本日は夜、職場を退職なさる方々の送別会です♪
大森駅の近くの知多海という和風料理屋さんで、賑やかに開催されました。
寂しいけれど、皆様にご多幸あれ☆
本当にお世話になりました!
さて、それでは、アナキン・スカイウォーカー考察の続編を参りましょうかね。
アナキンといえば、機械いじりが大好きな機械オタク設定が、これまた非常に美味しいのですが、アメリカ人って、もしかして、機械いじりの巧みな人物は美男子なるセオリーでも持っているのかね??
スーパーナチュラルのディーン・ウィンチェスター、あの天使をさえ墜落させる程の美貌の男も、表向きは車の修理工を父親に持つ車狂だし。
ちょっと気になる傾向ですよねvv
それはともかく、数々のスピンオフ、ブリッジノベルを読めば読むほど、アナキン・スカイウォーカーというキャラの魅力が愛しくなってきます。
萌え的にはもちろんオビ=ワンが一番なんだけど、人物の造形の見事さはアナキンというキャラに一番見出せるね、やっぱり。
本人にはどうしようもないほど業にとらわれてしまって、情が深い男。ムック解説などでもよく指摘されていますが、純粋な心、熱い血の通う心を持っているが故に、ダークサイドにつけ込まれ暗黒面に落ちてしまった、哀しい男――オツムが足りないとは言いながら、単純にアホだったとばかりは決して言えない、切なくも激しい共感を抱かせる人物に仕上がっているキャラですね。
特にジェダイ・クエストなんぞを読むと、アナキンのライバルとして登場するフエラス・オリンって優等生のいけすかない性格と比べて、問題児ではあれどなんとアナキンの可愛いことよ!
フェラスはアナキンの心の底の闇に気づいて、
「オビ=ワンは偉大なジェダイだが、アナキンへの愛に目が眩んで、アナキンの危険性に気づいていない」
と喝破します。
でも、それはちょっと違うんだぜ、優等生。(笑)
オビ=ワンは気づいていなんじゃない、気づいてる、アナキンの心に潜む暗黒面に気づいてはいるんですよー。ナブー大戦の時に、そのことでクワイ=ガンと激しくケンカしたくらいですから。
でも・・・そう、オビ=ワンはクワイ=ガンを亡くして独りでアナキンを育てているうちに、どうしようもなくアナキンを愛してしまったんだよね!
情が移るというものでしょうか、それとも腐女子の妄想どおり、アナキンにクワイ=ガンの面影を重ねているのでしょうか、ともかくフェラスが見抜いたように、オビ=ワンはたしかにアナキンへの愛に目が眩み、大事なところでアナキンの闇を見逃してしまうんだよね。。。
「うちの子に限って!」ってヤツですかね?vv
だけど、それだけアナキンに魅力があるってことなんだよね。
なんせ、オビは、アナキンに言わせると、
オビ=ワンは理知に生きていて、感情は慎ましく抑えられている。
アナキンには、ときとしてマスターが何を感じたり何を考えたりしているのかまったくわからないことがある。オビ=ワンから、彼は目的を遂行する手段として、旅の途中で偶然出会った人々に応対しているのではないかという感じを受けることがときおりあった。(中略)だからといって、オビ=ワンに思いやりが欠けているわけではない、とアナキンは思う。オビ=ワンとほかの生きている者との間の距離が、少し大きいというだけなのだ。クワイ=ガンはけっきょくのところ、彼の生けるフォースとの強い連帯をパダワンに伝えることが出来なかったのだろう。
(「ジェダイ・クエスト 危険なゲーム」より)
だそうですから。(苦笑)
常に他人と距離を持ち、薄いベール越しに相手と接するような、君子の交わりを地でいくようなはずのオビ=ワンをして、その冷静な観察眼を眩ませてしまうほどに深く激しく愛してしまった相手は、この世にたった二人だけ――自分の師匠であり最初の男にして最後の男だったクワイ=ガン・ジンと、彼に託された〈選ばれし者〉であり自分の手で一生懸命育て上げたアナキン・スカイウォーカーだけだったんだね。
なんだかんだ言いながら、アナキンがオビ=ワンにどんなに愛してもらいたかったか、どんなに彼がマスターを愛していたかは、ノベライズ作品を読むと痛いほど伝わってくるよね〜。
そして、オビ=ワンが、その冷静な、めったに感情を出さない表情の奥で、どんなに狂おしいほどアナキンを愛していたかも、ね・・・。
ジェダイ・クエスト『真実の瞬間』で、ガンダークの巣におっこっちゃったオビが、
「アナキン! アナキン! おまえの助けがいる!」
って、必死にフォースでアニーに助けを求めるシーンがあるのですが、あのオビがアニーに助けを求めるなんて、すごく貴重なシーンです!
そして、薬でラリっていても、そのオビ=ワンの「アナキン!」という声によって正気に覚醒し、オビ=ワンへの愛を自覚して、躊躇なく、真っ直ぐにマスターのもとへ、危険なガンダークの巣へ舞い降りていくアナキン!
原文は以下です。
「アナキン!」今度ははっきりとオビ=ワンの声が聞こえた。オビ=ワンの声は緊張して、切羽詰まった響きがあった。
感じたくないんだ!
心に食い込んでいる鉤がアナキンを焼いた。アナキンはその名前を知っていた。それは愛だ。
なんとーーーーーー///
公式ですよコレ!
少なくとも、準公式ですよ!
そして、
「アナキン!」
マスターの叫びが、アナキンの中でふくれあがった。アナキンは立ち上がった。(中略)フォースとつながりを保ちながら、アナキンは二機の間を宙返りですり抜けた。勢いに乗ったまま、マスターの声めがけて、真っ暗なガンダークの生息場へまっすぐに飛び込んだ。
なんたる白馬の王子様、アナキン・スカイウォーカー!vv
しかも、このシーン、無事にオビを発見したアナキンは、足をくじいたオビに対して、「オビ=ワンの体を軽々とつかむと」、ケーブルを使って一気に上空へ飛び上がるんですよ!
この時、アナキンはじゃっかん16歳です!
オビ=ワンは15歳差として、31歳です!
下克上万歳☆ ←違///
9歳で初めて出会ってから、最期の最期まで、オビ=ワン・ケノービという<ジェダイの中のジェダイ>、自身の育ての親、クワイ=ガンの白百合に苦しい愛を捧げ尽くした男――それがアナキン・スカイウォーカーという男だったのだと、思います。。。