新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

映画「沈黙 ―サイレンス―」観てきた

さて、本日は予告通り、「沈黙 ―サイレンス―」をミッドランドシネマで観てきました☆

少し体調が心配だったので、今日は出勤せずにおうちでお仕事をして、レイトショーではなく、一つ前の18:00開始の回にしました。レディースデイで1,100円で観れる日だったしね♪

お客さんは、まあそこそこ入ってたって感じでした。混み混みでなくて良かった。混み混みになりそうもない内容だけども///
で、感想は――

おお、綺麗な映画になったなあ///

というのが、まず第一印象でした。
冒頭、角川映画のロゴが出たので、70年代角川映画のトラウマ経験済みの私は、
「うわ・・・、けっこうグロいかもしれん」
と覚悟したのですが、全然グロ味はなかった。ま、首が飛ぶシーンは角川のお約束なのでワンシーンだけありましたけどvv
長崎五島列島付近の海や、森、農村など、日本の風景美(ロケは台湾で)をとことん美しくカメラに収めてあります。かといって、観光地巡りな撮り方ではなく、幻想的で、監督の美意識を感じましたね。
スコセッシ監督って、それほど肩入れしてる監督じゃなかったけど、こんな風景描写の出来る方だったんですね!
重いテーマなだけに、この幻想的な美しい風景演出が救いとなって、意外にもそれほど後味悪くはない作品となっております☆

んで、これはアンドリュー・ガーフィールドの嫌みのない、誇張の効き過ぎない演技が好感度高い! 傷つき、悩み、諦め、しかし信仰を捨てはしないという難しい役柄でしたが、若々しく純粋な表情でよく演じきっていました! 良いパードレ役でしたよ!

リーアム・ニーソンは言わずもがなで、この人はこのまま和服着て本当に日本で暮らしてほしい俳優さんですわな、似合い過ぎ///

それからアダム・ドライバー氏は、こういう役だとドンピシャじゃん♪ カイロ・レンより、ずっと良かったよ/// アンドリューの柔らかくみずみずしいパードレと対照的な、情熱的で融通の利かないパードレを好演してました。
思うに、カイロ・レンの場合は、あの銀河一の美貌を誇ったアナキンの孫という、過剰な期待がかかってしまっていたからねえvv

ということで、163分という長丁場の割りには、テンポがよいのであっという間に終わってしまう感があり、飽きさせない良作でした☆
途中でダレるかなと思ってましたが、全然ダレなかった。

それに秀逸なのはエンドロール!
音楽がいっさいかからず、雨の音、風の音、雷雨の音など、自然の音響だけで静かに流れていきます。

なんてセンスのいいエンドロール!(感動)
この作品には、なるほど、下手なBGMやテーマ曲など不要ですわ。
これは監督のセンスの良さが如実にうかがえる。

はい☆
ということで、たいへん満足して鑑賞を終え、ミッドランドシネマ4階でお寿司を食べて帰ってきたのでありました〜。

デザートはワラビ餅〜///

さて、明日からは「マグニフィセント セブン」と「ドクター・ストレンジ」がスタートしますが、初日と土日には見に行かない。絶対に混み混みだもん!
なので、「マグニフィセント セブン」は月曜日あたり、「ドクター・ストレンジ」はもうちょっと後の平日に観に行くことにしまあす☆