新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

品川の研究会 & 「どうする家康」初回の感想

昨日は品川で研究会でした☆ 良く晴れた気持ちのいい天気。本当に今年のお正月は天気に恵まれてます、太平洋側。品川駅に降りたのは、実はけっこう久しぶり。いつも乗り換えはこの駅でしてるんだけどね。だから、「ずいぶん駅前の感じが変わったなあ」と思いました。でも、私は昔から品川駅のどこかしら明るい開放感のある雰囲気が好き。きっと海が近いからなんだろうね。

んで、駅至近の会議室で13:30~17:00まで研究会。京都からゲスト講師もお招きして、たいへん濃厚なひとときでした。

17:00からは、駅前の居酒屋で懇親会。総勢9名の参加者で、わいわいと和気藹々♪

こんなタワーリングな檸檬サワーも、ご愛敬(笑)。

しかし、映えるけれども飲みにくいvvv ここで20:00まで飲み食べ語りまして、お開き。実家に21:00には帰宅しました。

帰宅して、まずはお風呂に入り、それから録画しておいた「どうする家康」の初回を鑑賞。感想は――前半はかなりガッカリな感じでしたが、後半の本多忠勝が登場して、岡田信長が「信長の野望」マンマな出来でご出馬されたあたりから、徐々に盛り返してきた、かな?? うーん。。。

特に保守的な自覚はないけれど、私、大河ドラマはやはり荘重な雰囲気が欲しいなあと思てしまうタイプなのかも。「麒麟がくる」のような、ね。それは、女性陣のたたずまいにも顕著に表れている。私は「麒麟がくる」で帰蝶役が某女優さんから川口春奈さんに変更になったのを良かったと思う人間で、その理由は、川口さんの着物姿が実にたっぷりと貫禄のあるオーラだったから。

画像・写真 | 【麒麟がくる】川口春奈・帰蝶、第30回に再登場 1 ...

はあ、美しい/// 大河ドラマのお姫様役は、これくらい重量感がなくちゃならんよ、うん。現代の細っこい肢体では、荘重なドラマを支えきれない。キャスティングって、本当に大事。今回の「どうする家康」の築山殿(瀬名)が、はたして川口さんのこの帰蝶のような貫禄を見せることができるかどうかが、キモの一つになりそうだ。

でもって、「どうする家康」後半に登場した岡田信長はさすがに素敵ですが、「白兎」はあざとすぎるか。そのセリフを引き出すまでの説得力ある前振りのシーンが無いからねえ。BL要素をなんでもぶち込めばイイってもんでもないのよ?(苦笑)

麒麟がくる」の「二人で茶でも~」は、そのセリフに至るまでの染谷信長の十兵衛への依存度がよく描かれていて、だから仰天ものの台詞でも、「この信長様なら、さもありなん」と視聴者に思わせる説得力があったんだよね。そういうとこだよ。

まあ、とはいえ、「どうする家康」もまだ初回ですので、これ以上の感想は控えたい。もう少し見守ってから、という感触ですねえ。そんなこと言って、後半にしれっと「天海僧正 長谷川博己」なるテロップが流れさえすれば、手のひら返しで評価が覆ることうけあいの、チョロいオタクだがvvv どうしても、「麒麟がくる」の続編として観てしまうからねえ。タイトルバックも似ているし。

駄菓子菓子、岡田信長が従来の魔王信長路線に戻っていることや、劇場公開している木村信長のパターンを見ても、染谷信長は唯一無二の斬新さだったんだなあと、改めて感動を覚える。脚本のみならず、ああいうアダルトチルドレンな信長をよく理解して成りきった染谷氏の演技力に脱帽ものですよ、今更ながら。恐ろしいけれども、このうえなく哀れで儚かった染谷信長様・・・視聴者が切なさで号泣した本能寺の変なんて、そうそう演出しきれるものではない。

麒麟がくる」信長の最期…染谷将太「相手が光秀という歓喜と興奮 ...

どこまでも子供だった染谷信長(涙)。その子供を討たなければならなかった長谷川十兵衛の悲劇(滝涙)。二人の関係を知りながら、スッと身を引いた帰蝶様の酷薄なまでの賢さ――帰蝶様に「嫁ぎなさいませ」と勧めたその報いが、今や我が身に跳ね返ってきたと知った時の十兵衛の絶望を、視聴者は読み取らねばなりません。実に上手く伏線回収した脚本と演出でした☆

「どうする家康」にも、今後の展開にこうしたドラマティックな伏線回収を期待してしまふのであります☆