新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

「T-34 ディレクターズカット版」観た!(ネタばれ) & 鰻食べた!

さあ、観てきましたぞ! 「T-34 ディレクターズカット版」を! 金曜なので夜は混む可能性があるから、昼の部(10:20~)にしました♪ 自宅から映画館が近くて良かった。

観客は、思っていたよりかはいたね。10人くらい?(笑) 3時間超の上映時間なので、水分は控えめにしたけれども、100%オレンジジュースを買って入った。ささやかながら、映画館へ寄付の気持ちで。ついでに、完全版と同じものだけれど、パンフも売っていたのでお買い上げ。これまた映画館への寄付。パンフ2冊になっちゃうけど、いいんだ。

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んで、さっそく鑑賞。スクリーンは小さめだったのが残念でしたな、大きいスクリーンは「ダンケルク」に取られたかな。心配していた長時間視聴ですが、何も心配することなかった! あっちゅう間にエンディングやった!(笑) 見せ場しかない展開なので、退屈するシーンがないからねえ♪

で、例の「感情的な字幕」をドキドキしながら確認してたんですが――

そんなに劇的に変わったということもなく?

あまり解釈の変わるような変更はなかったよ、ただグデパパが大佐の制服姿を誉めてたね/// 「新しい制服が似合ってる」って/// 大佐は「私は司令部の仕事はむいてない」と答えてた。この字幕の解釈だと、SSの制服が似合ってるって言ってあげることで、

傷心のクラウスを一生懸命励まし力づけようとしている、心配性なグデパパの慈愛味が溢れてて、イイっす///

「心配するな、クラウス。おまえは帝国の誇りだ」って。この一連の流れだと、なんとなく、やっぱりグデパパが嫌がるクラウスを無理にでもSS司令部へ転籍させたように思えるなあ。グデクラ的には、もう可愛いクラちゃんを前線に行かせたくない親心でありましょう。史実寄りな解釈だと、軍部内での影響力が弱まってきたグデ将軍が、自身の影響力を補強するための駒として大佐を引き入れたということになるでしょうけども。

T-34 レジェンド・オブ・ウォー③(2018・露) | まなぶんの戦争映画辞典

ところで、このセリフの直前に、大佐が顔の向きを変えて観客に傷のある半面を晒すという演出で、たぶんこれは監督が、「ほら、傷があるでしょ? だからこの男は、ネフェドヴォのあの大尉だよん♪ みんな、わかってね♪」というつもりなんでしょうが、

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いや、わかんない人、けっこう多いと思うよ監督vvv

髭剃っちゃって、年齢不詳な人相に変わっちゃってるからねえ。

そいから、徹頭徹尾グリム少佐を威圧する大佐が、ほんまグデパパ寵愛のお嬢様気質爆発で、よかよか/// 将軍がなぜ自分をSSに引き入れたかを完璧に理解し、自分が直にヒムラーから指令された事実を(自分の好悪は別にして)ちゃっかり最大限に利用する大佐は、相当なしたたかさもお持ちのようで☆

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それとね、例のプロポーズシーンですが、これ、チェス盤を深刻な顔で眺めてるとこから推すに、やっぱニコライを引き留めるための餌としてアーニャを使う意図があったんではなかろうか?

映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』公式 7/31(金)〜最強DC版公開 ...

あのニコラウスシーンで、大佐は実は薄々ニコライのアーニャへの視線を気づいてたでしょ。んで、ニコライをドイツ側に引き寄せるためには、教官というポジション以外に、やっぱ女をあてがった方がいいかなあとか思っちゃって(汗)、でも捕虜と通訳では無理だから、いったんアーニャを自分の妻という立場にしておいて、そうしてニコライとの不倫(?)を見て見ぬ振りで認めてやろうとか、考えていたのでは?

だとしたら、大佐、凄い深謀遠慮では?

この場合の「凄い」は、古語としての「凄い」でありまして、文字通り「もの凄まじい」という意味です。さすがは鬼将校。ニコライと女を張り合うんじゃなくて、ニコライに女を与えるために! あのチェス盤は、そうした大佐の深謀遠慮を意味する小道具なんですかね?

とすると、ティーリケが「ヤルツェヴァも逃げました」と告げた瞬間の大佐の表情は、嫉妬とか絶望とかじゃなくて、

マジ、やっぱし?

とかいう感じかね?(笑) つまりですね、自分が偽装結婚という形を踏んででもいいから、なんとかニコライを自分の傍に置きたかった大佐ということ。それはユーゲント達を「一流の戦車乗り」と対戦させて教育し、かつての国防軍師団のように(ヴォルフのように)育てあげたいという気持ちであったろうし、その上、自分ではそれと気づかずにニコライに恋しちゃってたということでもあろうし。大佐のニコライへの恋は、肉欲ではなくてプラトニック・ラヴだからね。

なんせ、例の、ティーリケ煙草とニコライ・ケーキの場面、入室してきたニコライを一目見て、大佐が一番に放った一言は、

「男前だな♪」

だもんな!(爆萌) もひとつおまけに、少尉が大佐に「高台に行きたい」とおねだりした時、小首を傾げてニンマリ笑って、

「さすがに頭は鈍っていないようだな♪」

だもんな!(爆萌萌) このセリフを発する前のタメの演技、キーファー氏の間合いの取り方、絶妙でしたな。

大佐は素直な人だから、これらのセリフは嫌味や皮肉じゃなくて、心からの本音よね///

はあ、ちと長くなってきましたので、今日のところはこのへんで。そうそう、宣言通り、映画を見終わった後、鰻を食べてきましたヨ★

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ミニ櫃ぶし/// 可愛い///

名古屋の櫃ぶしは、ぎっちりご飯も鰻も多いので、ミニサイズでも食べ応えあります。今日はこの後、アフタヌーンティーもすることにしたので、これくらいのサイズでちょうどよい。

ということで、アフタヌーンティーは、お店を変えて、こんなのにした。↓

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メロンシャーベットのバニラアイスのせ///

メロン・キューブがたっぷりで、めっちゃ冷たくて美味しいシャーベット。はあ、至福☆

幸せだなあ~。大佐も幸せにしたいなあ~。