新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

オタクあるある & 大尉が炊事車を狙った理由 & 大佐生存if

がっつり、おうち時間を満喫中の「2週間の休暇」☆ いや、ほんと、私このまま社会復帰できなくなりそうvv おうちが楽しいよお~、嬉しいよお~。読書、アマプラ、DVD&ブルーレイ、手帳タイム、お料理、ケーキ作り/// 最高だべ///

こうしていられるのも、物流が動いていてくれるからなんだよね。まことに物流関係の皆様には感謝しかありません! ありがとうございます! ということでね、昨日、アマゾンで注文した書籍が到着したんですよ、奥さん。↓

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まったくもって、オタクあるあるで恥ずかしい/// でもさ、オタクってのは或る作品に萌えると、その作品の時代背景やら何やらについても調べたくなっちゃうサガがあるじゃない。「T-34」は昨年秋から公開だから、その時点でハマっていた方々は既にいろいろオベンキョ済みでしょうね。私は今年の2月からですので、まずは1年生よろしく基礎から(笑)。

ってか、「2週間の休暇」も、残すところあと1週間程度なので、新書サイズがまずは適当なんですよ。で、職業柄、「新書は24時間以内に読み終えるべし」という訓練を経てきているので、今日の午前中に『独ソ戦』を読み終わりました。常識程度のことは知っていたのですが、改めて確認できて良かった。

この読書で再確認できたのは、「T-34」冒頭で、ドイツ戦車の脇に括り付けられている生ハムの原木の正体ですかね(笑)。モスクワ侵攻を進めていながら圧倒的に物資補給に事欠いていたドイツ軍は、通り道の村々で苛烈な収奪を行っていたわけで、あの生ハムはその収奪物の可能性がある・・・・ってことですね。

さらに、なぜ冒頭で大佐・・・ってか大尉がニコライの炊事車を狙ったのかも。おかしいと思っていたんですよ、なんであんな小さな炊事車を戦車で狙うのかなって。あれが炊事車でつまり食料を積んでいることを、大尉は察したんだ。物資補給がままならない今、あの炊事車を奪取できれば、部下に食事を与えることができるからなんだ。

親鳥として、雛鳥達に餌を与えてやりたくて、それで炊事車を狙ったんだね!

あれ、偶然の遭遇のように見えるけれど、もしかして大尉は炊事車が来るという情報を得ていて、待ち伏せしていたのかも? だから、最後の一発は、操縦席の位置を狙ったような角度で撃ったのか? そうすれば、荷台に積んである食料は無事なわけだから。もしそうだとしたら、

大尉・・・やはり恐ろしい///

それと、国防軍→SS武装師団という大尉・・・ってか、ここからは大佐の転籍の経歴は、まさに独ソ戦におけるドイツ軍の編成過程を物語るに、まことにふさわしい適切な設定だったということもわかった。大佐の経歴だけで、独ソ戦が経てきた過程がわかる仕組みになってるんだ。ソ連侵攻には、国防軍にだって責任はあるわけで、国防軍が当時どのような立場で戦っていたのかも確認できてよかった。

そう考えると、ヒトラーの宣言「ソ連は決して戦友ではないし、今後も戦友になることなどない。だから殲滅すべし」という指令に、まさに反逆する形でニコライに友情を、恋を抱いてしまった大佐の人間性と、それ故に彼を見舞った悲劇が、みごとに浮き彫りになってくる。大佐は鬼将校と呼ばれるほど、戦略に長けた軍人だけれど、

性根は限りなく優しい男だったんだね・・・///(号泣)

倫理とか道徳とか正義とかいった概念ではなく、ただただ、優しい戦車オタクだったんだよ、クラウス・イェーガー・・・。ただただ、ニコライと友達になりたかっただけなんだよ、大佐は・・・。

もし、本当にもし、大佐生存ifで妄想できるのなら、あやういところでパンターから大佐を引き出すのに成功したニコライは、足を折ってしまって歩けない大佐を姫抱っこして、自分の家まで連れ帰ったんじゃないかと思う/// そうして、ママに紹介して、自分の家の屋根裏の部屋に匿って、ずっと一緒に暮らしたんではないか。ニコライのママは最初こそ警戒するけれど、ニコライと双子同然な大佐の人柄にやがて警戒を解いて、我が子のように愛してくれるんじゃないだろうか。

そんな、ありえないほど幸福なニコクラ、妄想しても許されるんでしょうか?(笑泣)

さて、今夜はまたボルシチに再チャレンジするよ! ケーキは明日作るよ! そして『戦車将軍グデーリアン』を読むよ!