新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

『明智軍記』読了 & 染谷信長は助演男優賞 & 十兵衛と帰蝶は似ている説

昨日はつい、手元に届いた『明智軍記』に読みふけってしまい、萌えトークの追記をするのを忘れてしまいましたvv

f:id:tamakik:20210217093717j:plain

注釈(『明智軍記』は資料性が低いので、他史料との比較が必須)や頭注が親切なので、スラスラ読めるよ♪ 読了した結果、昨日は「十兵衛」呼称が常用と言いましたが、違った。中盤あたりからは「光秀」呼称が多くなります。とすると、『明智軍記』全10巻が完成する頃(元禄半ば~文政)には光秀と呼ぶのが一般的になっていたのかも。

名古屋の鶴舞図書館には版本として一番古い『明智軍記』(元禄6年版)があるのだが(さすが地元の図書館!)、これが巻三まで。この巻三までは、明智十兵衛という呼び方が頻出するので、初期の頃はやはり「明智十兵衛」と呼ばれていて、時代がくだっていく(元禄半ば以降)につれて、次第に「明智光秀」という呼称が一般的になっていったという流れなのかも。同時に、「逆臣」イメージもね。やっぱり、各種の『〇〇太閤記』関連本の影響が強いかもしれん。

そういえば、大津市坂本の明智光秀博覧会イベントは、3月31日までやってるんだってね!

【公式】びわ湖大津・光秀大博覧会 (otsu.or.jp)

てっきり、もう終了したかと思っていましたが、3月末までなら行けるじゃん! 行ってみようかな。先日も言ったように、ついでに三井寺にも足を延ばしてみたいし。

さて、それでは萌えトークに移りましょう☆

推し麒麟タグも順調に伸びているようで慶賀ですが、第参集のブルーレイの予約も某密林でランキング1位だそうで、めでたいひ/// 私は先日、早速予約ポチしましたけれど、4月に手元に届いたら、最終回をプロジェクターで大画面上映するんだ♪ 絶対迫力あるぞ。色彩も幻想的で美しいから、大画面上映にしても耐え得る映像美だと思うんだ。楽しみ♪

映像美と言えば、「麒麟がくる」で長谷川氏の俳優としての格が上がって、ギャラも上がったという話題が出てますが、もちろん私は長谷川光秀を愛しておりますけれども、もし本作が映画だったら、日本アカデミー助演男優賞は確実に染谷氏だったろうと信じておりまする(日本アカデミー賞の価値云々はさておき。笑)。それくらい、彼の演技は素晴らしかった!

f:id:tamakik:20210208105501p:plain

懐古趣味で固定観念からどうしても抜けきれない層は染谷信長を評価できないでしょうが、ありがたいことに私は薄情にして新しもの好きな人間なので、今回の斬新な信長の造型を楽しんで受容できました。ホントにこの方、20代なの? 凄いね!

私は常日頃、現代の邦画をあまり評価せず、洋画一辺倒な人間で、その理由の一つが邦画の俳優陣の層の薄さにあったんですが、染谷氏の演技はそんな私をも刮目させました。彼には何か賞をさしあげるべきだと思うんだけど、何かないのかね??

染谷信長は本能寺で敦盛の舞をいたしませんでしたが、そもそも信長が敦盛を舞ったのは桶狭間の戦の前で、本能寺では舞う場面はないというのが、『信長公記』の記述。明智十兵衛という呼称の採用もしかりで、「麒麟がくる」が全体的に『信長公記』に拠っているなら、染谷信長が本能寺で敦盛を舞わなかったのは当然ということになりましょうか。本能寺で信長が敦盛を舞ったいうパターンは、いつごろから見られるものなのでしょうね? 

と、本日は全般的に染谷信長の話題に終始していますが、私の推し麒麟タグは、これまた本作が映画だったら助演女優賞をとったか、すくなくとも最有力候補には上がったろうと思われる、この方を挙げたいと思います。↓

麒麟がくる:大人気の川口春奈“帰蝶” 大河ドラマで何代目? 過去には ...

はあ、美しい・・・///(恍惚)

たっぷりとした貫禄も匂わせる美しさで、現代っ子若い女優さんにしてはめずらしく時代劇にハマるタイプの方ですねえ。それも、これまた若い女優さんにはめずらしく、正統派の姫君役の似合う方だと思う也。今後も、もっともっと時代劇に出てほしいですね。

そういや、帰蝶と十兵衛は従兄弟同士なんだよね。ということは、確かに、巷でも囁かれているとおり、帰蝶と十兵衛は顔立ちが似ているという設定もイケそう/// 染谷信長が、あれだけ十兵衛を取り巻く男どもに嫉妬したにもかかわらず、帰蝶と十兵衛の仲には嫉妬しなかったのは、二人の顔が似ていて、その顔がドストライクに好みだったということかも///

麒麟がくる』影の主役・帰蝶が尾張で奔走 川口春奈が見せる“心の内 ...

しかも、まだ十兵衛に会う前、帰蝶の口から十兵衛の噂を聞いた際には、軽い嫉妬らしき気配をにじませておいて、いざ実際に十兵衛に会ってみたとたん、彼が大のお気に入りになったという展開も、「やっぱ顔が好みのタイプやったんやなvv」と萌えてしまふ(笑)。なんたって、十兵衛の娘を見て、

十兵衛に似て、器量良しじゃの♬」

とか、平気でのたまっちゃう染谷信長ですから、ハイvvv それも十兵衛の目の前で! これって、何げに、他の面々はどんな顔して聞いたんだろうって、思うよな。だって、この言葉って、つまり、「信長様は明智様のことを器量良しだと思ってる!」ってことだもんね!!

麒麟がくる:「本能寺ゲージがぁぁぁ」 信長が光秀を連続で殴打「申せ ...

折檻を口実に、ついつい扇で大好きな十兵衛の顔を仰向かせちゃう信長様/// 欲望に忠実で素晴らしいデス///

さて、本日はこれから、私は東京へ出張です。国会図書館で調べなきゃならないことがありましてね~。がんばるど、おー。