新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

映画「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」観た(ネタバレ感想) & 金ロー「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」観た

国際学会無事終了後も、この秋は次から次へと学会発表&講演のお仕事が待っておりまする。ルーティンのお仕事は、相も変わらず絶賛多忙だしね。

とはいえ、朝夕はたいへん涼しくなってまいりましたので、もう冷房切って寝れるから体調も少し整ってまいりましたところ。昨日から、もう10月に突入でございます。うーん、早い、アッという間にと下半期も半ばに差し掛かろうとしている。。。(笑泣)

昨日(1日)は、外回りのお仕事をクルクルこなしておりましたが、スケジュールの午前と午後が急遽ひっくり返りましたので、ミッドランドシネマに映画を観に行けるようになりまして、善は急げとばかりに「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」を観ました!

007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」日本公開日は10月1日に決定! 北米公開 ...

映画館、ほぼ満席vvv

やっぱり公開初日だからなあ。加えて、この作品は公開が延びに延びましたからねえ。まあ、しかし、名古屋の観客は総じてマナーはいい方なので、窮屈ではありましたが、気持ちよく鑑賞できました。上映時間が長いので、ジンジャーエール売店で買いました。外は暑かったから。

で、感想ですが――

ああ・・・・う~~~~~ん・・・。

といったところか。今回の作品の評価のキモ(評価できるか否かのキー)は、おそらく、「Mの無謀すぎるバイオ兵器開発を許せるかどうか」じゃないかしらん? 正直、私は、「Mがそんな浅はかな計画をするかねえ?」と思っちゃった。

それと、たぶん巷でもさんざん言われているだろうが、ボンドに家族(それも子供)を与えたことに対する賛否両論だな。私の立場は、「コレはいらん設定だった」というものです。こうさ、全部を家族愛でオチをつけようとするあたりが、なんとも胡散臭くネタ切れ感が漂ってしまう気がするんですよね。。。

とはいえ、そもそもこのダニエル・クレイグ版は家族がサブ・テーマになってはいるんですが、「スカイフォール」まではそれは多義的な家族像として描かれ、非常に魅力的だったし、今日の社会問題とも繋がる主張であり得た。でも、「スペクター」で義兄弟の話が出てきたあたりから、家族概念の先祖返りがほの見えてきて、なんとなく懸念されていたのが、今回の「ノー・タイム・トゥ・ダイ」ではっきり出てきちゃったなといった感がします。

上記の重大な問題点に比べたら、女性の新007の存在なんて、別にどうってことない。まさに「ただの数字さ」ですねん。

まあ、ちょっと、そんなあたりで残念な気も致しましたが、駄菓子菓子、美味しいところもチャンとあったので、不満ばっかりなわけではありません(笑)。最大の収穫は、

Qチャンのおうちが見れたあああ///

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』はすごくエモーショナル Q役ベン ...

猫ちゃんも観れたああああ/// ボンド曰く、「その猫、なんで毛がないの?」。ホットケやvv

そして、何やらQチャンは「彼氏」を待っていたらしく、「彼氏」と食べる夕食を手作りしてる最中にボンドとマネーペニーがやってきちゃって、大迷惑なQチャンが可哀そうで萌える!! 「彼氏」って誰やねん? Qチャンの「彼氏」が見たかった!

しかも、後日Mの言葉で判明するんですが、そういう「彼氏」がいてるというのに、ボンドはQチャンのおうちにしばらく泊まったようでvvv

修羅場になったんじゃありませんか!?

Qチャン、大丈夫だったの? 心配で萌え転がってしまひますわ(笑)。

そして、今回は我が愛しのレア・セドゥ嬢は、メイクのせいか、なんだかちょっと野暮ったくなってしまわれて残念。しかも、保守的な母親概念そのままのキャラになっちゃった感もあって、なおさら。アメリカの某スパイ映画で冷たい殺し屋サビーヌ・モローを印象深く演じた彼女なのに、実にもったいない。

その代わりと言ってはなんだが、CIAの新米ながらボンドを力強くサポートする女スパイのパロマを演じた、アナ・デ・アルマスが大変美しく素晴らしかった///

007 ノータイムトゥダイ ダニエル・クレイグ最終作⁈ コロナ延期で21年 ...

飛び蹴り炸裂!! スリットから美脚がモロに!!

憎めない朗らかキャラで、これは役得。ボンドがパロマを見る視線も、なんだか優しいオジサンのようで、ほのぼのします。彼女との別れの時、ボンドが「よくやった」と褒めるのも、清々しい。とても美味しい役をもらったね、アナ・デ・アルマス嬢♪ 彼女の再登場を願う。むしろ、このパロマが新007を継承してもいいくらい・・・って無理や、彼女はCIAであったvv

結論として――やはりこのダニエル・クレイグ版007は、ジュディ・デンチのMの存在が全編の要だったことが判明。

レイフ・ファインズには申し訳ないが、ジュディ・デンチ演じるMとダニエル・クレイグ演じるボンドの、緊張感と慈愛を同時に感じさせる素晴らしい関係性が、このシリーズを非常に斬新にしていた要因だったんだよね。今回のMの不可解な行動設定も、レイフ・ファインズに演者が切り替わってから、製作スタッフの中でボンドとMの関係性が今一つうまく構築できなかったためではないか、と。

ってなことで、それでも有終の美を飾ったクレイグ版007をちゃんと劇場で鑑賞できたことに感謝して、帰宅。その日の夜は、自炊でサーモンと玉ねぎ、ピーマンのサラダとお酒で夕食を取りながら、金ローで「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」を観てました///

金曜ロードショー今夜9時放送「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 ...

ショーン・コネリー演じるパパが最高に好き!!

インディ・ジョーンズ」シリーズでは、この作品が一番人気なのではないでしょうか? 私は子供の頃にこの映画を観て、インディ・パパが作った聖杯研究のノートにすごい憧れを抱いた。その憧れが、今の私の職業でのノート作りに影響しているといってもいい。

そういや、アメリカ・ドラマの「スーパー・ナチュラル」でも、ウィンチェスター兄弟がパパの残したモンスター記録の手帳を大事に持ってて、時折その手帳をめくって研究してるじゃない? あのドラマのあの手帳って、絶対この「最後の聖戦」のインディ・パパの手帳のパロディだよ!!(力説)

セリフの一つ一つが、すべて名セリフ。私が一番気に入っている名セリフは、考古学って何だという質問に対して、「美しい妄想だよ」と答える、インディ・パパの最後の言葉かな♪ 人文系の学問は、すべからく「美しい妄想」なのかもしれん。それに耐えられるか耐えられないかが、人文系学問のキモなのかもしれん。

美しい妄想かあ・・・・はっ、もしかしてそれは、光秀=天海説のことかっ!!(爆)

なんでもかんでも「麒麟がくる」にかこつけまして(笑)、それでは、本日はこれにて☆