新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

比叡山坂本へ弾丸特急の旅☆

本日は昨日の宣言どおり、比叡山坂本へ弾丸特急の日帰り旅に行ってきました! 有言実行!

比叡山と聞くと何やら遠く感じますが、今朝はゆっくり8:00に起床し、たらたらと身支度をして、9:00に自宅を出て電車に乗ったら、あら不思議(?)、10:40にはもう比叡山坂本に到着~♪

どんだけ、ご近所vvv

まあ、名古屋と京都が隣近所な近さですからね。京都駅から湖西線に乗れば20分足らずでもう比叡山坂本なんだねえ。

んで、お天気も少し汗ばむくらいの陽気で、かっこうのお散歩日和。駅からタクシーもバスも使わず、ひたすらてくてく歩くことにしました。まずはまっすぐ明智菩提寺である西教寺へ向かいます。

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駅からまっすぐ北へ上る通りを、てくてく、ひたすら歩むと、鳥居が見えてきました。この目貫通りの両側には、天台宗の里坊が幾つもあって、完全に寺町といった趣。

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光秀が築いた城下町・門前町の面影を残す、とてもしっとりと雅な雰囲気をかもしだしてる、素敵な街並みでした。感動♪ 静かで、気持ちのよい、たたずまい。ところどころに散見する石組みは、このあたりの技能集である穴太(あのう)衆によるもの。この石組みが街に風情を与えているんですね。品のいい街の雰囲気は、長谷川光秀の面影にも似かようよ///

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街並みを抜けて、いよいよ西教寺へ向かう道に入ると、これがまた良い道でした。並木は桜だね。閑静で、それでいて明るく爽やかな道。

駄菓子菓子、歩けど歩けど、遠いっ!!!(疲)

上り路ということもありましょうが、バスやタクシーを使わなかったことを、ちょっぴり後悔。。。雨降りだったら、とっくにくたばってたな、こりゃ。

30分近く歩いたでしょうか、やっと西教寺に到着しました。けっこう汗びっしょり。

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おお~、かなり規模が大きいぞ、これは///

すみません、私、もう少しこじんまりしたお寺を予想してました。なんのなんの、境内はたいへんな広さです。比叡山を焼いた償いに明智光秀が再興したお寺ですが、かなりの格式なんですな。

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うーん、山門から本堂までも、遠いよお~(笑泣)。

まだまだ歩く、てくてく歩く。ちなみに、ここも上り坂になっとります、はいvv

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しかし、たどり着いた先には、疲れを一瞬忘れさせるほど、みごとな本堂ならびに付随の建物がありました! これはすごい! 堂々たる寺社建築です!

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鐘楼もすばらしい! 西教寺の鐘は、光秀が寄進したため梵鐘ならぬ陣鐘なんだそうで。へえ。

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大本坊の説明書をパチリ。

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いやあ、どの角度から見ても、絵になる眺めですね~♪ 屋根の構造が雅やかですね。咲き初めた梅の花と一緒に。

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桔梗紋の旗印と大本坊を一緒にパチリ☆ 本坊の内部も見学できますよん♪ 内部も広いんだ、これが。

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こちらは茅葺屋根も美しい、客殿です。内部には、明智光秀資料館というコーナーが設けられていて、例の、戦死した家臣たちへ弔いに米を寄進した書状が展示されています。「咲庵」という光秀の庵号も読める。咲庵て、可愛い庵号だよね♪ やっぱり「遅咲きの桔梗の花」なんか///

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ちょうど雛祭り展もやっていて、本坊の内部で見学。しかし、古代雛って顔が怖いよなあ(笑)。

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内部を見学し終えたら、境内の明智一族の墓にお詣り。長谷川博己氏もドラマ撮影前に詣でてらしたね。

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光秀作(と、言われている)の漢詩の碑。「人間五十年」を舞った信長と、「五十五年の夢」と謳った光秀――。

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本堂ならびに本坊を見た後は、そのまま大河ドラマ展示をやっている禅明坊光秀館へ入ります。館の門前で、猫が落ちてました(笑)。近づいて撫でてやっても逃げないで甘えてきたよ♪ 人馴れしている猫でした。ぷくぷくしていて、なんだか染谷信長みたいな猫だった。光秀館の前で昼寝してくつろぐ染谷信長猫か(笑)。

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じゃじゃ~~ん! いざいざいざ~♪

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西教寺らしく、十兵衛と煕子の着物が展示されていました。でも、目玉はこちらの展示だよね。↓

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坂本城は湖に浮かぶ水城、そして双子天守の構造だったんだね~。優美なお城だなあ。城下町の雰囲気といい、明智光秀の人柄がしのばれる気がします。

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西教寺を去って、駅へ向かって下る道から、遠く琵琶湖が見晴るかせます。すばらしい眺め! のどかな春の大和風景。

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坂本の街は、本当に美しい! 近江八幡もヴォーリスの建築が残る風靡な街並みで有名だけど、ここ坂本も実に風雅な街並みです。この美しい城下町の基盤を作ったのが、明智だったのか・・・。

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ところで、朝から何も食べずに歩き回ったので、さすがにヤバイと思いまして、鳥居前の「日吉そば」というお店に入り、古代そば700円を食べました。腹ごしらえを済ませて、今度は滋賀院門跡へ。天海僧正ゆかりの門跡寺院ですわよ(笑)。

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うわ、これまたシックなたたずまいの滋賀院門跡。このシンメトリーな造形美がモダンです。

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この入り口のスロープも、いい感じ♪ しかし、ここにも桔梗紋の旗が翻っていると、「やっぱり光秀=天海?」って思っちゃうけど、いいんでしょうか?vv

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うむ、なかなか渋い、武家好みな意匠に見えまするが・・・やっぱり光秀=天海?(笑)。

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内部を見学すると、小堀遠州のお庭が見学できます。さすがに西教寺の方がみごとな意匠建築だったけれど、こちらもなかなか味わいがある。

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滋賀院門跡見学後は、今度は駅の反対側を琵琶湖に向かって延々歩き(疲)、坂本城址に行ってきました。

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坂本城址は現在も発掘中。公園として整備されているのは、城址の南寄りの箇所です。しっかし、これまた駅から遠かった。。。

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明智光秀の像は、なんだか大魔神みたいvvv そして、何やら「光秀の意地」とかいうタイトルの歌碑がありましたがな。うーん。

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公園から琵琶湖の波打ち際まで降りてみました。遠く見晴るかすと、

あ・・・、これは・・・、安土が見えるわ///

やはり坂本城安土城は互いに向かい合って見つめあってる/// 湖を渡れば、本当に近い。朝日の安土と、夕日の坂本か。「麒麟~」じゃないけれど、この城の対面位置などから推しても、信長と光秀は、相思相愛だったんじゃないのかなあ?

本当は明智塚も見たかったんだけど、もう私の体力は限界に来ていたので、今日はこれで帰ることにしました。こんだけ名古屋から近いとわかったので、また次回に来ればいいや。湖西線と新幹線を乗り継いで、名古屋駅には17:00に到着☆

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名古屋駅で駅弁をとビールを買って、帰宅。お風呂に入ってサッパリしてから、夕飯と晩酌。いやあ、良い旅でした。現地に行って、明智が作った城下町の雰囲気を体感できたことがよかった。西教寺が予想以上に素晴らしい建築だったのも、よかった。たしかに、現地に行かないとわからない(感じ取れない)ことって、あるよね。

戦利品や萌えトークは、明日☆ 今日は疲れました、旅ログのみでご勘弁です/// お休みなさい♪