新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

オビ洋書で頭痛撃退! こっち向いてオビ姫様なシーン♪(追記しました)

一昨日、昨日と、雨が降ったせいか、頭痛がひどくて、ちょっと倒れてました。。。せっかくの春休みが。。。
今日はやっと晴天となったので、気分も上々、頭痛もちょっと治まった感じがします。
やっぱり、お天気がいいと体調もよくなりますね♪

ということで、本日は、オビ洋書の萌え報告の続きをば〜。
『WILD SPACE』のベイオビなシーン、気になるところで報告中断してしまいまして。(笑)
で、ともかく、高ビーなオビ姫様が疲れた身体をおして、ベイル氏の宿舎までやってきた場面です。ベイルさんも最初はおもてなししようと、ホストやるんですが、相変わらずオビ姫様はツンツン。
で、オビが最新の戦況を淡々と知らせると、その戦況のさなかにベイルさんの知り合いがいたことがわかって、ベイルさんは知人の戦死に強いショックを受けてしまいます。が、オビはあくまで冷静におくやみを言うのみで、早くベイルさんが自分を呼びつけた理由を知りたがるわけですね。
で、そんなオビの冷たい態度に、ベイルさんがキレてしまうという、美味しいシーンです。第12章、翻訳します。↓

ほとんど嫌悪に近い暗い感情が、ベイル・オーガナの顔に浮かんだ。
「よくジェダイは冷たいという噂を聞いていた。感情がないと。あなたはその噂を証明しようとしておられるようですな、マスター・ケノービ?」
それに対する返事はなかった。オビ=ワンは立ち上がった。
「議員、私が思うに・・・」
「あなたは戦艦に乗船した仲間のジェダイを失った」オーガナは言った。彼の声はオビ=ワンを激しく非難していた。「あなたの友人ではなかったのですか? あなたは悲しくはないのですか?」
「議員、あなたは緊急に私に会いたいと言ってよこしたのですよ。そうでないのなら、私は聖堂へ帰ります」
「座れ!!」
怒鳴りつけられたオビ=ワンは、じろりとベイルを見やった。この男は取り乱し、疲れ切っている、そして自分より年上の議員でもある。マスター・ヨーダはこれ以上のトラブルを抱えたくはないだろう。オビ=ワンは怒りを抑え、ゆっくりと腰を下ろした。

どうです?vv
オビ姫様のジェダイとしての冷たさに激怒し、怒鳴りつけるベイルさんですよ!! なんて希少なシーン!!
「座れ!!」とオビを怒鳴りつけるベイルさんなんて!! 年上の男の貫禄ですか!!
まあ、この後、すぐにベイルさんは冷静になってオビに謝るんですけどネ。オビだって、仲間の死を嘆いていたんですが、それをジェダイでもない赤の他人にどうのこうの言われる筋は無いという態度だったもんで、いやあ、この二人のギクシャクぶりが大変美味しいです。

そして、疑惑の惑星へオビが一人で行く、いやベイルもついていく、どーのこーので二人は激しく喧嘩します。オビからしてみれば、ベイル氏は足手まとい。ベイル氏からしてみれば、情報源は自分のソースなんだから、自分がいなければ暗号も解けやしないだろう、という意見。激烈に衝突する二人の言い合いのさなか、こんな掛け合いが。翻訳。↓

「実際に」オビ=ワンはかすかな苛立ちを滲ませながら言った。「私がかつて当面したような生き抜くのが困難なケースに陥った場合、あなたは機能不全になったハイパードライブシステムを分解し、問題点を正しく突き止め、パーツの不具合を修理し、即興で新しいパーツを交換し、性能がフルに完備するよう再び組み立て直すことができますか? できないでしょう?」
オーガナは笑った。
「標準的なLT-Fiveシステムで、よろしいですかな? できますとも。ちょうど先週、実はそんな事態があったのです。私にとっては息抜きのようなもので、腕が鈍らないよう時々練習してるくらいなんです。楽しみのために自分で時間を記録してるのですが、私は38分で全てのシステムを再整備できます。あなたはいかがですかな?」
38分? それは実にオビ=ワンの最高記録より3分も早いではないか。事態はかえって悪くなってしまった、とオビ=ワンは思った。

わはははは!
自分の方が上だと思っていたら、あに図らんや、ベイルさんの方が腕が上だったという。そしてその事態に、内心でオロオロするオビ姫様、可愛い///
でも、がんばって自分の威信をあくまで保って、ツンケンした態度を崩さないオビ姫様は、プライドが傷つけられてしまったのでもう帰ろうとします。そこで衝撃的なシーンが! 翻訳。オビの内心の声から始まります。↓

この男は実にしゃくに障る。典型的な政治家だ。結局は支配欲にとりつかれ、自分の利益のために事態を無理矢理ねじ曲げようとするのだ。ああ、そうだとも、ベイル・オーガナ議員。あなたは、自分自身を助けることもできないというのに、身の程も顧みずジェダイを救おうと出しゃばってくるわけですな!
オビ=ワンは、もう一度立ち上がった。(中略)彼は広々とした玄関ホールを横切り立ち去ろうとした。オーガナは彼の後ろについてきた。
「マスター・ケノービ!」
オーガナの指がオビ=ワンの肩をつかんだとたん、オビ=ワンは素早く振り向き、もう少しでライトセーバーを抜く体勢を見せた。オーガナは後ろへ引き下がり、両手を上げ、瞳を大きく見開いて警戒した。
「失礼。無礼なまねをするつもりではなかったのです」ベイルは言った。「私はただ、あなたに私の言うことを聞いて欲しかっただけで・・・」
オビ=ワンは、胸の鼓動を激しく脈打たせながら、慎重に冷静に後ずさった。ゆっくりと自分の身体の前で手を握りしめる。
(私はここへ来るには疲れ過ぎていた。私の判断力は曇っている。私は、こんなところへ来るべきではなかったのだ・・・)
「議員・・・」
「私を見てください」ベイルは両手を下に下ろした。「私たちは二人とも同じ目標を持っているのですよ? 共和国の安泰です。シスの企みを制止することです。好むと好まざるとにかかわらず、私の情報源無しでは、あなたは何もすることができないのですよ? あなたはこんな些細なことで、ジェダイとしてのプライドを維持したいと考えているのですか?」 


どうですか!?
オビ姫様は、自分の身体に触れられるのがお嫌い///
同じジェダイならばともかく、赤の他人の一般人に触られただけで、この過敏な反応です!
前章で、デックスに抱きしめられる時は喜んでたのに、ベイルさんに対しては警戒警報を最大限に発令して、心臓をドキつかせて飛びすさってしまうオビ姫様///でもって、不用意とは言いながら、オビ姫の肩に手をかけて強引に振り向かせようとしたベイルさんったら、「紳士なの?野獣なの?」ときたもんだ。(笑)

こんなふうな関係から始まったベイオビが、この小説の後半では、
「ベイル」
「オビ=ワン」
と呼び交わす仲になって、あげくベイル氏がオビを姫抱っこする(ちょっと違う)展開になるなんて、そりゃあアナキンもおかんむりでしょうぞ///