新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

「当代記」における、信長の明智愛 & 「シン・エヴァンゲリオン劇場版:Ⅱ」観た(ネタバレ無し)

おおお、まことにもってあざとい商法でもって(笑)、麒麟ロスの民が踊らされておりまするなあ///

長谷川博己 キリン スプリングバレー CM ティザー篇 『キリン、渾身の ...

文字通り、麒麟がくる・・・ってか、麒麟がきた!!(爆笑)

3月23日ですか、ガッテン承知! 当日は奇しくも、当方が歌舞伎「時今也桔梗旗揚」を観劇する日でありますからして、ついでにこのビールも買ってきますわ♪ それにしても、サッポロ酎ハイからキリンビールへ華麗なる転身。さすがは鳥のごとく、男から男へ渡り歩いた十兵衛様でございます、なんつって///

ってなことで、昨日は仕事の合間にアーカイヴから「当代記」を借りてきましたよ。ついでに念のためフロイスの「日本史」も。

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これ(↑)がその「当代記」であります。で、明智に関する記述は、巻二に出てくる。その個所で重要だと思えるところを、クローズアップいたしますね。まずは年齢の箇所。↓

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山科で討たれた時、明智の年齢は六十七であったと書いてある箇所です。二か所、出てきております。先にも言ったとおり、私はこの年齢はちょっとなあと考える派でして、信長を討つという大事を決行するにあたっては、うーん、やっぱ55~57歳あたりが相当かなあと、素人考えを抱いてる。

が、「当代記」はこの67歳という年齢を補足するような記述を、先立つ箇所でも述べておりまして、それが下の画像に示した部分。↓

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甲州攻めの後、安土へ帰る旅程を述べた箇所で、次のように言っているんですわな。

何の於御泊も、惟任は老人成とて、御座所の軈而御近所に宿を被仰付、

(いかなる宿泊の時も、信長は「惟任(明智)は老人だから、ワシの傍へおれ」ということで、自身が泊まる場所のそのまま近くにいつも明智を宿泊させた。)

「当代記」は、この「惟任は老人成」という信長の言葉をもって、明智の年齢を67歳に比定しているみたい(?)ですが――ちょっと待って。本当にここにある「老人」は、今でいう「おじいちゃん」なのか? 古語での「老人」には、実は「政務に参与する重臣」という意味もあったりするんでなかったか? 素人考えですが、ここはむしろ、その重臣という意味に解釈してはどうだろうか? とすれば、やっぱ明智の年齢は55歳、或いは57歳ということでよいのでは? 私は子年という点から55歳を推すけれども。

それでね、こうして改めて「当代記」を読み返しても、やっぱり信長は光秀をとても愛していたということしか伝わってこないのよね。たとえば、最近の研究でも解明されているとおり、信長は京へ泊る用事がある際には、光秀の屋敷へ頻繁に泊っているんだよね。京以外でもそうだったという研究もある。「当代記」における「どんな時も光秀を傍に宿らせた」という記述は、このあたりの史実を投影している文章なのではないのか?

つまりですね、もし少しでも明智に謀反の気配があるとか、或いは性格の不一致などが常からあったりしたならば、いくら便利だからって、信長はこんな頻繁に光秀の許へ泊ったりしないでしょ、ということですうう。

やっぱり、信長は相当明智十兵衛を好いていたという推測しか、できんのだがvv

どうなんよ、そこんとこ(笑)。「麒麟がくる」的には、ものっそ美味しい史料解釈なんですがっ!!

それとね、フロイス「日本史」も再読してみれば、やっぱちょっと変だぜ? 例の、信長が光秀を足蹴にしたのは、「密室」での出来事だったという書き方がしてある。家康の饗応についての相談を、二人で密室で行っていた際の出来事と書いているが、なんだってそんな「密室」で語り合わなくちゃならなかったんだよ? 饗応の支度の相談なんだから、別にそんな密室で二人きりになる必要ないじゃん? フロイスは、「その時に、信長の好みに合わないことを光秀が言って、足蹴にされたのはそれが直接原因らしい」と伝聞を述べていますが、「信長の好みに合わない」って、何が?? 

いろいろ推測と妄想が沸き上がりますが(笑)、もしかしてこの「密室での足蹴」って、ただ二人がなんだか部屋に閉じこもっているなあと思ってたら、中から何やら怪しげな物音がしてきたぞとかいう、近習の者からの伝聞なんじゃ?? とすると、

もしかしてこれって、まさか、そんな、ええっ、どうしような腐女子解釈もOK?///

的な展開だったのでは? 「好みに合わない」って、「好みに合わないプレイ」ってことか!?vvv もし明智55歳説を取れば、信長と光秀は6歳差――史実かどうかはさておき、妄想の世界ではまったく問題にならない、むしろイケイケドンドンな絶妙な年齢差ですわな♪ もちろん下克上です///(←逝ね!)

一応断っておきますが、これはあくまで妄想でしかないので・・・とはいえ、うわああ、どうしましょ、奥さん?vv いやはや、ちょっと、史料解釈にしてからが、とんでもない沼の様相を示してきました、本能寺の変ミステリー/// さすがは古来より人々の関心を強く引きつけてきただけのことはある(笑)。

お次は、是非とも、「綿考輯録」を読んでみたい。細川家から見た明智十兵衛の魔性を是非確認したい!vv

さて、そんなこんなで、まだまだ「麒麟~」に狂っている今日この頃、明日はもし体調がよろしいようであれば、亀岡に弾丸旅行してこようかと考えております☆ 桔梗の花は咲いてないけれど、谷性寺など♪ 名古屋から亀岡までは、こないだの坂本と同じく、1時間半くらいなんです~。近い。

そんなこんなな忙中閑に、昨夜はついにミッドランドシネマで「シン・エヴァンゲリオン劇場版:Ⅱ」観てきた!!

シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開1週間で興行収入33億を記録 ...

まだ公開して日も浅いので、ネタバレ感想はいたしませんが、一言だげ――

うわあああっ、私のアスカのお目々がどえらいことにいぃぃぃぃ!!!(悲憤)

つか、ちょ、我が愛するアスカはいったいどうなったってのよ??? 涙涙でありますが、しかし、相変わらず我らが姫は凛として猛々しく、男前で、そして一番苦しく痛い思いをして・・・。(号泣)

それと・・・あの、今回の映画、後半はなんですか、ギャグなんですかねゲンドウさん?? ゲンドウさんの動機のスケール、想定以上に、ちっさvvvv