明日から、また出張。今度は東京へ帰省も兼ねた出張で、25日まで名古屋を去りますvv ここ数年、週末に名古屋にいたことが数えるほどしかないよ。東西南北、どこへでも行きやすい地理的条件の良さが、裏目に出てる名古屋在（笑）。
ということで、お仕事もえんやらやと行っておりますが、今日を逃したらもう観れないぞと思ったので、巷の腐女子の間で大評判の映画『T-34』を、109シネマズ名古屋に観に行ってきました！ 巷でなかなかの評判だったので、できたら観たいと思ってたけど、仕事で多忙だったのと、109シネマズ名古屋が個人的に嫌い（駅から遠い、隣がライブハウスでウザい、野っ原のロケーションでまったくムード無い）なので、今まで観なかったんだよね。
これって、1964年制作の『鬼戦車T-34』のリメイクだよね？？ リメイク作品は失敗のジンクスがあるから、どうかなと不安だったのも、今まで観なかった遠因かも。んで、感想いきますと――
新次元って、そーゆーことか！ オッケー！！
って結論デス（笑）。とにかく、最初から最後まで笑ってた/// だって、砲弾のストップモーション＆スローモーションが、もう最高にマンガなんだもん。ロシア映画もマンガになったなあ、なんて感慨に耽っちゃった。嫌いじゃない、むしろ好きなタイプの演出でした。
砲塔がグルグル回って睨めっこするのも、ニヤニヤしながら観てた。これ、絶対に戦車オタクが作った映画だよな！vv しまいにゃ、T-34が、えらい可愛く見えてくるから不思議也。エンターテインメントの戦争映画として、王道をいってるなあ。ロシアの戦争映画としては、少し珍しいか？ むしろ、往年の名作『眼下の敵』に近い味わい。
『眼下の敵』といえば、今回の『T-34』で大人気のドイツ側のイェーガー大佐、透き通るような青い瞳が印象的ですが、『眼下の敵』でクルト・ユルゲンスが演じたドイツの潜水艦長も真っ青な瞳が強烈に魅力的な方でしたよね///
上がイェーガー大佐（ヴィンツェンツ・キーファー）。私は、冒頭の髭ありバージョンのお顔の方が好きだが///
そして、下の画像が、『眼下の敵』のシュトルベルク艦長（クルト・ユルゲンス）。
ドイツ人将校って、金髪碧眼が多そうな大衆的イメージ？（笑）
『眼下の敵』では、アメリカ駆逐艦の艦長がドイツの潜水艦の艦長を助けるヒューマニズムを描きましたが、『T-34』では敢えて非情な最期を、しかし潔く切ない最期をイェーガー大佐に用意しましたな。シュトルベルク艦長はたたき上げのベテランでしたが、イェーガー大佐は「ニコラス？ 俺と同じ名前だ」と喜ぶ詰めの甘いぼっちゃん（笑）だけに、ぼっちゃんな彼の最期の矜持という演出で、たいへんよろしかったと思います///
しかし、脱走しそうな男とわかっていながら、演習直前のT-34の整備に、ドイツ兵が一人も立ち会わないって・・・vvv
ところで、かつて子供の頃、日本映画『二百三高地』でトラウマを負った私としては、クソマジメな戦争映画は観るのが辛くて敬遠でして、もっぱら観るのはエンタメ戦争映画。でも、エンタメ戦争映画には、クソマジメ戦争映画に劣らない大切なメッセージがあると私は考えております――戦争はすべからく政治的で、どんなに大義を背負っても罪深く、人間存在の暗部を示す行為だが、
それでも、そんな戦争のさなかにもフェア・プレイがあったと信じたい・・・！
そういう一念で、エンタメ戦争映画は作られるのだと、思う。
さて、ってなことで、さあ、これで思い残すことなく、明日から出張に入れます。そういえば、昨日、『前田建設ファンタジー営業部』を観た時、007新作『NO TIME TO DIE』の予告のロングバージョンが流れましてね、そこで、Qの家（？）にボンドが例によって予告なく訪れて、
Q「あなた、生きてたんですか？」
ボンド「会いたかったよ、おまえに」
ってなシーンがあるんですけど！！！？（萌悶絶）
まあ、ボンドは女連れでQの家に突撃訪問してくるみたいなんですけど、そこんとこは都合よく吹っ飛ばして、これは何ですか、万が一にも、
やっぱボンドとQが駆け落ちして、このクレイグ版007シリーズはジ・エンドか!?
そんなことになったら、私の心臓もジ・エンドしそうだがvvv
いやあ、早いとこ4月にならんかのお～/// 新年度も始まるけども～。
