新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

腹痛にもめげずスタバる! & 映画『グレイテスト・ショーマン』観た

昨日、宣言通り夜に『グレイテスト・ショーマン』を観て来たのはいいけれど、ちょっと暖かくなってきたからと油断してワンピースで行ったら、今朝は冷えたのかものすごい腹痛で飛び起きた。。。やっぱり、まだ胃腸風邪が根治していなかったみたい。今週末は24日に東京で学会だし、うーん、おとなしくしていよう・・・。

と思う傍から、腹痛がどうやら治まった頃合いをみて、出勤途上でスタバに寄ってしまいましたあ/// 今季新発売のフルーツレアチーズケーキが食べたかったんだもん。

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うきゃあああ/// 私の大好きなドライフルーツが星の様に入ったレアチーズが美味しそう///

ということで、お腹を心配しながらも頑張って(?)食べました☆ お供は、こないだ飲んで美味しかったから、ストロベリー・ミルクラテを。

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あ、成功した、美味しい///

おお、これはヒットですぞ♪ タルト生地もサクサクしてて柔らかくて私好み♪ 私は実はあまりタルトが好きじゃなくて、どちらかというとパイ派なんです。でも、そんな私でも楽々食べられました。これは期間中に再度トライしたいメニューです。

んで、それでは昨夜観て来た『グレイテスト・ショーマン』の感想にいきまっしょい☆ ヒュー・ジャックマンの歌声を堪能したくて、アトモス上映にしたよ。

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平日の遅い時間帯にもかかわらず、客席はかなり埋まっていて、特に私のいた列は横一列全部埋まってたvv ひーvv まあ、一番臨場感ある角度で観れる列だからね。

んで、感想ですが――

あ、これはディズニーだ///

という感じでした。(笑) どういうわけかと言いますと、ひたすらハッピーエンドで前向きで明るいドラマツルギー

P・T・バーナムって、見世物研究や差別の社会構造研究では超有名な歴史的人物で、彼を描く際には、差別と見世物の功罪がやっぱり問題化されるんですが、この映画はそこはさらりと触れる程度で、あくまでエンタメに絞っています。

それはそれでいいんですが、社会のアウトロー層のシリアスな逆転劇というサスペンスフルな盛り上がりを期待すると、やや物足りないかもしれないね。悪人(差別主義者)が極端に少なくて、善人ばっかなシナリオだからね、そのへんがディズニーっぽく感じた理由だろうな。闇の存在感が薄いんだよね。

まあ、でも、ヒュー・ジャックマンの歌と踊り、サーカスのメンバーの達者なダンスなどで、ミュージカル映画としては成り立っていると思いましたん♪ アトモス上映だったからもあるけれど、音楽に浸れてあっという間の鑑賞でした///

・・・でも、やっぱさあ、ヒュー・ジャックマンにバーナムはかなり危なかったと思うよ、正直。興行師としての図太さ、頭の回転の速さ、勘定高さ、打算的な洞察力――そういった詐欺師および山師すれすれのバーナムの人柄は、ヒュー・ジャックマンのピュアなキャラとは、本当は本質的に合わないものなんじゃないでしょうかね? 今回も、彼の歌とダンスは素晴らしかったけれど、バーナムを演じきれたかというと、どうなのかな? ただ、脚本自体が、なんか実在のバーナム像からかなり距離があるから、いいのか?(笑)

腹に一物ある男を演じさせるには、ヒュー・ジャックマンはあまりにピュアなオーラが強くてね。断っておきますが、これは俳優さんの才能の優劣の問題ではありません。何でも演じられるカメレオン俳優なタイプが最上だとは、私は思わないので。「この俳優にしか出せない味」というものを持っている俳優さんがいて、いいと思うんだ。

んで、ミュージカル俳優としてのヒュー・ジャックマンに話題を戻せば、たとえば例の『レ・ミゼラブル』あるでしょ? あれも、いい映画だとは思うけれど、個人的にはキャスティングは逆の方が良かったと、今でも私は思ってる。

つまり、ヒュー氏はジャン・バルジャンではなく、むしろジャベール警部を演じるべきであって、ラッセル・クロウジャン・バルジャンを演じるべきだった。過去を隠して(つまり世間を欺いて)市長をやっているという、胆の太さと二面性を持つジャン・バルジャンを演じるには、ヒュー氏はあまりに純粋すぎる。かえって、極度に法に一途なあまり、想像力を欠落してしまったジャベールのキャラの方が、ヒュー氏のピュアさを最大限に発揮できたのでは?

まあ、単に私が、原作のジャベール警部に萌えているからかもしれんがvv

ユアン・マクレガーと同様、ヒュー・ジャックマンって、骨の髄から腐った悪人は演じきれない俳優さんじゃないだろうか? ユアン氏とヒュー氏が共演した、『彼が二度愛したS』って映画も、ノワール作品のはずなのに、なんだか百合同士がイチャイチャしてるだけの映画に見えてしまってさあ/// 個人的には楽しいのだが、なんだか違うよね?(笑)

ということで、いろいろヒュー氏のことを考えながら、フィリップがもう少しスマートな正統派美男子だったらなあとか、結局あの演劇評論家のキャラが一番興味深かったのではとか、諸々思いつつも、歌!ダンス!ヒャッホー!で楽しんだのでした☆

しかし、こうしてみると、2000年代のミュージカル映画で私が太鼓判を押して薦めるのは、未だに『シカゴ』がトップなのかなあ、とか。

 

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 キャサリン・ゼタ=ジョーンズを見直した作品だし、なんといってもレネー・ゼルウィガーの演技が上手い! これぞミュージカル・・・って当然か、もともと舞台があっての映画だもんな。

そこで、はたと気づく。私が評価するミュージカル映画って、もしかしてあらかじめ舞台で成功してから映画化された作品なんじゃね?(汗)