新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

疲労熱最高記録! & ワニ映画と耽美吸血鬼映画 & 『KENOBI』第15章読了、モブオビ!?

昨日、メンタルがひどく落ち込んで、ハンドベル・コンサートの後、倒れるように帰宅して、おかしいなと思ってお熱を計りましたらね・・・、なんと39度!? ウソでしょと思ったわけですが、関節は痛いわ、汗がでるわ、頭痛はするわで、たしかにこれは発熱しているっぽい。もう一度と思って体温計で測り直しても、かすんだ目に、やっぱりなんだか39度近い目盛りに見えるんだが・・・vv

私、こんな高熱で、なんでわりかし平気で歩けてんの?? ナントカは風邪引かないという、そのナントカなの??

どうでもいいが、急いで水分を補給して、ヨーグルトをかっこんで、薬飲んで、ベッドにGOしました! まじ死ぬのかもしれんと思うた。。。

一夜明けて、今日は10時近くに起床したのですが、思いっきり汗をかいたようで、熱はスッと治まっていました。してみると風邪ではない、いつもの過労熱には違いないようだが、これまでの過労熱の最高記録を塗り替える高熱でしたな/// ってか、やっぱ39度はあり得ないっしょvv オツムがお熱でおかしくなって、ついでに目もおかしくなってたんだよね? ね?

ということで、まあ、なんとか快復したのですが、そりゃこんだけ発熱してればメンタルも落ち込むわさ。熱のせいで、昨日は何やら鬱だったんだな。昨日の日記、まるで厨二病みたいな文章になってて、今読み返すと笑える♪ 面白いから、このまま残しておこうっと。

そういうわけで、今日は一日、お仕事メールをぽちぽち打ちながら、某所のブツもぽちぽち書いて、その合間にはおとなしく(?)プライムビデオで映画を観ていた。2本観たよ。

一本目は、『新アリゲーター』というワニ映画。これは、以前、テレビ東京の「昼のロードショー」で地上波放送されてたもので、あぶない酒を飲んで人間がワニに変身しちゃって大パニックという、超笑えるトンデモB級映画。(笑) いや、あり得んって/// トンデモ作品なんですが、そのトンデモっぷりが突き抜け過ぎてるので、何だか愛しい映画です。嫌いじゃない。アマプラに入るとは思わなかったネ。

二本目は、『モスダイアリー』という、女子校を舞台にしたお耽美吸血鬼映画。映像は美しいし、主演の女の子も吸血鬼の女の子もがんばってたけれど、私、お耽美吸血鬼物って、実はあまり好みではないんですよ~。甘ったるくってvv でも、まあまあ、飽きずに観れる作品ではあります。『サスペリア』を意識してるのかなあ??

そうそう、『KENOBI』も読んだよ。第15章を読了。この章に、なかなか萌える箇所があったので、訳します。料理を手伝ってから、アニリンの店を去ろうとしたオビ。そこへ、レース場から帰ってきた子供達とオリンが現れます。オリンは、裕福そうなデヴァロニアンの顧客を引き連れ、この客に自分が開発した装置を売りつけようとやっきになっています。と、オリンはそこにいたオビを目にとめて――

「よう、こんちは、ベン!」

 オリンは驚きを示した後で、おだやかに挨拶した。彼はアニリンを振り返り、眉をつり上げた。

「あんた達二人は、一日中ずっとここにいたのか?」

 ベンは粉砕されたランドスピーダーの方へ退いた。

「いや、私はただ、水を分けてもらおうと立ち寄っただけだ……」

 オリンはベンのへこんだ水筒を見やった。その水筒の貴重な中身は、もう地面にこぼれてしまって、蒸発していた。オリンはベンの水筒に貼ってある農場のラベルを見て、笑った。

「あんた、うちの水が気に入ったんだな?」

 突然、喜色満面な顔になって、オリンはカリーを背後へ押しやり、ベンの両肩を鷲掴みにした。

「こいつは素敵だ! ベン、あんたに紹介したい人がいるんだよ!」

 オリンはベンを顧客のデヴァロニアンの方へ押しやった。嫌がってもがきながら、ベンはパニックに陥って、助けを求めるようにアニリンを見返った。アニリンは肩をすくめただけだった。自然のどんな力を持ってしても、ひとたびセールスマン・モードに入ったオリンを止めることはできない。ましてや、製造中の装置について裕福なパトロンを得られるかもしれないといった時には。

「ベン、こちらはラッキー・デスポットや、ホテル、カジノや議会センターをモス・アイズリーで経営している方々だ」

 オリンは彼の顧客に振り向いて言った。

「この男は――ここらあたりで有名なヒーローです。この男は、ここからずっと西の方から、ガルツ・スパークリング・セブンの水を一杯もらうために、ここまではるばるやってきたのです。タトゥイーンからターナブまでの間で、ここの水ほど美味い味のする水はありませんからな」

 ベンはデヴァロニアン達が熱心に握手を求めるのに、おとなしく従って頷いた。そして、彼らの旅と――自分の冒険について、会話を交わした。

ふふ、この箇所のミソはですね、「富裕な顧客」に商品(=ミネラル・ウォーター)を売りつける際に、オリンが自分ではなく、ベン(=オビ)を利用しているって点なのです。富裕な客が商談の相手に選ぶのにふさわしい、つまり富裕な客相手に信用してもらえるほどオビが上品な様子をしていることを、オリンが認めているってことなんですよ。

たしか、同じように、「掃き溜めに鶴」的なオビの品の良さを湛えた文章が、ジュード・ワトソン女史の『ラスト・オブ・ジェダイ』シリーズにもありましたよね。乞食同然の子供トレヴァーが、オビに、「あんたはラモーディアン・シルクを着るような人に見えるぜ」と言うシーン。

オビは、聖堂育ちということもあるけれど、やっぱり先天的な品の良さを持っている男なんでしょうな。『KENOBI』冒頭の方の章でも、アニリンの店に来たオビを見て、周囲の客が彼の上品さにびっくりするという表現もありましたし。

実に萌えますな!!

そして、オリンに押しやられながら、軽くパニックになって、嫌そうにもがくという様子も、モブ的にいとおかし/// そして、いよいよとなると、腹を決めて、「meekly(=おとなしく従順)」になるというのも、超絶萌え転がれますな/// 

どうもこの小説『KENOBI』では、オビは「おとなしい男」という表現がよく使われる傾向にあるようです☆

さて、あっ、今夜の『美の壺』は柿だ!! こないだは万年筆だった。なんか、私の好みをピタリピタリと当ててきてる感じがするううう♪ ←気のせいデスvv