新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

リーアムがマーロウに!? & オビ洋書でアナオビ

うわわわわ///
シネマニュースから個人的に嬉しいニュースが飛び込んできた!

リーアム・ニーソンフィリップ・マーロウを演じるって!?(嬉)

ちょっと!
凄い嬉しいんだけど!
ソースは、こちら。↓

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170405-00000008-flix-movi

フィリップ・マーロウといえば、レイモンド・チャンドラーが生みだした不朽の私立探偵(プライベート・アイ)として世界的に有名ですが、私は中学生時代にチャンドラーにはまってまして、ミステリ小説で初めて涙を流すという体験をしたのは、チャンドラーの『長いお別れ』だった。
『長いお別れ』は、文学好きの腐女子なら絶対読んでると言われるほどの、ソッチ系の香りのプンプンする、でもバディものではない、なんともいえない名作ですよね♪
ちょっとセンチメンタル過剰な点も無きにしもあらずではあるが、愛すべきハードボイルド・ミステリとして記憶に残る。

大学院を受験するとき、足切り(ボーダーライン)となる英語の試験の得点レベルを上げるために、私は英語の原書を乱読するという受験勉強スタイルを取ったのだけれど、その時に私が選んだ洋書が、チャンドラーでした。
今、本棚をごそごそ探ったら、遙か昔、受験生時代に使った洋書が出てきたよ! ↓

うわああ、懐かしい///
綺麗に取ってあったなあ、私。(笑)
パラパラしてみたら、ああ、こんなに簡単な英文だったっけかなあ? もうちょっと難しかったように昔は感じたもんだがなあ、とか、思っちゃいました。

でも、今回の映画化でちょっと残念なのは、原作はチャンドラーじゃなくて、チャンドラー作品のパスティーシュなんだってねえ。へえ。
まあ、しかし、これもまた随分以前、ダシール・ハメットパスティーシュ作品を映画化した、『ハメット』って映画があって、

ハメット [DVD]

ハメット [DVD]

これがけっこう良作だったから、今回もそこそこ期待出来るのではなかろうか?
まあ、難を言えば、どちらかというと優男系のフィリップ・マーロウを、リーアム・ニーソンみたいなどちらかというとゴツイ系かもしれない男優で、よいのだろうかという懸念があるのかなあ?
とはいえ、リーアムはどこか哀愁漂う、センチメンタルな雰囲気を持っている俳優なので、上手くハマるんじゃないかとも思う。

ということで☆
明日は、『キングコング』を観に行ってきます。(笑)


それでは、ちょっくらオビ洋書。
『WILD SPACE』はベイオビが目玉の小説なので、アナオビは離ればなれなのですけど、それでもあくまでアナオビが前提とはなっていますので、ちゃんとそういうシーンもあります♪
ベイルさんの宇宙船で長旅の最中、オビが後部の寝台で眠っていると、夢に戦闘場面が出てきて、アナキンの船が大破する悪夢を見ちゃうんですね。
で、オビは激しく魘されます。起きてるときは厳しい師匠だけれど、こと意識を失うと、夢の中でアナキンの姿ばかり見て、アナキンの名前を連呼するという、若いママそのものなオビです。
で、その魘されているオビを、ベイルさんが起こしにくるんですよ♪ アナキンからホロ通信が入ったので起こしに来たんですが、来てみるとオビがアナキンの名前を連呼して魘されてるのを聞いてしまうんですね〜。
よろよろしながら、起きてホロ通信に向かうオビに、アナキンがかけた開口一番から、どうぞ。翻訳。↓

「マスター! あなた、どこにいるんです!? 聖堂に通信を入れたら、この船の回線に回されたんですけど!」
「使い走りの用事だよ」オビ=ワンは答えた。「それで、おまえは無事なんだな。どうやって戦いを収めたんだ?」
「無事ですって?」アナキンは驚いた。「あなたは、この戦いの様子を知ってるんですか?」
「もちろん」オビーワンは微笑を作った。声を抑えるよう努めながら。むしろうんざりしているように聞こえるように。「しかし、なんだっておまえは私に連絡してきたんだ? カウンシルではなく」
アナキンは肩をすくめた。ホログラム映像のせいか、その仕草はこころなし、責任逃れをしているように見えた。
「ああ……、習慣的なものです。あなたの任務って何ですか?」

カウンシルではなくオビ=ワンに戦況報告をしたがるアナキン。そしてオビ=ワンが聖堂でつかまらないといって、怒るアナキン。今どこにオビ=ワンがいるのか、知りたがるアナキン。

アナキンがどんだけオビに依存しているか、はっきりわかるシーンです☆

そして、案の定、実はアナキンは戦闘中に致命的な失敗をしていて、カウンシルに報告する勇気がなく、まずはオビ=ワンに泣きついてきたってことが判明してしまうんですね!
クローンウォーズでもあったけど、記憶装置をそのままにしたアストロメクを置いたまま、戦況を離脱してしまい、アストロメクが敵の手に渡ったら大変なことになるって事態です。
翻訳。↓

アナキンの表情は反抗心と後悔が入り交じった混乱を示していた。
「僕、アストロメクの記憶を消去していなかったんです・・・」
オビ=ワンは言葉を失って、彼をじっと見つめた。
「何?」事態の深刻さがオビ=ワンの息を奪った。「アストロメクは我々の作戦プログラムや基地の場所を保有したままだというのか?」
そんな、違うと言ってくれ。こんなことはあり得ない。たしかに、私はこんな事態を招くような訓練をアナキンに対してした覚えはない!
   (中略)
「どうしてそんな馬鹿なことをしたんだ?」
アナキンがオビ=ワンを見やった時、みじめな沈黙が落ちた。アソーカが見かねてホロ映像のフレームに入り込んできた。
「マスター・オビ=ワン、しばしば、作戦をプログラム化したアストロメクは役に立つものですから、今回もつい……」
なるほど、パダワンはマスターを庇っているわけか。彼女はたしかに勇気がある。私が彼女にそれを教えたのだ。しかし、彼女の擁護および言い訳は、何も意味しない。事態を変える力はない。オビ=ワンはアナキンに向かって怒鳴りたかった。ホログラムに掴みかかって、アナキンの肩を捉え、激しく揺さぶりたかった。このバカ、このバカ、このバカ……!
しかし、実際はそんなことはできない。それに、怒鳴りつけることは上手い忠告とは言えない、特にベイル・オーガナが傍で全てを立ち聞きしている今は。胸が張り裂けるような努力をして、オビ=ワンは癇癪を追い払った。
「そのアストロメク・ドロイドを見つけるんだ、アナキン」彼はきっぱりと言った。「我々の首は、ドロイドを無事に発見できるか否かにかかっている」
アナキンは気分を取り直した、オビ=ワンの激しい叱責からこんなにもたやすく逃れることができたことへの驚きを、疑いなく示しながら。疑いなく、機械を助けに行けることを喜んでいた。
「もちろんです、マスター」
疑いようもなく、アナキンはカウンシルにこのことを報告するのを嫌がっているのだろう。
「私からマスター・ヨーダに連絡しておこう……、おまえが掃討作戦に携わっているとな。しかし、アナキン、速く片をつけるんだぞ。時間はほとんどない」
決意を浮かべて、アナキンは頷いた。
「やります。約束します。ありがとう、オビ=ワン」
「どういたしまして」
オビ=ワンは唸った。そしてホログラム装置を切った


長くなってしまいましたが、どうです?

アナキンがどんなにオビに甘えているか、
オビがどんなにアナキンを甘やかしているか、

すごい伝わってくるよね!
失敗をして、オビママに泣きつくアナキン。
それを庇うアソーカ。
アナキンを「バカバカバカ」と怒鳴りつけたいオビママ。

でも、オビママはいつも、他人の前でアナキンを叱ることを嫌がる人なんだよね。アニーのプライドを思いやってくれてる。
だけど、アニーはいつも、そういうオビの思いやりを逆手にとって、怒られそうな言動をわざと他人の前でやるんだよ。そうすれば、オビママが自分を怒れないのを知ってるからさ。(苦笑)
これは、『外宇宙計画』というスピンオフ小説でも同様のシーンがあるので、おそらくスターウォーズ世界では常識のアナオビ設定なんでしょう。(笑)

いやあ、なんともねえ、オビママ、お疲れ様です!
そしてこの後、オビ姫のそんなママっぷりを見てしまったベイルさんが、そのことでオビをからかい始めるというね! 超絶萌えシーンとなりますが、それはまた次回に。