新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

学会という名のお祭りを終えて&リメイク版「キャリー」鑑賞

9日、10日と、学会という名のお祭りに参加しておりました。
今回、企画段階から会場責任者となったので、いろいろ大変でしたが、終わってみれば楽しい体験でした。
出席者も地方大会にしてはたくさんいらしていただけたし、懐かしい顔ぶれとの再会も果たせて、また職場の皆との絆もいっそう強めることができました。つくづく、職場に恵まれたなあと思います。

で、本日はその最終日。朝十時から夕方五時近くまで働いた後、毒食わば皿までの精神で、ミッドランドスクエアシネマに向かい、レイトショーで「キャリー」を観てきました。
この映画は、もちろんあのデ・パルマ監督の名作「キャリー」のリメイク版です。

なんだこれは? アイドル映画か? ふざけんな!
……というのが、正直な感想デシタ。まあ、今回は最初からまったく期待していなかったので、ハーロックと違って胸が潰れるような思いはしませんでしたが。(笑)

リメイクというのだから、あのオリジナル版「キャリー」の怖さをよくわかってから制作したのだろうに、なんでこうも怖くないわけ?? 単なるカワイコちゃんが軽いイジメにあってヒーヒー言って、ざんぶり血みどろになって暴走するだけの、青春ライトノベルでしたがな。
死霊のはらわた」のリメイクの時も思ったけれど、最近のホラー映画って、なんなの、こんな薄味で怖がってくれる観客がいるのですかね?? 
この映画で怖がってたら、オリジナル版「キャリー」や「死霊のはらわた」なんて、絶対観れないだろうね。

しかも、「キャリー」は、残酷な虐めと母親からの虐待に神経ボロボロな少女が、最後の最後で一気に爆発する悽愴さと哀切さを表現しなければいけない。今回の女優さんは、可愛らしすぎてミスキャストだったんじゃないかと、がんばって演技してただけに、むしろ気の毒になるくらいでした。
オリジナル版の女優シシーとは、ハマりの度合いが違いすぎて、可哀想だった。

名作のリメイクって、難しいね……という話ではなく、リメイクするならオリジナル版を徹底的に愛し研究してからやれと、そういう話ですわなー。
まったく昨今はいったいどうなっているのかのお〜。
愛の無いリメイクが多すぎて、悲しくなってくる。。。