新新・たまんにっき

文学と洋画、アニメ、漫画に萌えるインテリア大好き乙女の気まぐれ日記

光秀きなこ餅 & やはり呼称は「十兵衛」でOK & 染谷信長の泣いちゃう動画

昨日はもう麒麟が来ない日曜日・・・。皆様、いかがお過ごしていらしたでしょうか?(涙笑) しかしっ、ここで挫けてはいけませんぞ! 続編orスピンオフへ向けて、これからが勝負なのです! 数々の修羅場を潜り抜けたオタク(自慢にもならねえヨ)は、本編が終わってからが戦場だとわかっているのです。ほら、SWとか、「T-34」とか、ネ(笑)。絶えることなく萌えを続行して行けば、いつの日か、きっと必ず、またも長谷川十兵衛光秀に会えましょうぞ/// その時はぜひ、染谷信長も回想シーンでご一緒に///

ってなことで、昨夜はえぐえぐ泣きつつ、光秀のきなこ餅を食べながら惰性で大河ドラマを流してました。楽しみにしていた「ダーウィンがきた」のキノコ特集が流れてしまったので。。。

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どうでもいいが、このきなこ餅のカラーリング、すごく可愛くない? 卵の黄身みたいな地の色に紫色の桔梗紋の取り合わせが、とってもラブリー♪ しかも、大きい包紙の方では、信長様の木瓜紋がピトッと桔梗紋にくっついてるじゃ~~ん/// かわゆし☆

うまうま食べながら「青天を衝け」を観てたら、冒頭――「こんにちは、徳川家康です」。

・・・ブホッvvv(きな粉を盛大に噴き出すワタクシ)

ちょ、なんですか、このNHK教育番組みたいな構成は!(爆笑) 年表のパネルまで!! ええ~、学校の授業みたいな大河ドラマやねえ。私は麒麟ロスなので、「青天を衝け」は、「見守るだけぞ」(by 正親町の帝。笑)ですが、あ~、しかし先週の「麒麟~」の最終回のしんどさに比して、これまた実に晴れやかなハッピー・スタートな今回の大河ドラマですね。

さて、で、本日はラボへ出勤してお仕事してたんですが、早速にアーカイヴに行って、光秀=荒深小五郎説が載っているという、江戸時代の随筆『塩尻』を借り出してきました。

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借り出せたのは、明治40年に刊行された活版印刷の合本(付箋のように見えるのは栞なので安心してね)・・・なんですが。

ちょ、『塩尻』って全100巻もあるんかいっ!?(驚)

ぎぇえええ! 合本なので、全100巻を2巻に収めているんですが、それでも上下二段組で相当な量ですよ。これは、全巻読み通すのに、予想していた2時間じゃ足りんわ、3時間はかかる。しかしっ、やるっきゃない!

一応、各巻の冒頭に簡易目次がついてはいるんですけど、経験上、ちゃんと本文にも目を通さないと、目的の記事が別の記事に紛れて書かれていた場合、見逃す確率が高くなるんだよねえ。しかも、下巻に付属している索引が、全然使えねえvvv 何の役にも立たない索引で、怒っちゃうヨ。

うんうん唸りながら、やっぱり3時間くらいかかって、一応ざっと目を通しました・・・のですが、え? 

どこにも荒深小五郎(本文では荒須又五郎という記述になっているらしいが)の記載がないよ~??

どうなってんの? 私の見落としか? うーん、おかしいなあ。明日にでももう一度、再読してみるかあ。

疲れたので『塩尻』の再読は後回しにして、今度は『信長公記』をざざっと読んだ。ラボでは発掘できなかったので、これもまたアーカイヴで借りだしてきた(汗)。そうしたら――

あっ、こりゃ、「光秀」じゃなく「十兵衛」が通常使用だわ♪

明智光秀」と呼ぶ箇所はほとんどない。あっても、惟任になってからの「日向守光秀」の例で、ほとんどが「明智十兵衛」呼びになってることが確認できました。「麒麟がくる」の呼称は、『信長公記』に拠ってるようだね。

ということは・・・と或る予感を抱いて、次に『絵本太閤記』を読んでみました。

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そうしたら、推測どおりでした(笑)。『絵本太閤記』は、反対に「十兵衛」という呼称はほとんど使ってない。「光秀」を常用している。

「光秀」呼びの犯人はおまえかっ、『絵本太閤記』!(爆)

つまり、江戸時代に広く読まれた読本である『絵本太閤記』が、「十兵衛」よりも「光秀」という呼称を人口に膾炙させて、それが現在に至っているわけだな。なるほどねえ。まだ『明智軍記』は読んでないけれども、人口膾炙率からいったら、『絵本太閤記』だろうから、これで謎は氷解したかな?

ちょっとスッキリしましたところで、なんと、公式が染谷信長の泣き顔総特集動画をUP!? ひょえええ、何してくれはんの、公式さん!!

こんなん、また泣いてまうやないのっ///(号泣)

各地のドラマ館もたいへん盛況のうちに、めでたく閉館となったようで、「麒麟がくる」は本当に終盤になってからの追い上げが凄まじかったね!

・・・いやあ、しかし・・・こんな染谷信長の動画を見せられると、ほんまに、ほんまに、

きっちり責任とれよ、十兵衛!

と、思っちゃいますよね。「責任とは?」って、ことだけども(笑)。天海説で出家したのって、死しても十兵衛に未練が残って幽霊になっちゃって、「牡丹燈籠」のお露ちゃんみたいに夜な夜な訪問して来る(それは、もしかしてもしかしなくても、夜這いvv)信長様から、必死に身を護るための十兵衛の最後の手段、だったりして(笑)。