本日は実に天高く澄み切った青空で、雲一つない良いお天気です。
が!!
あっちーーーーーーーーーーー///
真夏に逆戻りだよ〜〜〜〜〜///
がんばってお仕事してても、暑さで集中力が途絶えガチ。。。
で、そんな途絶えガチなところを、昨日のオビ=ワン考察の続きで埋めていこうという心積もりです☆ ←仕事しろや!
オビ=ワン以外のジェダイ達が、あのヨーダにしろメイスにしろ、何らかの執着にしのびよられていたというのに、なぜオビはあれだけみごとに執着を切り離すことができたのだろうか、先天的な素質というだけだったのだろうか――そう考えるとき、私はやっぱり、
と、答えたくなってしまふ。
ヨーダもメイスも、つまりはジェダイ・オーダーは知らず知らずのうちに権力欲に取り憑かれていたわけなんですが、クワイ=ガンは評議会入りをかたくなに拒んで、在野で生きることを選んだ男。
クワイは情に流されるところがあるけれど、権力欲とは決定的に無縁だったんだよね。
『ファントム・メナス』で、そんなクワイ=ガンに若いオビが不満を持ち、
「あなたはとっくに評議会に入っているはずなんですよ!」
と怒鳴る場面があります。つまり、この時期までは、オビもかすかな権力欲志向を持ち合わせていたんですよ!
しかし、そんなオビをクワイはじっと見つめて、
「おまえは、まだまだ学ぶべきことがあるようだな」
と諭すんですね。つまりは、オビの中に潜んでいる権力志向に、クワイは気付いてたしなめたわけで・・・。
そして、そんな一匹狼の生き様を貫き通して、目の前で力尽き死んでいったクワイの姿を見て、オビ=ワンはジェダイ騎士として覚醒しモールを倒したわけなので、オビ=ワンの中にあった権力志向という闇墜ちの萌芽は、この時にまずはいったん昇華されてしまったんでしょう。
以後、オビはまさか自分がカウンシルのメンバーになるなんて夢にも思わないほど、権力志向皆無の男として生きていくことになります。
まさに、自らの生き様と死をもって、オビ=ワンを正真正銘のジェダイに育て上げたクワイ!(萌)
控えめなエレガンスを持つ、白百合の花の様な正真正銘のジェダイが、こうして誕生したんでしょうな♪
そんなオビに、再度、シスが誘惑する闇墜ちの危機がしのびよるのは、他でもない、アナキンとの絆においてだったわけで・・・。
夢中になって子育てをしているうちに、この美しい選ばれし者に情が移り、恋し、愛してしまったオビ!
オビの本来の智恵と洞察力がどんなに危険を知らせても、アナキンに限ってばかりは愛で目が眩んでしまったオビ!
それでも、そんなに愛に迷っていても、
最後の最後に、その愛の絆を自ら断ち切ってみせた、オビ=ワン・ケノービという男の悲愴なまでの覚悟のレベル!
その尋常ならざる決意と厳しいまでの自律にこそ、オビーワン・ケノービというキャラクターの個性があるのではなかろうか。
アナキンにとっては、ものすごいショックだったでしょうな。。。
アニーは最後の最後まで、「それでもオビ=ワンは僕への愛を切り捨てはしない」と見込んでいたようなんだもの。小説版『シスの復讐』で、はっきり書かれてる。
「あんたはためらうよ」アナキンは言い返した。「思いやりをもつ者は――」
ムスタファーで一騎打ちの最中に、アナキンがオビ=ワンに放った言葉ですが、おめでたいといえばそれまでだが、やっぱりせつないねえ。。。
闇墜ちしながらも、オビ=ワンとの愛の絆を、アナキンの方こそ信じていたということじゃんね?(涙)
10年以上も一緒にぴったりくっついて暮らしてきながら、オビ=ワンという男の真髄を見誤っていたアナキン・・・。
この年上の美しい育ての母は、実はその慈愛と表裏一体の苛烈なまでの非情さをも包含している、ライトフォースの申し子とはただ甘いだけではなく、恐ろしいまでの厳しさをそなえている存在だということに気付けなかったアナキンの、なんともいえない悲劇と愚かしさ。。。
ドメスティックな絆が全てだと思いこんだアナキンのオツムの単純さと、
全てを放擲してまでも魂の自由を厳しいまでに追求するオビ=ワンの苛烈な非情さと、
双方が招いたこの美しく残酷な悲劇///
個人的には、かつて淀長さんが遺した名言「厳しいまでの自由」を体現し実行するオビ=ワンの生き様に共鳴する者ですが、世の中の多数はもしかしたらアナキンの求めたドメスティックな絆への執着に共感するんじゃないかな。
私が、ep6以降の世界を描くニュー・ジェダイ・オーダーにあまり食いつかないのには、オビ=ワンのような苛烈な生き様が描かれる世界観が存在しないという理由もあるんだろうと、思ってます。
なんだかんだ、あの厳しいジェダイ・コードが、私は好きなんだな、きっと。(笑)