオビは、「陸に上がった魚のよう」、つまりオビは人魚姫ってことですかっ、えっ、そうなんですかっっ!?

ふう。またまたやってくれたぜ、この小説。ほんまにいったい、どーなってんの?vv
しかし、再び彼らは喧嘩をし、ベイルさんは怒って離れて行ってしまいます。(汗)
オビは苦痛を感じながら、もしベイルさんが無鉄砲に飛び出していったら危ないと思って、よろよろしながら後を追うんですね。でも、体が弱ってる上に、体内のシスがまたもや彼を苦しめます。翻訳。↓

オビ=ワンは手を膝に乗せ、繰り返し嘔吐した。17歳の頃、マンダリーが死んだときのように。その時のオビ=ワンは、今のアナキンとさほど年齢は変わらなかった。彼は幼児のようにしくしく泣いたが、クワイ=ガンはそんなオビ=ワンを叱らなかった・・・。
疲れ切り、オビ=ワンは惑星ジグーラの冷たく穢れた大地に崩れるように倒れこんだ。思い出はあまりに生々しかった、火喰い蟲のように、クワイ=ガンやアナキンの姿のように。彼の過去における最悪の場面が昼の光の中に再現され、初めて体験した時と同じくらい鮮烈で恐ろしい思いをオビ=ワンに味わわせた。
「ケノービ」
オビ=ワンは目を開き、頭を巡らせた。
「どうしました?」ベイル・オーガナが言った、彼はオビ=ワンから1,2歩隔てた距離に立っていた。オーガナの表情は深い懸念を浮かべていた。「いったい、どうなさったのです?」

またもやベイルさんに悪夢から引き戻してもらったオビ///
ってか、過去の出来事を悪夢で再現されて、何度も嘔吐するオビが痛々しくて。(涙)
弱り切り、青ざめた顔で、ふらふらするオビを、ベイルさんは励まし、遠くに見えるシスの寺院らしきところへ乗り込もうと誘います。オビは寺院に近づくと体内のシスが強まるのではないかと恐れて、ちょっと躊躇するんですが、さあ、そこでベイルさんとクワイ=ガンが重なってきます!! 翻訳。↓

「ここにボトル入りの水もあります」オーガナは言った。「それに、衝突を免れた食料もまだある。我々は自力であの寺院に辿りつけるでしょう。たしかに容易いことではないだろうが、それでも挑戦するべきです。我々はここにじっとして死を待つわけにはいかない。もし結局は死ぬ運命だったとしても、オビ=ワン、少なくとも私たちは何事かをなして死んでいくべきです」
議員の声は、クワイ=ガンの声のように聞こえた。その声は癒しと慰めを与えてくれる声だ・・・が、今はオビ=ワンを悲しませるばかりだった。
  (中略)
「単純な状況ではないことはよくわかっています」オーガナは落ち着いて言った。「危険を伴うことも承知です。しかし、あなたは先ほど、既にシスに打ち勝ったことを証明したではありませんか。私は再びあなたが彼らに打ち勝つことを信じてますよ」
オビ=ワンは混乱し、ベイルをまじまじと見つめた。
「何のことを言っているのです?」
「あなたは何も覚えていないのですか? 船の中で、私たちが地面に衝突する直前のことを?」
「いいえ。ぼんやりとしか」
「どんなシスがあなたを掴まえたのかわかりませんが、あなたはそれを打ち負かした。ちょうど、私達が船もろともジグーラの表層に衝突する直前に。そのシスはあなたを殺そうとした、が、あなたはそれを打ち破ったのですよ。あなたは我々の船を立て直し、そして、それから・・・フォースで何事かを行った。私はそれがどんな力なのか知らないが、そうした事実が私があなたを信じる理由ですよ」

ベイルさんの声に、ありし日のクワイ=ガンの声を重ねてしまうオビ・・・でも、シスのせいで今は悪夢の中でしかクワイの姿を見ることができないオビは悲しくなってしまって、はあ、せつない!!
そして、先刻の、シスとの激しい精神闘争に打ち勝ち船を救い、そしてライトフォースによる黄金の光でベイルさんを癒したことを、オビはぼんやりとしか覚えていないけれど、ベイルさんは強烈に記憶に刻み、オビの精神力に尊敬の念を払うようになっていました☆
こうして、ゆっくり、ベイオビの絆は結ばれていくようです♪

で、そんな二人のかけあいに、こんな萌えどころも♪
オビに激怒して駆け去ったベイルさんを、オビが追ってきたことについて、ベイルさんが尋ねるシーン。翻訳。↓

「あなたはどうして、私がもうあなたを怒ってはいないだろうと考えたのですか?」
オビ=ワンはおどけた顔をしてみせた。
「私の若さの魅力で、あなたの怒りも解けるだろうと思いましたので」
「は!? 何をおっしゃる!?」

うわあああああああ///
なんですとっ、オビがとんだ小悪魔///
いかめしく頑固な顔や高慢な態度をしておきながら、自分の魅力はけっこう充分自覚してるオビ姫様ってことですか!?

ベイルさんのような10歳も年上のオジサマをこますことなんて、お茶の子さいさいヨ、なんて思っちゃってるオビ姫様ですか!?

なんたって、35歳年上の男をも手玉に取ったオビ=ワンですので・・・って、いやいや、これはいけません。
これはベイルさん、怒ってよろしい。お仕置きのお時間ですな。(笑)

はい、じゃ、今日はこんなところで。
17章のラストは、次回にまた。
もうネンネの時間なのに、オビ姫様とお話ししたくて、なかなかオビを寝かせないベイルさんが読めますぞ♪
もうね、各章読むたび、萌えで疲労困憊///