新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

映画『ねじれた家』&『アベンジャーズ エンドゲーム』ネタバレ感想

昨日は愛知淑徳大学での学会も無事に終了し、参加者もかなりいて、懇親会もとても素敵なお店で楽しかった! 星が丘は素敵なお店がいっぱいありますね~♪

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すっごい大盛のサラダ! ドレッシングたっぷりで美味し美味し///

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そして、これまた大盛のパスタ! お肉もたっぷりで美味し美味し/// このお店、ガラス張りの大きな窓が気持ちよくてとてもお洒落でした。覚えておこうっと。

ということで、日付は遡りますが、5月10日(金)に映画2本立てを達成してきましたよ、奥さん。ということでその感想をば。

まずは、新しいビルに移った伏見ミリオン座の「ねじれた家」から。

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どう評価するかは難しいところですが、サスペンスものとしては連続殺人のピッチが遅くて、スリルは乏しい。原作はもっと、テンポよく殺されていったと思ったがな? ただし、舞台セットはすばらしい! いかにもな雰囲気のレトロな英国風景にインテリアが、これでもかとばかりに重厚に画面に映ります。書斎のセッティングなんて、溜息でちゃう/// 主人公の勤める探偵事務所もいい感じよ♪

それと、キャスティングが良いね。テレンス・スタンプ目当てで行ったんですが、往年の美青年はシワシワのおじいちゃんにこそなっていたけれど、いい感じの渋い味わいで、自然な年の取り方で素敵でした♪

それに我らがジリアン・アンダーソンの演技も良き!

おお、かつてのスカリー捜査官も、あの輝くような美貌こそ薄らいでいても、これまたナチュラルな年の重ね方で、しかもなかなかな演技で酔いどれ女優を演じておりました~。その他の俳優陣も、かなりドンピシャのキャスティング。

クリスティー作品にはおなじみの、愛すべき好青年なぼんくら探偵(笑)をマックス・アイアンズがよく演じておりますし、祖母役のグレン・クローズの魅力ある貫禄も素敵/// 後妻役のブレンダ・ヘンドリクスはひたすら可愛い♪ いやあ、これは楽しめたね。

ほいでもって、続いてレイトショーで観てきた、『アベンジャーズ エンドゲーム』。

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予感はしてたんだよ・・・、トニーじゃないかなって・・・。(悲嘆)

巷でも言われてたとおり、だってさ、アベンジャーズ・シリーズはアイアンマンで始まったからねえ、アイアンマンで終わるんだろうなって。。。ナターシャまでいなくなったのは驚いたけど。。。ってか、ホーク・アイの弱さは特筆ものだな。でもそこが好き。(笑)

いろいろ賛否両論あるでしょうが、予測していったから、私としてはまあ想定内のラストかな。ロバート・ダウニー・ジュニアの死の演技は、最高に上手かったと思います。死ぬ演技って、けっこう難しいんだよね。彼の演技は、トニーという一人の天才の死の表現として、ナチュラルで納得のいく、臨場感あるものだったと思います。お疲れ、スターク・・・。(号泣)

でさ、悲しみのさなかでなんですが、あれ、ラストはいわゆるトニピタでOKってこと?(笑) トニーの最期を看取り、その意思を継いだのは、スパイダー坊やってことでよろしいか? 

あとさ、雷様のビール腹はどういうこったい! 今回、ソー兄貴は完全に道化の役割でしたがなー。私はもうちょっと、しゃっきりした雷様が見たかったかなあ。でも、母上に甘えまくる雷様の姿には、ホロリとしちゃいました/// 長男はやっぱママっ子になるよねえ。んで、ロキの復活はどうなったんすかね? ってか、

おおう、我が愛するスターロードと雷様が、よもやのコンビ結成!?

萌えるべきか戸惑うべきか?vv

映画2本立て、観てくるよ~☆

10連休が終わって、連休明けのお仕事猛烈モードの一週間でしたvv 駄菓子菓子、がんばった! 〆切原稿もなんとか終わらせました! 明日は愛知淑徳大学で学会のお仕事に一日奔走するし、日曜日もまた別の原稿に取りかかる必要があるけれど、まずは一息つける。

ということで、本日は遊びます!(笑) 映画を2本立てで観に行ってくらああ/// 『ねじれた家』と『アベンジャーズ エンドゲーム』。『ハロウィン』も『ハンターキラー』も観れず(『ハンターキラー』は評判いいんだから、もう少し長く上映してくれてもよさそうなのにネ)、とても寂しい思いをしたので、もう観れる時に映画館にさっさと行こうと思います。2本立てで辛いかもしれないけれど、そして明日はお仕事だけど、がんばる!!

ところで、連休中に、プライム・ビデオでこんな映画を観ましたら、存外に良かったのでご紹介しときます☆

 

 台湾と日本が共同製作したホラー。いわゆる冥婚ネタを扱った作品ですが、軽くミステリ仕立てで、なかなか魅せる演出だった。つまり、割と怖さを感じたということです。(笑) やっぱさ、ホラーは怖くてなんぼでしょ。日本人が感じる恐怖のツボに近しい間隔で撮影されていると思いました。バスルームにちらりと映る屍体のショットが、怖くて良かったよ♪

さあて、そろそろ出かける準備をしようかな。新しくなった伏見ミリオン座に行くの、初めてなんで、ちょっぴり緊張vv 無事に辿り着けるかしらん? 新しい建物にミリオン座が移って、チケットがネットで買えるようになったのが嬉しい! 

それにしても、今日の名古屋は27度とかいう、おかしな予報が出ているんですが??(怖)

オビ洋書『MASTER & APPRENTICE』第9章、クワイは金づち!?

さて、楽しかった10連休も終わり、今日は名古屋へ戻る日です。戻ったら戻ったで、名古屋も快適なんだけどネ。

では、出発前に、さささっとオビ洋書の紹介をば。『MASTER & APPRENTICE』第10章に突入しておりますが、まずは第9章から衝撃の事実を!!

なんと、クワイ=ガンは金づちだった!?

まあ、正確にはドゥークー伯爵のパダワンだった12才の頃は、って話なんですがvv

この『M & A』という小説は、各章の末尾にクワイ=ガンの回想が挿入されるという構成で、そこで彼が12才でドゥークーのパダワンになってからの経緯を知ることが出来ます。それにしても、あのクワイがパダワンになったのが12才なら、オビの13才でようやくパダワンというのもそんなに特筆するほど遅いってわけでもないんじゃないか??

ま、それはそれとして、んで、パダワンになってほぼ最初の任務の時、敵に知られないよう潜入するルートが、命綱一本を頼りに荒れ狂う海上を渡らなくちゃならいルートだったんですよ。まだ幼いクワイは、必死に綱にしがみついて渡るんですが、体が震えてすくんでしまうんです。すると、ドゥークーの兄弟子ラエルという人物が励ましてくれますが――翻訳。↓

「がんばるんだ!」後方のマスト支柱にしがみつきながら、ラエルは叫んだ。「大丈夫だ、坊や。まあ、最初の戦闘体験はたいていひどいものだからな」

「僕は戦闘が怖いんじゃない!」クワイ=ガンは抗議した。「水なんだ!」

「――水?」

 顔も衣服も冷たい海水でびしょぬれになりながらも、クワイ=ガンは恥ずかしさで真っ赤になった。

「僕、泳げないんだ」

わはははは! あのクワイが12才まで金づちだったとは!! 大発見ですよ、奥さん! この後、ラエルという兄弟子は金づちのクワイを笑うことはせず、まじめに励まし、聖堂に戻ったら水泳を教えてやると約束してくれます。クワイはそれに励まされた恩義をずっと忘れずにいたという展開なんですが・・・この回想から我に返ったクワイは、ふと思いついて、傍らにいたオビにこう尋ねます。↓

「そういえば、私はおまえに泳ぎを教えたことがあったか、オビ=ワン?」

 オビ=ワンは宇宙服の装備を身につけながらクワイ=ガンを見上げ、とまどった。

「いいえ、マスター。でも、泳ぎ方はわかっているつもりです――或る程度は」

「では、我々は泳ぎを練習する必要があるな」クワイ=ガンは宇宙服をしっかり固定しながら、そう提案した。「ジェダイなら皆、モン・カラマリのように泳げなければいけないからな」

 オビ=ワンは動きを止めた。クワイ=ガンはその瞬間のパダワンの内なる考えが聞こえた気がした――(なら、なんだってあなたはもっと前に私に教えてくれなかったんですか? そして、いつ私に教えてくれるというのですか? カウンシルに入られてからですか?)

 それらは実に的を射た質問だったが、賢く躾のいいオビ=ワンは声に出してクワイ=ガンに問うことはしなかった。

「もうすぐ、ソウルクラフト船に近づきます、マスター」

あなた今更何言ってくれちゃってるんですか? とでも言いたげなパダオビちゃんの心の声!

まったくもってその通り!!(怒)

今更「泳ぎを教えたこと、あったか?」なんて、何ボケとんねん、クワイ。自分はカウンシル・メンバーになってしまい、オビをパダワンから外すの外さないのという今になって、ですからね!

昔、泳げない自分を笑わずに励まし、泳ぎを教えてくれた兄弟子のことを思い出して、自分はパダオビに何をしてやっただろうかと、クワイにとってはそれなりの自省でもあったんでしょうが、パダオビちゃんにとったら「何を今更?」ですよねえ。躾のいい子であるパダオビが、敢えて質問を口にしなかったっていうところも面白い。優等生のパダオビちゃん♪

とはいえ、これはたぶん、EP1冒頭の、ジャージャーの案内でナブーの湖の底まで泳いでいくクワオビのシーンへの伏線を狙っているんでしょう♪

ああ、時間切れ。そろそろ身支度です。翻訳紹介の続きは、また後ほど。

小岩菖蒲園 & 地上波で『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』

昨日はスターウォーズの日ということで、六本木でイベントがありましたが、皆様はいかがお過ごしでしたか?(笑) 私は人混みが苦手なので、昨日はSWの日を祝うために、ひたすら『MASTER & APPRENTICE』を読んでましたよvv 翻訳紹介は、明日☆

10連休もあと二日。私は明日名古屋に戻るので、一生懸命遊び倒してますvv ということで、本日は五月晴れの中、人混みを避けて東京下町の穴場を狙い、江戸川沿いの小岩菖蒲園というところに行ってみました。最寄り駅は、京成線の江戸川駅ですネ。

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改札を出ると、こんな立て看板がしてあって、駅からはもうすぐに河川敷に出られます。川風が気持ちいい♪

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ああ、鯉のぼりだあああ/// 大きい真鯉はクワイ=ガン~♪

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小さな緋鯉はパダオビよ~♪

なんつってね~。子供の日なので、家族連れが多い・・・こともなく、穴場らしさでしたが、そこそこ賑やかで良かったよ。

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花菖蒲はまだ開花前なので、まるで田圃に苗が植えられてるみたいな感じ。(笑) 家族連れは網を持ってきてる人が多かったが、メダカでも捕ってるのかな??

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花菖蒲は咲いてなくとも、アヤメは咲いてました。乾いた土地に咲いて、花弁が小さいのがアヤメなんですよね。

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アヤメのドアップ!(笑)

浸みるような濃紫が、美しいですね~。江戸紫っぽい花色です。でも、私はやっぱりもうちょっと派手な花菖蒲やカキツバタの方が好きだな。

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ピンクの睡蓮も咲いてました///

午前中だけでしぼんでしまうのが蓮の花、睡蓮は一日中咲いてます。蓮の花の方が、花も葉もでっかいよ~。

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小岩菖蒲園は、ムジナモという植物が発見された場所でもあります。その記念碑がひっそりとツツジに埋もれるように立っています。

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ムジナモってなんぞや?

という人は、上の画像をどうぞ。ムジナの尾に似ているっていわれても、うーん、狢のしっぽってどんなだったけか?vv

川風が爽やかで涼しくて、本当にすばらしいお散歩日和でした♪ 京成線はガラガラ空いてるし。(笑) 帰りは、船橋駅で下車して、駅ビルのカフェでお茶しました。

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抹茶あんみつと、プレミアム珈琲☆

メニューの写真ではアイスは1個だったのに、出てきたら2個も乗ってた。サービス? すごい分量でお腹いっぱい! 満腹満腹。

満喫して、実家に帰りました。夕食は、いなり寿司。そして今夜は、地上波で『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』ですね! 観たけど観る!(笑) 駄菓子菓子、NHKジョン・ウィリアムズの映画音楽の特集もっ。うー、NHKは録画だあ!

GWの東京散歩☆

昨夜は午前2時までがんばってお仕事しましたので、今日は予告どおり、お外へ遊びに出かけました♪ GW恒例の東京散歩、いざいざいざ~♪

まずは、令和を迎えたということで、おのぼり外人さんのように(笑)、皇居付近へ。初夏の日射しが暑いくらいの、とてもいいお天気の丸の内風景です。

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ケヤキ並木の若葉が、とってもみずみずしい///

そういえば、仙台も最近新緑になってきて、青葉通りのケヤキ並木が美しいとニュースで言ってましたっけ。杜の都にも心を馳せます。

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皇居へ向かう人々をお堀越に☆

お昼を少し回った時刻でしたが、そんなに混んでもいないようでした。私は皇居内には入りませんで、お堀の周りをぐるりとお散歩。

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江戸城の石垣が残っている場所に、説明書きの看板があって、外人観光客の皆さんが熱心に読んでました♪ ふむふむ、なるほど~。

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和田倉門の交差点そばにある、噴水のオアシス☆ 背景の超近代的ビルとの対比が面白い。ここも観光客が多かったなあ。みんな、ちょっと疲れて休んでるみたいでしたが。(笑)

んで、そろそろお昼となったので、丸ビルのレストラン街でアジアン料理を食べましたよ~。混んでてどこも入れないかと思ったんですが、意外と空いてて良かった。

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パクチーとココナッツミルクのスープに入ったフォーです///

付け合わせの生春巻きも美味しかった。デザートは、ココナッツミルクプリンでした。けっこうお腹いっぱい。ごはんのプレートもあったけれど、分量的に麺の方にして良かった。ご飯プレートは食べきれなかったと思う。

満腹したところで、丸ビルから向かいの東京駅を激写!

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東京の正面玄関口☆

いつ見てもフォトジェニック。これは復元して正解でしたねえ。名古屋城の木造復元は、どうなることやら。。。

ほいでもって、東京駅正面からバスに乗りまして、銀座四丁目へ直行。やっぱ東京へ帰ってきたら、銀プラは恒例ですから。(笑)

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四丁目のホコ天の入り口近くで、金メッキの像のパフォーマンスをやってる大道芸人さんがいて、面白かった! 芸達者でしたねえ♪ お疲れ様です!

駄菓子菓子、気温は上昇して暑くなってきて、しかもすごい人混みで大変だった。伊藤屋に行って、ラミーの限定万年筆を買うのが目的だったんですが、買えたのは良かったのだが、とにかくすごい人出で、伊藤屋の後にカフェに入ろうとしても、どこも満席状態。あの我らが憩いのパウリスタさえ、入り口に列が出来ていた! パウリスタに列が出来るなんて! 

仕方なく、新橋方面に出てGINZA9に入り、そこのまあまあ馴染みの北欧カフェへ。ここはさすがに人が押しかけていることもなく、しっとり落ち着いたムードでやっとくつろげた。

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ストロベリーソーダフロートと、伊藤屋の袋でパチリ☆

このカフェは焙煎珈琲の専門店ですが、今日はなんせ暑かったので、ソーダ水をチョイス。ウェイターのお兄さんが長身で、なかなか格好良くて、しかも親切で優しかった///

ということで、本日の東京散歩は無事終了。帰宅して、戦利品を陳列。

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ラミーサファリの2019年春の限定新色パステルカラー万年筆☆

可愛い/// 伊藤屋で先行発売されていて、もう売り切れてるかなと思ったんですが、まだまだ大丈夫だったよ。ペン先は全てEFを選びました、例の如く。正規発売は5月下旬らしいです。伊藤屋で買うと、写真にあるとおり、カラーを合わせたノベルティが付いてくるヨ。

はあ、楽しかった、満足満足。明日もお出かけ、しようかなあ♪

『MASTER & APPRENTICE』第8章読了、オビの慟哭について

令和になって、二日目。せっかくの連休だというのに、雨がちの天候が続いております、東京。駄菓子菓子、プライム・ビデオとオビ洋書の読書で、退屈もせずに楽しくのんびり過ごせているのが幸せです~♪ 加えて、今日は、唯一の締め切り原稿を粗々書き上げてしまおう。そして、明日からは晴れるらしいから、お外へ遊びに行くんだ☆

ということで、おうちに籠もっているおかげで『MASTER & APPRENTICE』もあっという間に第8章まで読了してしまいました! まあ英文が簡単だからね。それと、クワオビ中心に話が回っていて、クワオビの出番が多いから、読書のモチベーションも上がるってもんで。

では、第8章までの萌えポイントを手早くご紹介しまあす。クワイ=ガンはカウンシル・メンバーに誘われた事態を、パダオビちゃんになかなか言い出せないでいます。このあたり、オビを傷つけたくないというクワイの優しさ、というか、優柔不断な情の濃さがよく表現されています。ところが! 

惑星ピジャルへ赴く任務を、元老院議長(パルじゃありません)から言い渡される際に、なんと元老院議長が口を滑らせて、パダオビの目の前でクワイに「カウンシル・メンバーに誘われて、あなたにとって今が重大な時期だとわかってはいるが」と言ってしまうんです! 他人の口からクワイのカウンシル入りを知らされたパダオビのショックと言ったら! そして、まさか議長がこんなタイミングでそのことを口にするとは思わなかったクワイの、「しまった!」といううろたえぶりといったら! 翻訳。↓

 オビ=ワンは口もきけず、耳も聞こえなくなったかのように感じた。ただ、自分の息づかいと鼓動だけを感じていた。衝撃は彼の全身を貫いて、恥ずかしさ以外の感覚を麻痺させた。

 一瞬、クワイ=ガンの眼とオビ=ワンの眼がかち合った――ほんの一瞬だったが、オビ=ワンがマスターの眼に痛々しい光をみとめるのには充分の時間だった。クワイ=ガンがオビ=ワンにこのことを告げていなかったことを悔いている事実がわかっても、オビ=ワンにとってはそのことは何の助けにもならない。むしろ、そのことが事態をもっと悪くしていた。(中略)

(彼は私にこのことを告げる必要はまったくないと考えていたのだろうか? 私には、この情報を知るべき資格すらないと?)

 煩悶しながら、オビは真夜中の聖堂を歩き回り、心の中の嵐と戦い続けます。マスターから直に告げてもらえなかったことは、パダワンとして最大の恥であると、パダオビは悲しみ、恨むのですね。無理もない。そして、パダオビはこんなふうに考えて、いっそう自分をみじめに思ってしまいます。↓

 自分はこの聖堂で、マスターが自分を捨ててカウンシルに入ることを知らなかった、文字通り最後の者なのだろうか?(=聖堂中の人々は、自分以外このことを知っているのだろうか?) そうでないとしたら、自分は皆に向かって、「なぜ17才にもなっているのに、改めて新しいマスターを探さねばならないハメになったか」を説明しなければならないことになったのだろうか? オビ=ワンはいままで、そんな事態に陥ったパダワンを聞いたことがない。1万年近い聖堂の歴史の中で、使い捨て扱いされた最初のパダワンということに、自分はなるのだろうか?

 このくだり、読んでて涙が滝のように流れましたわ、奥さん!(泣) ただでさえ、パダオビちゃんは13才までマスターが決まらなくて、農場送りになる寸前、クワイと出会って、クワイにすがり頼み込むようにして彼のパダワンにしてもらったんだよね。それがまた、今度はクワイのカウンシル入りという事態で、17才にもなって初めからマスター探しをしなくちゃならない、何という恥ずかしさかと、パダオビちゃんは苦しむのです。。。

 自分の心の中を荒れ狂う恨みの闇を鎮めたいたいめ、オビは真夜中のパダワン道場へ行き、そこで一人でライトセーバーの型の稽古を始めます。ライトセーバーを振るっているうち、だんだん闇が心から退いていきます。ここで、クワイがこれまで、オビにライトセーバーの基本形しか教えず、その次の応用段階にまで彼を指導しようとしない事実が書かれます。パダオビちゃんは素直に言うことを聞いていたのですが、こういう事態になって初めて、クワイが基礎しか教えない理由を疑い始めるのです。そこへ、クワイが姿を現し、オビの練習を観察して褒めてくれるのですが、恨みを抱いたパダオビはクワイと口論になってしまいます。翻訳。↓

 言葉に出せない強い非難の感情が、水流のようにオビ=ワンからクワイ=ガンへと流れ込んできた。クワイ=ガン・ジンは完璧な男ではなく、いろいろな意味で異端児だ。しかし、オビ=ワンはマスターの、どんなことにも乱されない落ち着きと気安さをうらやましく思っていた。オビ=ワンと口論したり道場を出て行ったりする代わりに、クワイ=ガンは話しかけてきた。

「おまえに、今朝のことを謝りたく思う。こんなふうに、私へのカウンシルからの誘いを、おまえに知らせるべきではなかった。私はおまえに話そうと考えていたんだ。ただ、自分でもこの誘いを受けるかどうか決めかねていたのだ、おまえに話すのは決定した後にしようと」

 オビ=ワンは苦笑して一歩下がった。「決めかねていたって、本気でカウンシルからの誘いを辞退なさる気持ちがあるとでも? 信じられません」

 クワイ=ガンはため息をついた。「まあ、いい。おまえの反応は理解できるよ。だが、私は本気で悩んでいるんだ。責任を要求される立場に自分が就任することを決めてしまう前に、私自身の内部の問題を解決する必要がある」

「あなたは私と、そのことについて話し合おうなんて、夢にも思わなかったくせに!」

 オビ=ワンの叫びは、ついにクワイ=ガンの岩のような平静さをも打ち砕き、彼を突き貫いた。クワイ=ガンの返事する声には、トゲがあった。「おまえは今このことを話し合うには、心を乱しすぎ、理性を失っているようだ。たぶん、私は正しいと思うが」

「あなたは、私の反応は理解できるとおっしゃいました」オビ=ワンは言い返した。「それならなぜ、真実を聞く機会を私から奪おうとなさるのか?」

 クワイ=ガンは幅広のベルトに両手をかけた。このポーズは、彼が自分の内に引きこもる時の癖だった。

「これについては、別の機会に話し合った方がいい。今は、私達二人とも、議論にふさわしい冷静さを失っている」

 ひどく傷つけられていても、オビ=ワンはクワイ=ガンが正しいことを言っているとわかっていた。けれど、彼は簡単に話を打ち切られてしまうことが我慢できなかった。

「私はずっと、あなたが私に基礎の型しか教えてくれないのは何故だろうと思っていました」オビ=ワンはライトセーバーを回転させ、低い位置に下ろした。「きっと、あなたは私の技術がまだ未熟だとみなしているからだろうと思っていました。そう、なぜ次の段階へ進ませてくれないのだろうかと・・・。今、私はその答えを知りました」

「それについては、私に説明させて欲しい」と、乾いた声でクワイ=ガンは言った。

「あなたは何とかして私をパダワンから下ろすことを、ずっと前から決めていたからなんだ。私達がマスターとアプレンティスの関係を続けていかないなら、私に先のステップを教える必要はないですものね? 挑戦させる必要もありませんものね? あなたは、誰か別の人間が私の訓練を最終的に終わらせるだろうと、知っていたんだ!」オビ=ワンはライトセーバーのスイッチを消した。「結局、私が調べていた予言者というのは、あなた自身のことだったんですね、マスター」

 もうね、滂沱の涙ですよ! 可哀相なパダオビ! パダオビが何をしたというの? 一生懸命がんばってきたパダオビちゃんが、なぜこんなに苦しまなくちゃならないんですかね!?

おのれクワイ!! いつもいつも、おまえはパダオビを泣かせおって!!(怒怒)

 しかし、こういうクワオビの喧嘩シーン、萌えが走ることは間違いない。(笑) この後、激しいオビ=ワンの慟哭の叫びに、クワイ=ガンは次のように答えます。↓

「私がおまえに基本の型しか教えないのには理由があるのだよ、オビ=ワン。いつかおまえがその理由を理解した時、おまえは私達が他に優れた師弟関係だったとわかってくれるだろう」

これこそ予言ですね! 結局、クワイの指導のもと、オビは実にシンプルでエレガントなライトセーバーの使い手になります。派手さはなく、堅実で、ひたすら防御に徹したオビの技術は、しかし、基本に徹しているからこそ、メイス・ウィンドゥには「ザ・マスター(私を越える者)」と言わせ、あの選ばれし者アナキンを一騎打ちで打ち破る最強のジェダイに育つことになるわけで・・・萌え!! 基本こそが最強という教えを、クワイはオビに徹底的に仕込んだのですね。

まあ、こんな感じですったもんだあるのですが、例によって素直なオビは先にクワイに謝り、クワイのカウンシル参加を言祝ぎます。二人は一緒に惑星ピジャルに赴くのですが、その星のシールドが非常に古くて原始的なのを見て、オビは「こんなロートルなシールドしかないのに、よくこの星の住人は安心して夜寝られますね」と、正直で無知な発言をしてしまいます。それを聞いたクワイは、心中で、

「おまえはどんだけ甘ちゃんなんだ」

と、思ってしまいます。(笑) というのも、ジェダイ聖堂はコルサントという文明が発達した星にあって、ジェダイ達は赤ん坊の頃から最高の金持ちの環境で馴らされているわけで、オビの発言もそうした聖堂育ちの箱入りお嬢様の発言なんですよね。シールドもろくにない貧しい星の状況を、オビは時々「例外」とみなす癖があり、彼の常識はコルサントの環境が前提となっています。そのことを、クワイは時に苦々しく思うわけです。

このあたり、後にアナキンがオビにイライラして、オビがアナキンの奴隷時代の環境に軽く触れるたびに傷つく事の、伏線になっているみたいですね。オビは素直で公平な人格ですが、クワイに育てられなかったら、聖堂育ちの箱入りお姫様のままで、知らずに下層の人々を傷つけていたでしょう。デックスと友達になることもなかったと思います。クワイ=ガンの教育あってこその、後の銀河一のネゴシエーターオビ=ワン・ケノービが誕生するのですねえ~♪

初夏の牡蠣☆ & オビ洋書『M & A』第五章読了、三つ編みいじるオビちゃん

平成も今日で終わりですね~。朝から涙雨の如くな天気の東京です。

こないだの28日の研究会は盛会で無事に終了。懇親会までおじゃまして、御茶ノ水のイタリアン・レストランで初夏らしく生牡蠣を食してきましたん♪

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爽やかな夏の食卓という感じです☆

子供の頃は牡蠣が好きじゃなかったけれど、大人になると、たまりませんな、こりゃ。(笑) お酒は体調が心配でちょっと控えめに。サングリアを3杯ほどでおさめました。

そして昨日(29日)は、近所の駅ビルに用事があって出かけ、椿屋珈琲店でおやつを食べました。

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チョコレートケーキ・・・おっきい・・・///

胃にドスッとくる感じvv それにしても、どこもかしこも人人人で大混雑な連休ですなあ。

ということで、雨というのもあって今日は一日実家でのんびり。オビ洋書『MASTER & APPRENTICE』も第五章までいっきに進んだよ。ということで、萌えどころをご紹介☆

他のパダワン達は、マスターのお供でいろんな星に行ったり、面白い調査に取り組んだりしてるのに、パダオビちゃんはクワイの命令で、聖堂の図書館にこもり、古代の巻物に書かれた予言を一つ一つ調べて書き写すという退屈なお仕事をしなければなりません。古代の言説の勉強自体は面白くていいのですが、オビにはクワイの言いつけの目的が理解できず、むっつり不機嫌です。(笑) 17才のパダオビちゃんによる、クワイ=ガンへの不満たらたらを翻訳でどうぞ☆ ↓

(なんだってクワイ=ガンは、こんな古代の予言なんぞに興味があるんだろう?)

 クワイ=ガンが聖堂の学者達の中の一人というなら、古代の勉強に時を費やすのが仕事のほとんどだとしても納得がいくだろうが。しかし、少なくともオビ=ワンが知る限り、クワイ=ガン・ジンは現実主義者で、ざっくばらんで、実際的な男であり、それも度を超してそうなのだ。

「理想を抱くのはいいことだが、もし我々がいるこの宇宙の事象のどこにもそれがあてはまらないようなら、そんな理想が何の役に立つ?」かつてクワイ=ガンはオビ=ワンにそのように尋ねたことがある。「私達の信念が教えてくれるものと、現実に生きる人々が必要とするものとが食い違うならば、それは我々が学ぶべき事柄がまだまだ他にあるということではないだろうか?」

 クワイ=ガンがそう言うと、とても高邁な教えを語っているように聞こえる。しかし実際、彼がこういう台詞を吐きながらやろうとしている行為は、もしどうしても必要なら犯罪者から船をちょっぴり拝借するのも厭わないとか、機に乗じて種族の独立運動を成功させるためにはパダワンの一張羅を賭け事の景品として差し出してもよいといったようなことなのだ。

わははは、パダオビちゃん、ご立腹!(笑)

さも高邁なジェダイらしい格言じみた言葉でごまかしながら、クワイのやることといったら、まったくもって現実功利主義的で俗世っぽい実際家な行動なわけで、オビちゃんはどうやらかつて、自分の一番お気に入りのローブをクワイが賭け事の景品に差し出してしまったことを根に持っているようです。

ん? ちょっと待て。

弟子のローブを賭の景品に?? ということは、賭けに負けた場合、オビちゃんはその場でローブを脱がされたのでは!?(爆) そそそそ、そんなっ、まるで二次創作にごっそりありがちな展開が、公式で認定!? ひょおええええええ!!

そして、そんなパダオビちゃんの公式ぶっとび認定が、もう一つ! 調査した古代の予言のノートを持って、クワイ=ガンの部屋を訪れたオビ。あちこちの星で拾ってきた物でごたごた散らかっているクワイの部屋で、マスターと予言について問答をし、クワイの問いかけになんとかうまく答えようとがんばるパダオビちゃんの描写なんですが。↓

「おまえは、古代オルデラン語を学んだことがあるのか?」

「いえ、それほど正確には学んでいません――でも、自分が収集した言葉が何を意味しているかに気づくほどには、わかっているつもりです」

 オビ=ワンは神経質そうに、自分の三つ編みを指先で引っ張った。それから、自分のしていることにハッと気がつき、その仕草をやめた。三つ編みを指で引っ張る仕草は、オビ=ワンが自分でも止めたいと願っている癖だった。

何かプレッシャーを感じると、無意識にパダワン・ブレイドを指で弄んじゃう癖のあるパダオビちゃんですって!?

ぎゃあああ、パダオビ、ギャンかわ/// これまた、二次創作でごっそりありそうな設定じゃありませんこと、奥さん!? すごい、こういった描写はさすが女性作家。それも腐女子のツボをよく知り尽くした女性作家でないと書けないでしょうよvv

んでもって、一方、クワイはカウンシルに呼び出され、カウンシル・メンバーに加入することを勧められます。さすがのクワイも内心とても嬉しいのですが、そこでそのうれしさに水を差す思いが――他ならぬオビのことです。翻訳。↓

 彼(=クワイ)は既に、自分とオビ=ワンは師弟としてはミスマッチだと信じ始めているところだった。もっと前にクワイ=ガンがオビ=ワンとの師弟関係の抹消を主張しなかった主な理由は、そのことがオビ=ワンを深く傷つけるからだ。そして、そんなことになってオビ=ワンが傷心したとなったら、それは彼をパダワンにすると決めたクワイ=ガンに責任がある。ここでカウンシル・メンバーへの誘いを受ければ、自分とオビ=ワンとの師弟関係の抹消は、そうした余計な情のまじらない、合理的な処理の仕方という感じで行われるだろう。オビ=ワンは、おそらく、自分よりもよほど相性の良いマスターの許へ回され、問題は万事解決だ。

 それなのに、なぜ、そう考えることがこれほどクワイ=ガンに、深い喪失感を与えるのだろうか?

なぜかって? それはあなたがオビを愛しちゃっているからでしょうが、クワイ=ガン///

おほほほほ、なんちゅう美味しいシーンなんざましょ/// オビをパダワンから解放することが、「深い喪失感」ですってよ、奥さん、たまりませんわ/// 親子ほどの年の差カップル、クワオビの蜜月小説として、うむ、文句なし!!(笑)