新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

新暦で本能寺の変なので、京都へ行ってきた☆

昨日は、夜にEテレをつけながらお仕事してたら、いきなり「麒麟がくる」のメインテーマがオケで流れてきて、「何事?」とか思っちゃったよね(笑)。オーケストラで演奏される「麒麟がくる」、迫力あってよかったですね~。指揮者の方もノリノリでしたね~♪

んで、今日は新暦本能寺の変の当日だということで、私は月曜日というのに、午前中から京都へ行ってきましたよ、奥さん! 有言実行! どうせ行くなら月曜よ、絶対空いてるからvv その読みどおり、新幹線も回った場所も、なかなかにガラガラでした。月曜は美術館や博物館が休館してるからね。それに、今回私が目指した場所は、明智関連とはいえ、どこもそれほどメジャーな観光地じゃないし。

駄菓子菓子、暑い! 今日は名古屋も京都も32度近く気温が上昇というので、ものすごく薄いノースリーブトップスに軽いフレアースカート、短めのソックスにスニーカーという恰好で参りました。それでも暑い。。。

午前11時に京都駅に着き、JRからそのまま地下鉄に乗り換えて、まずは第一番に白川沿いの光秀の首塚へ。東山駅で下車して徒歩3分くらいでした。しかも、路地奥とはいえ、割とわかりやすい場所にある。

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上の写真の奥に見える橋を渡って、ちょっと歩いたところにお饅頭屋さんがあって、その店のすぐ前の路地を入ったところに塚はあるよ。

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桔梗も咲いてました。地元の人の明智への心尽くしですね。

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立て看板は、割と新しい。最近、「麒麟がくる」で人気出ましたから。

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小さな境内の中に入って、パチリ。お花もいっぱい飾ってあって、綺麗にされていて、気持ちがいいですね。お賽銭もちゃんとあげてきました。

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明智の最近の研究についての記事が、貼ってあります。親切ですね。それ以上に、こうして明智が注目されるのが嬉しという、地元の方々の思いが伝わってきますね。

お詣りしてから、またもとの道に戻り、お饅頭屋さんで「光秀饅頭」を2個買いました。これから夕方まで持ち歩くけど、大丈夫だよね?

お饅頭をぶら下げながら、駅に戻りまして、再び地下鉄に乗り、一つ先の蹴上駅で下車。金地院を目指します。金地院には、本能寺の変の後、明智大徳寺に黄金1,000枚を寄付して作らせた明智門が移築されてあるので。

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蹴上駅から南禅寺方面を目指してテクテク歩き、「ねじりまんぽ」を潜るよ~。久しぶりだな、「ねじりまんぽ」を潜るの。

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そのまま琵琶湖疎水の清らかな水の流れる道を歩き続けると、いかにも京都らしい家並が連なってきます。

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そして、着いたぞ、金地院! ここは、天海僧正と並んで徳川政権を支えたと言われる崇伝の住んだ寺院。家康の遺髪を収めた東照宮も祀られている。小堀遠州の作庭でも有名ですが、今日の目当てはあくまで明智門。受付のお坊さんに「明智門を見に来ました」と言ったら、優しく教えてくれました/// お客さんも、ほとんどいなかった。

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じゃ~~~ん、これが明智門だ! ちょっと写真では真っ黒になっちゃったvv お庭の入り口という、恵まれた場所に建ってるんだ、へえ。かなり立派な門です。

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明智門をくぐると、目の前に睡蓮の池が/// お庭をぐるっと巡ると約10分くらい。静かに私も巡ってみます。

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奥の院である東照宮へ向かう参道の両脇には、今を盛りの紫陽花が咲き乱れていて、美しい景色でした♪

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そして、東照宮。おお~、荘厳ですなあ。これはかなり凄いぞ。東照宮をお詣りして、またお庭を巡っていくと、枯山水の庭に出ます。

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鶴亀を模したという話ですが、うーん、そうねえ、うーん(笑)。私はどうも、あまり枯山水の庭って好みではないのであった。暑いし。←関係ない。

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金地院の説明書きもパチリ。それにしても、崇伝の寺院に東照宮があるのはいいとして、なぜそこに明智門をわざわざ移築したんか?? それまであった唐門が豊国神社へ移されたので、明治19年大徳寺から金地院が明智門を買い取って移築したらしい。どうも明治前期は、明智への再評価がはなはだしく、こんなところにもその端緒が見えるようだな。

ということで、その明治の明智再評価の痕跡を見せる、もう一つの場所へ向かいます。今度は地下鉄を乗り継いで鞍馬口へ。鞍馬口駅から徒歩5分ほどの場所にある、天寧寺です。

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応仁の乱が勃発した場所、御霊神社の脇を通って比叡方面にテクテク歩いていくと、辿り着きます。実はちょっと迷った(笑)。御霊神社の奥の住宅街の中を縫って歩いていくもんだから。上の写真、天寧寺の山門越しに比叡山が望めるのが有名ですね。通称「額縁の門」。

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このお寺の境内に、なぜか明智の報恩塔がある。供養塔ではなく報恩塔らしい。いったいなぜ?? 由緒書きの類が置いてなかったので、わからないよお~。1999年の本堂修築中に、須弥壇の天井裏から明智光秀の位牌が発見されたお寺です。この位牌も、どうやら明治期のものらしいんだが。うーん、調べないとわからない。

さて、このあたりで、朝から何も食べないでいた私は、けっこうフラフラになってきた。駅へ急いで戻って、そのまま地下鉄で南下して、今度は四条駅で下車。ともかく何か飲んだり食べたりしないと死ぬと思ったので、地下街のとっつきの星乃珈琲に飛び込みました。

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京都まで来て星乃珈琲かよ、とは思うものの、背に腹は代えられぬ。スフレとアイス、美味しかった。生き返った。この時点で、もう15時でしたんvv

生き返ったところで、そのまま阪急電車に乗り込み、一つ先の大宮駅へ向かう。そうです、本能寺の旧跡へ行くのです。だって、今日は新暦本能寺の変の日だもん。

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駅から徒歩10分くらい歩かないといけない。今ではマンションになってる場所に、石碑がありました。

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こっちも。本能寺の境内はかなり広かったらしく、石碑は角地の二か所に据えられていました。京都市役所前駅近くの本能寺もいいけれど、今日はやはり旧跡の方が訪れるにはふさわしい。

ということで、本日の明智巡り、突発性京都旅は以上でおしまい。本当は、河原町で美味しい夕餉でもと思ったんですが、暑くて頭痛してきて、疲れちゃったので、お土産買ってとっとと名古屋へ戻ることにしました。また来ればいいやと思って。名古屋と京都は近いからね。

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新幹線車中で、オレンジーナを飲んでたら、なんかシートとオレンジーナのカラーがマッチしてて爽やかだよ///(笑)

18:00に帰宅~。光秀饅頭を記念にパチリ☆

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いやあ、よい旅でした。ちょいと頭痛がしてきているけど、やっぱり旅は楽しいな♪ リフレッシュするな♪ 十兵衛様、信長様、今はもう二人で仲良く暮らしていなさることと信じたい。しかし、それにしても、天下の裏切り者と呼ばれ続けながら、本当に各地の明智を偲ぶ塚や供養塔の多さには、改めてびっくりするね!

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本当は、明智を知る人々にとても慕われていたのではないかと思われる、十兵衛様。400年後に、「麒麟がくる」で再評価されて、素晴らしいことではないでしょうか。しかも、決して信長様が悪であったという解釈ではなく、両者の複雑な心情についても再注目されるなんてね。

ということですから、

はよ、「麒麟~」のスピンオフか続編を、はよ!!